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ビールで血糖値は上がらない報道…血糖値測定器で測ってみた結果「ウソ」でした

投稿日:2016-12-26 更新日:

ども。最近空腹時血糖値も高めで、ゆるい糖質制限も限界にきてるかな〜と悩む48歳です(@1102tvみっちー)。今年の健康診断の結果をごらんください。


△空腹時血糖値、168。ダメダメです。3か月間の血糖値平均・ヘモグロビンA1cも7.5と悪化。去年までは正常値に近い数値でコントロールしていただけに残念すぎる結果となりました。もう薬を飲んだほうがいいのか、糖質制限をもうちょっと厳しくして続行したほうがいいのか、年の瀬に悩みがつきません。

そんなわたしにとって気になる記事が。


△ビールは血糖値を上げないかもしれない、という記事。

「ビールで血糖値は上がらない」という見出しのインパクトがありすぎて、結論以前に、斜め読みした糖質制限中の飲兵衛たちが「ビールって血糖値を上げないから飲んでもいいんだぜ」などと得意げにビールを追加注文する光景が目に浮かびますね。


△わたしも、ビールといえば糖質0だけを徹底していました。本当に普通のビールが血糖値を上げないなら飲んじゃいますよ。糖質0ビールより普通のビールのほうが美味しいですもん。

というわけで、仕事中ではありますが実際に普通のビールを飲んで血糖値を測ってみることにしました。

ビールで血糖値は上がらないって本当?実際にビールを飲んで血糖測定器で測ってみた

ビールを飲んで30分後の血糖値

空腹時血糖値(食事を摂っていない状態)がこちら。
△183。高い。本来であれば、目標にしている食事後の数値です。糖質のグラム×3で上昇していくので、20g以内でおさえると血糖値の上昇は60。空腹時120、食後180というイメージを食事を摂るように心がけています。これがゆるい糖質制限。

では、ビールを飲んで30分後の血糖値をごらんください。

△212!おいコラッ、血糖値が29も上がってるじゃねーか!

飲んだのは、この缶ビール。


△サントリーのプレミアムモルツ350ミリリットル。アルコール度数5.5%。んまい!ちゃんとビールの味がします。ビール風とはやはり違いますね。

栄養成分です。

△血糖値を上げる項目は「100gあたり糖質3.8」の表示。350ml缶なので糖質15.2gになります。わたしの場合、×3で上がっていくので理論上、血糖値は45.6上がる計算。今回の測定値では29でした。だから血糖値は上がらない?

んなわけあるかーい! 350mlのビールで血糖値は29も上がるんです(わたしの場合)。病院の検査では空腹時にブドウ糖を摂取して血糖を計りますが、ブドウ糖のようにビールをも上がるです。ビールで血糖値は上がらない?いや上がるんです。

1時間後の血糖値はこんな感じ。


△210。・・・210!ビールで血糖値は下がらないんです!

「ビールで血糖値は上がらない」記事の内容

記事の冒頭にはこう書いてあります。

忘年会シーズン、ビールを飲む機会が増えると気になるのが「血糖値」。「ビールは血糖値を上げる炭水化物(糖質)を多く含む」と言われていますので、血糖値のことを考えると控えたほうが良い気がします。

ところが最近、驚きのウワサを聞きました。なんとビールには人間が利用できる炭水化物がほとんど含まれておらず、飲んでも血糖値が上がらないというのです。

ビールを飲むと血糖値が上がるからこそ、炭水化物(糖質)を減らしたビールが人気だったり、代わりにハイボールを頼む人が増えたりしているのに、一体どういうこと??

その真相を調べてみると…。確かに、ウワサを裏付けるデータがあることがわかりました。でも良く良く調べてみると、「ビールで血糖値は上がらない」とまでは断言できないという、なんとも中途半端な結論になってしまいました…。

(出典:ビールで血糖値は上がらない?ウワサの真相を調べてみた

▽注目はこのくだり。

確かに、ウワサを裏付けるデータがあることがわかりました。でも良く良く調べてみると、「ビールで血糖値は上がらない」とまでは断言できないという、なんとも中途半端な結論になってしまいました…。

どういうことなのでしょう。中途半端な結論というのは、まだ「ビールを飲んでも血糖値を上げない可能性がある」ということでしょうか。

炭水化物と利用可能炭水化物

記事のカギを握っているのは、文部科学省の食品成分データベース

ここで「ビール」を検索すると栄養成分が表示されます。炭水化物はわたしが飲んだプレミアモルツとほぼ同じ3g以上あります。しかし、その上の部分にこんな表示が。


(食品成分データベースのスクリーンショット。このデータベースは、文部科学省が開発したものであり、試験的に公開しているものです)
△炭水化物(利用可能炭水化物、糖アルコール)の表示。これをクリックするとこうなりました。


(食品成分データベースのスクリーンショット。このデータベースは、文部科学省が開発したものであり、試験的に公開しているものです)
△「利用可能炭水化物」のところ、「Tr」(トレース)と表示されています。ごく微量で炭水化物はほぼないという意味です。炭水化物は糖質と食物繊維の合計。糖質制限中の人には常識ですよね。

