犬を家族として迎え入れるとき、事前にトイレをしつけられている場合とそうでない場合があります。しつけられている場合でも、トイレの場所を教えなければ失敗しがち。
何かと「しがち」だった犬編集長は実家で3ヶ月間、ママと5人きょうだいで過ごし、トイレをちゃんとしつけてもらいました。が!
それでもやっぱりなんども失敗しました。なんどか、ではなく、なんども。
失敗するのは当たり前だと思って拭き取りやすい床にしたり、トイレスペースを準備するなど犬種やサイズに適した住環境を整えることが必要になってきます。
成犬を新しい家族として迎え入れたときも同じ。トイレのしつけは迎え入れた当日から一週間がとても大切です。
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目次でサクッとおさらい
トイレトレーニングが必要な理由
庭などの外で飼っている人はトイレトレー二ングの必要はないかもしれません。実家の犬も外飼いだったのでトイレトレー二ングした覚えがありません。
しかし、外飼いでもトイレトレー二ングをしておいたほうが万が一の時に役立ちます。東日本大震災、熊本大地震でも経験した愛犬の被災問題。トイレトレーニングをしておけば、ほかの被災者に迷惑をかけずにトイレをさせる可能性が高まります。
ペットホテルや友人に預けたとき、旅行の道中やホテルなどの宿泊施設でも心配の種が減りますのでトイレトレーニングすることをオススメします。
最大のポイントは、叱らないこと。
粗相する=叱られる=トイレは悪いこと
この悪循環だけは避けてください。粗相をしたら黙って掃除するだけ。根気よくトレーニングを重ねれば絶対にうまくいきます。決して「バカ犬」と諦めないでください。
諦めなければ、失敗ではなく糧、経験です。
トイレトレーニングの流れ
トイレトレーニングは、子犬を迎え入れたその日から始まります。
ステップ1:トイレの場所を作る&基本配置
迎え入れる前日までに、寝床とトイレの場所を決めて準備しておきます。
ちなみに・・・
△現在部屋で利用している犬編集長のトイレ
元々は寝室でしたが今はトイレ専用です。一般的なトイレの作りとは異なっていますので、「こんなやり方もあるのか」と参考程度に眺めてください。
基本配置はこうです。
△一般的に推奨されている犬のトイレ付きハウス
柵(サークル)で囲って犬が落ち着ける個室をつくり、その中にベッド(クレート)とトイレ、水飲み場を設置します。犬は狭いところのほうが安心します。敵の襲来に備えた本能です。
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では、一般的なトイレトレーニングに移ります。
ステップ2:トイレの場所を教える
犬はとてもキレイ好きです。犬編集長は先ほどのトイレスペースで用を足すとき、絶対に同じ場所にはしません。シート交換ができない夜は、器用に小や大の跡を避けて空いているスペースを探して用を足します。スペースが無くなると入り口から顔と前足を出して用を足すことも。そこしかキレイなスペースがないからです。
はい、しません。それでも根気よく、ここがトイレだよと教えていきます。
ステップ3:褒めるor掃除
やり方はシンプルです。
・成功したら→褒める
・失敗したら→黙々と掃除する
これだけ。ここまでやってことをまとめると?
・トイレの場所→作る
・成功したら→褒める
・失敗したら→黙々と掃除する
たった、これだけ。褒めるときはおやつをあげてもいいでしょう。
・トイレ=おやつをもらえる
シンプルですがこのトイレトレーニングを最初の1週間、根気よくが続けることが大切になってきます。
ステップ4:ペットシーツを減らしていく
△初日はサークル内全面にペットシーツを敷き詰めます。
△その後、日を追うごとにトイレシーツを徐々に減らしていきます。
ゴールは、寝床とトイレの境界線をきっちりさせた犬のハウス。完成させるまでは根気よく続けます。
では、流れをまとめます。
トイレトレーニングの流れ
↓ペートシーツを敷き詰めたサークルに入れてトイレを促す
↓「ちっち、ちっち」などと掛け声をかけてもいい
↓クレート(寝床)に入れる。
↓なるべくクレートのなかでトイレをさせないよう見張る
↓クレートから出したあとトイレスペースに誘導し排泄を促す(しなければ3分程度で諦める)
↓正しく排泄したらおやつなどのごほうびをあげたり、撫でたり声をかけたりして褒める。
↓サークル内のトイレスペース以外の場所で排泄しても怒らない
↓他の場所でやった場合はすみやかに掃除、消臭する
↓クレート(寝床)に入れる時間を徐々に増やしていく
難しく考える必要はありません。排泄しそうだなと思ったらトイレスペースに誘導する。ちゃんとできたらごほうびをあげるなどして褒める。それだけで大丈夫です。改めて整理。
・失敗したら叱らずに黙って掃除する
これが最もおさえておきたいトイレトレーニングの基本になります。
初めの1週間は、クレートに入れる時間を長くしないこと。長すぎると我慢できずにクレート(寝室)のなかで用を足してしまいます。
