イギリスの全国児童虐待防止協会(NSPCC)がポケモンGOをめぐり、子どもたちが安全に遊ぶためのガイドを公開した。
海外では事件に巻き込まれたケースも報告されている。子供が遊びたがっているけれど、本当に安全なのか不安に感じている保護者も多いのではないだろうか。翻訳してみると基本的だが知っておいて損はない内容だった。参考にしてほしい。(※誤訳御免の超訳でひとつ)
ポケモンGOとは?
ポケモンGO(Pokémon GO)は、スマホのゲームアプリでポケモン(ポケットモンスター)と呼ばれるかわいい生き物を捕まえて交換したりバトルしたりして収集するゲーム。現実とインターネットの世界がクロスする「拡張現実」を使った最初の人気ゲームだ。GPSとカメラを使ってスマホの画面をみると、実際の映像にポケモンがいるように見える。
すでにアメリカやオーストラリアで大旋風をおこし、世界中で話題になっている。
保護者がポケモンGOについて知っておくべきことと、子供達が安全に使い続けるための方法を紹介しよう。
では、もう少しだけ基本的なゲームの内容を把握しておこう。内容を知らないまま使わせるかジャッジするのは子供も納得しないだろう。
ポケモンとは?
ポケモン(ポケットモンスター)は小さな生き物。モンスターボールと呼ばれる球状のアイテムを使い、ポケモントレーナー(子供たちの肩書き)が捕まえていく。
ポケモンは強さなどの能力が異なる様々な種類がいっぱいいて、いろんな場所に潜んでいる。
ゲームの目的は、多くのポケモンを捕まえることと、ポケモンマスターになるためにあなたができる限り多くの「ジム」を獲得することだ。
ポケモンジムとは?
ポケモンジムとは、ポケモントレーナーが訓練し競うことができる、現実の世界と連動して配置されている建物のこと。通常、公園や教会、記念碑のような公共スポットに設置されている。
ゲームの地図は、実際のグーグルマップの位置情報が使われていて、実際に生活している場所にポケモンがいるかのように見せてくれる。
モンスターボールとは?
モンスターボールはポケモンを捕まえるために使われる球状のアイテム(装置)です。
ポケモンに向けて投げ(画面上でスワイプ)、それが当たることでゲットできます。
ポケモンずかん
ポケモンずかんは捕まえたポケモンのデータを格納しておく場所。
ポケモントレーナーは、いろんなポケモンを捕まえ、ポケモンずかんを埋めていかなければなりません。
では、ここからが本題。ゲームのリスクを理解しておこう。
おもに4つあげられる。
1.顔も知らない不特定多数の人に出会う
たくさんの人と一緒に遊ぶ仕様なので、通常は見知らぬ人とも出会いやすい。保護者は、子供に同行しない限りどんな人に会うか知ることができない。
2.身体的な危険がある
こどもがゲームをしていることを忘れるのは簡単だがどこにいるか常に注意する必要がある。すでに安全でない場所に誘い込まれたなどの事例が報告されている。
3.たくさんお金をかけることができる
支払いオプションを指定せずにセットアップすると、一回につき£79.99(1万2千円くらい)まで課金できる。ほかにいろんなアイテムをその都度かんたんに購入することができる。
個人データにアクセスする
ポケモンGOは、最初の設定で個人情報を要求する。子供の誕生日や電子メールアドレスか、ソーシャルメディアのアカウントのどちらか。親は自分の個人情報を使って、から個人情報を送らなくていい手続きができる権利をもっている。
日々つむ編集部では、これからも親目線のポケモンGOを記事にしていきます。
<おぼえておくメモ> ポケモンGOはこれまでの3DSなどのゲームとちがい、現実の世界が舞台。外に出て歩き回るゲームなので見知らぬ人に会ったり知らない場所に足を運ぶ可能性が高いことを知っておく。
(日々つむ編集部)