高いもも肉よりむね肉で十分美味しいと思える魔法の商品が出ました。
味の素が満を持して食卓に送り出した「お肉やわらかの素」。
この粉をお肉にまぶして待つこと5分置くだけで、劇的にやわらくなってしまうというのだ。いやなった。やわらかいどころか、ジューシーにもなったぞ!
お肉料理の悩み
味の素が調査した「肉料理で困っていること」の結果がこちら。
2.冷めたときに固くなる
3.調理時に油がはねる
4.火の通し加減がわかりづらい
5.調理器具が汚れる
(出典:味の素)
確かに。噛み切れずゴムを食べているような肉に出会うとガッカリする。唐揚げも、むね肉よりもも肉の方がうまいし。でも、もも肉高いし!
では「肉をやわらかくするもので効果があるもの」アンケートでは?
・パイナップル
・ヨーグルト
・赤ワイン
・塩こうじ
(出典:味の素)
などがあがっていた。だいたい聞いたことあるものだ。しかしCMでは?
キウイが肉をやわらかくするものとして登場。キウイ?聞いたことがないぞ。
というわけで、味の素の「お肉やわらかの素」とキウイで、どちらがやわらかくなるか比べてみた。
調理開始
用意するのはむね肉。
キウイ。
お肉やわらかの素。用意するのはこれだけ。シンプルに鶏胸肉のソテーでいただく。
キウイバージョンを調理してみる
キウイは2時間、お肉やわらかの素は5分、なのでキウイから調理することに。
輪切りにしたキウイを鶏むね肉に2時間漬け込む。切れ目を入れたり叩いたり、塩コショウを振ったりしていない。
2時間後。
焼いた。キウイも一緒に。そのままキウイは食べられずもったいないのでソースにしようかと。で。
バターを入れてみた。
煮詰まってきた。
醤油を入れてみた。
できた♪
食べた。
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すっぱ!
やってちまったよおまえさん。
目的は固い肉がやわらかくなるかだけなのに余計なことをしてしまった。
キウイの酸味が強烈で確認できない。極力、ソースを落として食べてみると、あらま、たしかにやわらかくなっている。
では、お肉やわらかの素はどうなのか?
お肉やわらかの素の実力は
キウイを焼く5分前。素を仕込む。
素を小さじい1杯、むね肉にまぶしてなじませる。あとは5分間おくだけ。
弱火で焼く。
出来上がり。塩コショウもふっていない。では、食べてみよう。
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やわらかあ〜い♪
しかもジュウ〜シィ〜。お肉やわらかの素の実力にびっくり。
やわらかくなる仕組みは?
②ほぐされた繊維の隙間に細かいでんぷんが入り込む。
③入り込んだでんぷんが肉汁を抱き込んで逃さない。
(出典:味の素)
ということらしい。
オススメの使い方
(出典:味の素)
冷えてもやわらかいので弁当にぴったり。
余ったお肉を保存するときも冷凍する前にまぶしておくと、やわかいお肉で調理できる。
でも、一番なるほどと思ったのはハンバーグ。
タネを作る時に混ぜておくとふっくらジュ〜シ〜な仕上がりになる。
さいごに
この手のものは正直あまり期待していない。美味しいな、と思っても使わなくなってしまうから。ドレッシングの類が冷蔵庫の肥やしになっているようにね。でも、このお肉やわらかの素はイメージを超える画期的な調味料だった。楽チンだし、まさに魔法の粉。試しに、むね肉を使った唐揚げを作って弁当に入れてみてほしい。きっと、おいしいリアクションが返ってくることまちがいなし♪キッチンに立つ人の強い味方になってくれるぞ。
PS:キウイでやるときは肉とのバランスで量を最小限にしないとモッタイナイ。キウイさん、ごめんなさい。
(日々つむ編集部)