犬と暮らそう 食べていいもの

【旬レシピ】愛犬はイチゴ(苺)を食べても大丈夫?キシリトールとシュウ酸の注意点まとめ

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コレ美味しい♪と思ったものは愛犬にも食べさせたい。旬を意識してOKなもの、NGなもの、作り置きのちょい足しメニューなども紹介しています。
今回は、イチゴです。

“犬編集長”
イチゴは大好物だYO!

犬は苺(イチゴ)を食べていいの?

結論からいうと、犬はイチゴを食べても大丈夫です。


△喜んで食べます。でも、イチゴでいちばん甘い先の部分だけ。

先の部分以外も一瞬においをかぎましたが、舐めることすらしません。

いちど味をしめるとグルメになるので潰してあげるなどして与え方を工夫してみてください。

旬は?

旬カレンダー
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

ハウス栽培も増えて年中食べられるようになりましたが、冬から春にかけてが旬の時期です。露地モノなら5月と6月が旬。

栄養は?

おもな成分はこちら。

・ビタミンC
・アントシアニン
・ペクチン

栄養的にもイチゴは与えたい果物になりますね。

ビタミンC

風邪予防や美肌効果を期待できるビタミンCが豊富。同量ならレモンと同じか上回るほど。実は犬は体のなかでビタミンCを生成できます。そのため食べ物で摂取する必要はないという意見もありますが、基礎代謝が落ちたシニア犬や体が弱っているときには手軽な補給食材となってくれます。

ちなみに、人間は大ぶりのものなら5,6粒ほどで1日分のビタミンCを摂取できます。

アンシアニン

アントシアニンは赤い色素。ポリフェノールの一種です。抗酸化作用があるので老化防止や眼精疲労にも効果を期待できます。

葉酸

貧血気味のときに摂りたい成分の鉄や葉酸も含まれています。また、人間と同じでコラーゲンの生成を補います。

皮膚トラブルを抱えているワンコは意識したい成分になります。

量は?

ざっくり、1粒なら与えてもOK。

先のほうしか食べない犬編集長のようなワンコには、つぶして与えれば喜んで食べてくれるはずです。

小型犬にそのまま与えるのは喉に詰まらせかねないので気をつけてくださいね。

注意するポイント

専門家やメディアによっては以下の成分が含まれているので注意が必要と指摘しています。

・シュウ酸
・キシリトール

含まれているのはシュウ酸とキシリトール。

シュウ酸は尿路結石症などの結石の元になるものです。人間が発症すれば激痛を伴うことでも知られています。

シュウ酸が含まれる食材は与えないほうがいいとされてきた時期がありました。現在でもほうれん草などシュウ酸が含まれる食材は与えないほうがいいと指摘する専門家もいます。

イチゴの場合は微量で、含まれているからといって食べていけないというのは大袈裟という意見が大勢を占めています。どんな薬でも量を間違えれば毒になる、ということです。

尿路結石症について、参考になった記事はこちら

昔は、シュウ酸の多い食物を食べない、カルシウムを減らすなどと言われていた時期もありましたが、犬の場合はほうれん草や小松菜以外にシュウ酸が多い食物を多量に摂取する機会がなく、食事によるシュウ酸の摂取と結石の関連性は少ないと言われています。
予防には、シュウ酸が腸で吸収されて血液中に入る前に、腸内でカルシウムと結合させ便として排泄させること、消化が良くミネラルバランスの良い食事をとることが必要です。

(出典:ナチュラルハーベスト

キシリトールも同じです。天然の成分はイチゴなどの果物はもちろんレタス、ホウレン草などの野菜にもキシリトールが含まれています。

しかし、それは微量。人間の場合、肝臓でも生成されるもので存在自体が毒ではありません。

歯の健康にいいとされてガムになるくらいですしね。ただ、犬にとってキシリトール入りガムは危険です。

FDAの報告書によると、キシリトールは人間には安全だが、犬が大量に食べるとすい臓から多量のインスリンが体内に放出される。インスリンは糖分を細胞の中に取り込んでエネルギーに変える働きがあるが、どんどんインスリンが出てしまうために、急激に血糖値が下がり、肝細胞が壊死(えし)する肝不全を引き起こす。

食べてから30分以内に嘔吐、ふらつき、虚脱、けいれん、発作などの症状が現れ、最悪の場合は1日以内で死に至る。FDAは「キシリトールは犬にとって致命的な毒になる」という強い表現を使って食べさせないよう求めた。(出典:Jcastニュース

イチゴとは比べものにならない量のキシリトールがガムには含まれています。

多量のキシリトールを体内に取り込むと、血糖値が急激に下がりいわゆる低血糖の状態になります。人間でも低血糖になると昏倒して意識を失うケースがありますよね。

キシリトールの取りすぎは命の関わりかねない成分で絶対NGです。2粒で体調を崩したという報告もあります。

キシリトールによっておこされる低血糖はブドウ糖のもとになる食事が同時に与えられていると起こりにくいようです。逆にいうと単独でキシリトールを食べた場合、食べた量が少量でも危険だと考えられます。一般的なキシリトール入りのガムには1粒に約0.6gのキシリトールが入っています。2粒のキシリトールガムでもう1.2gです。中毒を起こす用量や条件などはまだはっきりしませんが、犬にキシリトールは食べさせない方が良いでしょう。

(出典:埼玉県獣医師会
量も問題ですが、単体で食べた場合に、より危険性が高まるようです。

イチゴは、犬編集長レベル(3.7キロ)で1粒なら問題はありません。

イチゴのレシピ・与え方

イチゴは洗って、フレッシュのまま与えるのが一番です。ビタミンCは熱に弱いので調理すると栄養を損なう恐れがあるからです。

もちろん食べやすい大きさに切るなどしてサイズを調整してください。

ヨーグルトイチゴ

便秘気味のワンちゃんにはヨーグルトイチゴもおすすめ。
与えるときは、もっとイチゴをちぎって細かくします。

量も調整して、与えた分は主食を減らしましょう。

 

犬とイチゴ、まとめ

・イチゴは食べてもいい
・ビタミンCが豊富でカロリーも低い
・おやつに与えるなら1粒程度

(※量は犬編集長・トイプードル・3.7キロで換算)

“犬編集長”
イチゴのヘタは取り除いてちょーだいYO!

※犬編集長のトイプードル(3.7キロ)の目線なので、犬種やサイズによって量などは異なります。

(日々つむ編集部)

犬と食べ物について

ワンコに与えるすべての食べ物に共通する基本です。

・どんな薬も量を間違えれば毒になるように食べていいからといって食べ過ぎては意味がない!
・果物は熟したものを!
・酒類はたとえ一滴も絶対NG!









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