じゃあ利用可能炭水化物とはなんなのか?記事中の情報をもとに炭水化物成分表を作った文部科学省のページを引用します。

炭水化物を構成するでん粉や糖類は、その種類によって栄養学的意味は異なりますが、これまで日本食品標準成分表にこれらの成分値が収載されていなかったために、日本人における摂取量等の推定や、摂取基準の策定に必要な研究が進まなかったことが、厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」で指摘されています。また、国際的にも、炭水化物を従来の差引き法(全体から水分、たんぱく 質、脂質、灰分等を差し引いた残りを炭水化物と見なして算出する方法)ではなく、実際に含まれる各成分を積み上げて求めることが推奨されています。このため、主要な食品について分析や推計を行い、利用可能炭水化物(でん粉、糖類)、糖アルコール、有機酸の成分値を「炭水化物成分表編」としてまとめました。

(出典:日本食品標準成分表に関するQ&A)

記事では、「炭水化物=糖質+食物繊維」のうち、「糖質」のことを「人間が利用可能な炭水化物」をさすとのこと。だとすれば、プレミアムモルツに記載されていた「100gあたりの糖質3.8」とは、利用可能炭水化物なのかそれとも・・・。このへんがちょっと曖昧です。食物繊維ということなんですようか。じゃあ、プレミアムモルツの「糖質」表記は?

ビールに関してまとめれば、「でんぷんみたいな、人間が利用できる炭水化物の量をきちんと調べてみたら、ほとんど入っていなかった」ということのようです。

(出典:ビールで血糖値は上がらない?ウワサの真相を調べてみた

食品成分データベースに記載されている「利用可能炭水化物」がほぼゼロ(Tr)だったことを根拠に「ビールで血糖値は上がらない」という記事にしていることがわかってきました。その上で、記事では専門家に取材しています。どこぞの大手メディアとは違ってちゃんとしてますね。

 

専門家の意見

取材先は日本糖尿病学会研修指導医の山田悟氏(北里研究所病院糖尿病センター長)。糖尿病の専門医です。

Q)食品標準成分表の改訂により、例えばビールの利用可能炭水化物量がほぼゼロとされました。つまり、ビールは血糖値をあげない(もしくは、ほとんど上げない)ということだと理解して良いのですか?

はい。その通りだと考えられます。私もこの改訂をうけて、自分でビールと低糖質食(糖質をあまり含まない食事)をとった前後で血糖値を調べてみたら、ほとんど変化がなかったので驚きました。

(出典:ビールで血糖値は上がらない?ウワサの真相を調べてみた

一方で、こうもコメントしています。

Q)しかし食品標準成分表を見ると、ビールでも種類によっては利用可能炭水化物が含まれる、となっていますね

そうですね。銘柄によっては利用可能炭水化物を含むものもあるようです。例えば07年に発表されたオーストラリアの研究(※1)では、ある銘柄のビールを飲んだところ、同カロリーの白パンの半分程度ですが、血糖値が上がったことが示されています。銘柄によっては利用可能炭水化物を含むことが考えられるので、盲目的に「ビールでは血糖値が上がらない」とは言い難いと思っています。

(出典:ビールで血糖値は上がらない?ウワサの真相を調べてみた

自分で試してみたら血糖値は上がらなかったけれどビールの種類によっては上がるかもしれない、とのこと。血糖が上がるかもしれない根拠はオーストラリアの研究。

だとすると、プレミアムモルツは血糖値を上げる銘柄なのかもしれません。飲みすぎに注意というテーマとズレた話に展開しているのが残念です。「ビールで血糖値は上がらない」という結論からの話ならわかるのですが・・・。

まとめ

「ビールを飲んでも血糖値は上がらない」という夢のような話は、現時点で眉唾です。根拠は350mlのプレミアムモルツを飲んで測定した血糖の数値。ほぼ30上がりました。一気飲みや大量飲酒は血糖値が急激に上がる可能性がありとても危険です。

利用可能炭水化物が0だからといって血糖値が上がらないわけではないとみられます。ただし、銘柄によっては血糖値が上がらないビールはあるかもしれません。そんなビールがあるなら出会いたいものです。一刻も早く。

少なくとも、現時点でビールって血糖値が上がらないらしいよといいながら「とりあえず生」と言っちゃう血糖値高めの人にはこの記事を見せて、きっぱり全否定していただきたいと思います。


△プレミアムモルツはウマイ。糖質を気にしない人はゴクゴク飲んじゃってください。誕生秘話はこちら

ビールにもいろいろ種類があります。「ザ・プレミアム・モルツ」は「ピルスナータイプ」という種類。ピルスナータイプはチェコ共和国のピルゼンという街で生まれたビールで、しっかりとした味とコクが愛され、世界で最も多く飲まれています。
世界一愛されているピルスナービールの中でも最も美味しいビールをつくりたいという醸造家の熱い想い、それが「ザ・プレミアム・モルツ」の誕生のきっかけでした。

(出典:おぴねっと

可能性があるのは、ピルスナータイプ以外ということでしょうか。

(日々つむ編集部)

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