キレイ好きのワンコにとってはあまりいいことではありません。ただ、クレートに慣れさせることはお留守番がちゃんとできるようになるなどのメリットもあります。悩ましいところですね。
トイレの回数とおすすめの時間帯
犬編集長は、頻フンです。朝散歩で1回、夕方散歩で1回、夜寝ている時間帯1〜2回のペース。排尿はお散歩のマーキングを含めると10回以上はしてます。
子犬(パピー)の頃は、食事のあとや一緒に遊んだあとがおすすめのトイレタイムになります。人間と同じですね。
犬編集長は失敗した
と、今まで偉そうに解説してきましたが、この一般的なトイレトレー二ング、犬編集長は失敗しました。寝床とトイレの境界線が曖昧だったからです。
パピー時代、トイレトレーニング中の様子がこちら。
△通常ペットシーツに長居するのはありえません。匂いをかぎながらグルグル回るなどの事前行動のあと、用を足したらすぐに出てきます。
なのに、なぜ止まっているのか?理由は境界線が曖昧で戸惑っていたから。一般的なしつけを望むかたは決して真似をしないでくだしあ。
4歳になったいま、部屋にあるのはトイレスペースのみ。勝手に入り、用を足しています。寝床は自由。人間と一緒に寝ています。夜トイレをして戻ってくると、掃除をしてくれと顔を舐めて起こしにくるのが悩み。起きないと諦めて寝るのですが毎回なので疲れます。
一般的なしつけに成功するとお留守番ができる子になる可能性が格段にアップします。犬編集長は一般的なしつけに失敗したので心配しましたが、お留守番できる子になってくれました。たまたまかもしれませんが助かってます。
サークルについて、ムツゴロウさんはこんなアドバイスを送っています。
サークルの件ですけれども、これは動物行動学をまったく知らない
素人のトレーナー、それから自分は動物の専門家だ、何十年やってきた、という人たちが
安易に動物行動学の言葉を使うんですね。
信用しないでくださいね。テリトリーというのはその動物が生きていくために必要中十分なものが含まれている
空間なのです。餌場があり、水場があり、斜面があり遊び場があり、子育てをする場所がある、それをひとつのひっくるめた空間としてテリトリーというんですね。サークルの中に何がありますか?
遊びがありますか?餌は来ますけれども、それは与えられるだけで餌場じゃありませんね。
こんなものはテリトリーなんていう風にいうのは、まったくの間違いで学問的にも
ゼロ、というよりもマイナスと思ってくださいね。私は、サークルをとりはずすことをおすすめいたします。
無用の物ですね。
病気になったときとか、どうしてもあまり活発に動いたらその動物に悪影響がある、というようなときにはサークルは非常に役にたつんです。でも普通に生きていくときには犬には必要がないものなんです。
テリトリーといいますけれども、犬はですね、人間といっしょに生活しているんです。
それで、餌とか水とか、そういうものは人間に与えられて人間に依存して生活しているんですね。
ですから、人が住んでいるところ、そこで生き生きと行動することが一番よいことだと思います。それで、まず犬を飼育してやらねばならないことは、「気持ちを切る」ということなんです。
それは、遊んでいるとき、それから一緒に生活をしている時に自分が必要でないと
思った時には「やめ。」と言うんです。
「もういいよ。」これを犬に教えるんです。僕の犬たちは、僕を大変好きですよ。
普通の人より好きかもしれませんね。
ですけれど、私が椅子に座って「やめ」と言いますとほとんど近寄ってこないですね。
そして、自分たちの生活をしています
(出典:ムツゴロウ動物王国のブログ)
確率論的にいうと、サークルではなく自由に生活させるとお留守番ができない子に育ってしまう可能性は高くなるのは事実。ただ、犬の数だけ個性があるようにトイレのしつけ方も正解は1つではない、と感じています。犬編集長は飼い主の生活スタイルに合っていて現時点で困ったことは何もありません。
クレートに慣れていると車での移動や一時預かりやペットホテルにも安心して預けられるようになるので一般的な方法でトレーニングされることをおすすめします。今は持ち運びにも対応しているクレートがあります。室内だけでなく車内や出掛けたときにも使えるので慣れさせてしまえば一緒に行動する幅も広がるでしょう。
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ポイントまとめ
・できなくても叱らない
・失敗した場所は掃除のほかに消臭もする(匂いを残さないため)
・微妙に外すときはトイレシートを1、2枚増やす
(犬編集長は常時4枚くらい敷いてある)
・犬編集長はトイレをするたびに起こしにくる
(日々つむ編集部)
※個犬の意見であり、個犬差があります。
現在も使っているペットサークルはこちら。
△トイレ専用になってます♪
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