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家族が認知症と診断されたら?認知症と生きる人の声に耳を傾けてみよう

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NHKが配布している認知症キャンペーンのポスター。『聞こえてますか?「認知症と生きる」わたしたちの声』と題し、認知症と生きる当人の言葉が直筆で綴られています。もし認知症と診断されたばかりの家族がいたら?認知症になった人の声に耳を傾けてみてください。

認知症の現実

厚生労働省が2015年に発表した資料によると認知症の人の数は2012(平成24)年で約462万人、 早期の予備軍を含めると約400万人。合わせて862万人、65歳以上高齢者の約4人に1人が認知症の人又はその予備群とも言われているそうです。
(引用:厚生労働省
4人に1人、これが現代日本の現実です。では認知症と診断された本人は?

いま日本では、認知症と告知された人たちが「数年で何もわからなくなる」「徘徊を繰り返すようになる」といったマイナスの情報に打ちのめされ、ひとり絶望の淵に立たされてしまう“早期絶望”が問題となっています。

(出典:ハートネットtvブログより)

認知症の人の言葉

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これは2015年暮れに放送された「わたしが伝えたいこと〜認知症の人からのメッセージ〜」に寄せられた声をもとに本人の声を社会に伝えるポスターにしたもの。

認知症になった21人のことばです。

 

・「認知症の人」は「普通の人」です
・私たち抜きに私たちのことを決めないで!
・腫れ物に触るように接しないで!
・うまく言えないけど話したいことは沢山ある
・何かして欲しいわけではない。ただ普通に生きたい
・認知症になっても人生は終わらない
・忘れちゃうけど今なんとかなっている
・おれは「(名前)」だ
・認知症患者と呼ばないで。認知症と共に生きる人です。(英語付き)
・不便ではあるが不幸ではない
・自分も役立っているんだって思いたい
・出来ることを奪わないで。出来ないことだけサポートして!!
・徘徊ではない。目的があって歩いている
・社会とつながる場があると自信が持てる
・「認知症なの」「あっそうなの」それくらい普通に
・誰かと話したい
・叱らないで笑って許して
・ゆっくり待ってくれればできることはたくさんある
・お医者さん、私の顔を見て話して!!
・自分が壊れていく不安に押し潰されそうです
・認知症と診断されただけでポイっと捨てないで

イメージとは違うことばの数々。わたしはちょっと驚き、考えさせられました。「早期絶望」と向き合いながらも前へ進もうとする希望が詰まっています。

ツイッターでは認知症の心象風景を綴ったこんな漫画が紹介されています。

みている景色が違うことに気づかされました。家族が悩むことも当たり前なんですね。

認知症と家族が向き合う映画「しわ」

数年前話題になったスペインのアニメ映画「しわ」。認知症をテーマに扱っています。スタジオジブリが日本に紹介し、DVDの販売も手がけています。


スタジオジブリの高畑勲監督はこうコメント。

「しわ」という作品で、アニメーション映画の持つ可能性がまたひとつ広がった、とわたしは思っています。元になっているコミックスがまずそうなのですが、この映画は、誰もが無関心ではいられないが、そのくせ、できれば目をそらせていたい老後の重いテーマを、勇気をもって扱っています。
わたしはひとりの老人として、人間として、そして一アニメーション従事者として、映画「しわ」に心から敬意を表します。

(出典:スタジオジブリライブラリー「しわ」より)

さいごに

いかがでしたか。家族が認知症と診断されたとき、このポスターのことばたちを思い出してみてください。絶望ではなく、希望の光を見出してくれることを願っています。
ポスターはこちらから入手できます。

(日々つむ編集部)

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