下北沢といえば、演劇とファッション、そして、スープカレーの街に。それくらいスープカレー激選区になっています。そのなか殴り込みをかけた注目の店が早くも行列の絶えない人気店になっていました。
スープカレー「路地裏かりぃ侍.」
北海道に6店舗を展開していて、７店舗めでついに東京初進出を果たした「路地裏スープカリィ侍（サムライ.）.下北沢店」。 評判がよかったので、向かいました。徒歩圏ないですがもちろん、わんこはお留守番。利用できるテラスなどはありません。
・住所 東京都世田谷区北沢3丁目31-14
・営業時間 ランチ11時30分～15時30分（L.O.15:00） ディナー17時30分～22時30分（L.O.22:00）
・メニュー チキンと一日分の野菜２０品目 １４５０円ほか
・TEL&fax 03-5453-6494
場所は北口から一番街商店街へ。ちょっと住宅街に入ったところにあります。
5月の昼下がり。
土地勘あるのに２０分迷った、の巻。
下北沢にはいくつもの商店街があります。場所を説明すると、商店街を抜けた商店街をさらに抜けた先の商店街にある、というわけのわからない説明になります。わかりやすさでいえば、成徳学園の鎌倉街道から一番街商店街に入るパターンがわかりやすいかもしれません。同じ商店街にはスープカレーの人気店「心」があり、左に曲がれば松尾貴史さんの店「般若」（シャバシャバ系）、右に曲がれば東京に広めた人気店「マジックスパイス」があるというスープカレー激戦区。オーナーがあえて勝負かけたなあ、と分かるお店です。
カウンター席に座る
店内は木目調のアンティークなたたずまい。お客さんがいたので写真は撮りませんでした。座ったのは４席のカウンター。ボックス席のほか座卓もあったりしておもしろいレイアウトになっています。座卓は人数多めのときワイワイやるのにいいかも。写真はトッピングのメニューです。今回唯一の心残りは右隅に映っているラムのハンバーグ。ラム好きにはたまらないらしいんです。ん～ザンネン！
メニューの頼み方
というのも写真↓を失敗してしまい・・・ 
初めてでしたが、よどみなく注文できたので再現します。
店員 お決まりですか？
── はい。侍.スペシャルでスープはレギュラー、
辛さは５辛で、ライスはＳＳ。
あとラッシーもお願います。
店員 チキンはパリパリかやわらかいのがありますが？
── パリパリで。
店員 ラッシーはいつお持ちしますか？
── すぐで大丈夫です。
という具合。カレーの種類からはじまり、スープ（４種類）、辛さ（１０段階）、ライス（ナシからＬＬまで６段階）という流れで選びます。家族や妻、恋人に一目置かれたいときは予習を！
侍.スペシャルに撃沈！
侍スペシャルはカレーの種類のなかでは最も高価な一品。チキンをパリパリかやわらかキャベツ、ニンジン、ジャガイモ、きくらげ、かぼちゃ、ごぼう、なす、ピーマン、レンコン、大豆、ブロッコリー、パプリカ、コネギ、ヤングコーン、ホールトマト、大根、タマネギ、おくら、あと日替わり野菜(何が入っていたんだろう）。
ラッシー。
侍.スペシャル 野菜の量がスゴイ！
ごはんＳＳ、ザンギ（から揚げ）、ブロッコリーです。
ごぼうが太い
北海道十勝地方の天ざるには、よくこの太いごぼうの天ぷらがのっています。たぶん、同じ種類と思われます。
んまい！
野菜のなかではブロッコリーが印象にのこりました。ブロッコリーをこんなに美味しいと感じたのは４６年間生きてきたなかで初めて。結局、ごはん半分と穀物のじゃがいも、にんじん、かぼちゃは炭水化物的に残しました。あとは完食！味は甘！辛！旨！の３段階が食べるたびに口の中に広がります。本当に美味しい。お腹いっぱいになりました。ライスなしでもいいくらいでした。辛さ５も辛い好きの自分にはぴったり。３くらいがちょうどいいと思われます。あ、唐辛子入ってました。唐辛子で調節しているのかもしれません。
さいごに
ふつうのスープカレーとはちがい、うま味とこくたっぷりでドロドロスープ。ニンジンタマネギ香味野菜を煮込んだブイヨンがベースになっているので糖質制限的には微妙かもしれません。にんじん、かぼちゃ、じゃがいもなどの炭水化物系の野菜を交換する（注文時にいえば他の野菜にすることが出来ます）、ごはんは「なし」か「ＳＳ」。なしで物足りなければ、ラムのハンバーグ、チキンを追加すると満足できるはずです。「マジックスパイス」や「心」とはまったく違うスープカレー。この日は近所の主婦たちが大勢ランチタイムに立ち寄っていました。テイクアウトもＯＫ。一度は味わう価値ありますよ。
ごっちゃんでした♪
（日々つむ編集部みっちー）
