入院したらボケるの? 家族が入院 長生きしよう(人)

【健康】入院するとボケるの?家族ができることを考えよう

投稿日:2015-06-22 更新日:

旅行中の両親から連絡がきて会うことになった(@1102tvみっちー)。3泊4日でいく「新幹線で日本一周する旅」、というなんだかすごいパッケージツアー。待ち合わせは帝国ホテル。東京駅からホテルまでのタクシー料金もツアー代金に含まれているという。そのタクシーの車内で父にとってはショックな出来事があったらしい。ボケの不安を感じている方、その家族のかたの参考になれば幸いです。

中高年×ボケとの付き合い方

その1もうダメかもしれん

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銀座で火鍋をウリにしている店で食事。久しぶりの火鍋にテンションがあがる息子たちに対し、なんだか口数が少ない父。すぐにその理由が明らかになる。

── なんか元気ないんじゃない?

父 さっきタクシー乗ってきたべ?その料金、払ったのにもう一度払おうとしたのさ。

── ボケた(笑)

父 ・・・もうダメかもしれん。

── えっ?

父 本当にボケてきたかもしれん。最近物忘れがひどいのさ。

── まだ71じゃない。大丈夫だよ。

父 むかしと全然ちがうんだ。旅行もこれで打ち止めかもな。

── そりゃあ若いころとくらべたらそうだけど、年を取ったらボケていくのは当たり前じゃない?ボケを楽しむくらいの気持ちでさ。

父 ん・・・。

その2血管1本まちがってるんじゃないか

実は父は病み上がり。生まれてはじめて手術をして1か月ほど入院していた。いまも血尿が止まらずお腹が手術前に比べてぽっこり出てしまっている。その理由を父曰く・・・

父 つなぐ血管、1本間違ってるんでないかとおもうんだよなあ。

とのこと。それはない。と心の中で否定しつつ病気のことがいまも弱気にさせているのだとわかってきた。正直こんな父はあまり見たくない。入院生活を想像してみた。入院前はカラダをよく動かしていた父がベッド生活になる。想像しただけでカラダも心も窮屈そうだ。

その3入院するとボケるのか?

「医知場」というサイトに興味深い医師によるエッセイがあった。

そのタイトルは「入院すると、ボケるんです」

何とか微妙なバランスで毎日を過ごしていた高齢者が、病気で入院した途端に認知症がひどくなるケースを経験することがよくある。つまり、入院した途端に、ボケてしまうのだ。

(中略)

入院すれば、生活の環境が大きく変わる。病気で体が不自由な上に、点滴につながれ、ベッドでの安静が続けば、隠れていた認知症が一気にあふれ出す。

出典:「医知場」

父に当てはまるケースのような。ボケてはいないとしても環境の変化によって心とカラダのバランスが崩れてしまうのだ。代謝の流れもわるくなっているはず。言葉の端々からまだ頭がはっきりしているうちに「終活」をしておきたいというメッセージが伝わってくる。

その4写真は撮らないで!

そして、何度目かの相続の話になる。

母 姉ちゃんとはケンカはしないでね。

── (キタ)

母 ほんとちゃんとやってくれている(姉一家)・・・

父 入院してるときも助かったわ。

── うん、わかってるよ。だいじょうぶ、ぜんぶ(財産は)譲るから。こっちでやってくから。

客商売をしていて、モメるケースを見てきた両親にとって例えわが子だろうとモメると思い込んでいるらしい。モメない家なんてない、というのが持論なのだ。

食事を済ませ店の前で写真を撮ろうとすると顔を隠し、頑なに拒否された。

── なんで?

母 もう遺影以外は撮らないの。

「写真は魂を吸い取られる」という迷信を信じている? 旅行中も一切写真は撮らなかったという。目に焼き付けきたから、といいながら新幹線から富士山が見えたときに爆睡してしまった話をきかされた。

その5さいごに

両親は今が最高で、その最高がいつ終わるのか、に不安を感じているという。贅沢といえば贅沢な悩みかもしれない。ボケの恐怖とどう向き合うのか。当人はもちろん、家族もかんがえ話し合っておくべきではないだろうか。元気なうちに。

ちなみに新幹線を乗り継ぐ3泊4日の旅。その感想はひとこと「疲れた」でした。

(日々つむ編集部みっちー)

 

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