長らく使っていたウィンドウズに別れを告げ、マック(マクドナルドじゃなくアップルのほう)に乗り換えたのは2年ほど前。機種は・・・忘れたので画面左上のリンゴマークをクリック。さらに「このマックについて」を再びクリック。
こんなん出ました〜
機種はMacBook Pro Retina 13-inch、Early 2015(以下マック)でした。知識がないまま、知人のアドバイス通りに購入を決めたこのマック、いつの頃からかディスプレイが汚くなっていきました。
普段から持ち歩いていて、これ1台で仕事をしていますのでまさに生命線です。
この汚れの原因はなんなのか?先日、仕事先でたまたま隣に座ったマックユーザーがわたしのディスプレイを見て一言。
「それ、コーティング剥がれてないすか?」
コーティングのないマーブルチョコ・・・ベトつくし
コーティングのないエクレア・・・ただのシュークリームになるし
「コーティング剥がれてないすか?」のあと、調べてみると無償交換の対象機種である可能性が出てきました。その足で表参道のアップルストアへ。予約なしで行ってきました。地下鉄ならA2から徒歩0分です。(ただしA2出口は長い階段が待っているので足が悪い方は注意)
結論からいうと、電話で無償交換が決定しました。アップルストアなのに電話?どういうことか、その流れをまとめましたので参考にしてください。
アップルストアへ行く
アップルストアへ行き、案内係に「コーティング云々」の話を伝えると予約してないので最速の相談は2時間後とのこと。案内係にディスプレイを見せてコーティングの無償交換かどうかだけでも知りたいと粘りましたが、わからないとのこと。一般的な話として、無償交換の対象になっている機種なのかどうか聞いても粘りましたがダメでした。どうやらマニュアルがしっかり整っているようです。
無償交換になった場合のスケジュールを聞くと4〜7日かかるとのこと。2時間後までは待てなかったので1週間後に再予約しました。そのときに無償交換の対象ならマックをそのまま預けることにしました。仮で。
仮というのは、最長7日かかる修理期間がどうしても6日しか取れず、別の方法として電話のほうが早いかもしれないと聞いたからです。
アップルケアへ電話をかける
アップルでは故障などのサポートセンターはアップルケアといいます。問い合わせてみました
アップルケア
サポートセンター
0120-277-535
(受付時間9:00~21:00 年中無休・無料)
電話をかける前に用意しておくものが2つあります。一つは冒頭で紹介した機種やシリアル番号がわかるページ。シリアル番号でアップル側に個人情報が伝わるのかもしれません。あとは、時間です。オペレーターにいきなり20分くらいかかりますと言われます。何を聞くことあるんだろうと疑問に感じましたが、ほとんどが待たされる時間でした。待たされる時間はまちまち。1分のときもあれば、3分のときも。「○分ほどおまちください」を細かく刻んで待たされます。
で、ようやく終わったと思ったらこう言われました。
「あとはスペシャリストにつなぎますのでしばらくお待ち下さい。○○(名前)が担当しました」
アイベッグ ユア パードゥン?
スペシャリスト登場
最初の担当者、おそらくアルバイトのオペレーターにひとしきり聞かれたあとは、上の階級のスペシャリストが登場します。
Apple Storeを訪れるお客様が私たちの製品をもっと活用できるように、知識を共有し卓越したカスタマーサービスを提供しましょう。新しくオーナーになったお客様には製品を使い始めるためのお手伝いを、すでに使っているお客様には迅速で効果的なサポートをするのが、サービススペシャリストです。あなたはAppleがお客様との強固な関係を確立し維持することに貢献し、それが私たちの成功へとつながる大きな力になります。
(出典:Apple採用情報)
スペシャリストは、顧客と最後まで責任をもってやりとりをしてくれる人物。オペレーターの段階で解決できない問題を解決までフォローに導いてくれるアップルのサポートスタッフです。心強いですね。で。
このスペシャリストの方に代わった時点で、無償交換の対象が確定していました。何が原因なのか?リコールの対象レベルの話ではないのか?アレコレ聞いてみましたが、お茶を濁されました。ただ画面を拭くときにアイテムが関係しているような気がしています。なぜならオペレーターの段階で画面を何で拭いているか聞かれました。
「赤ちゃんのおしりふきです。アルコールが入ってなくて肌にも優しいんですよ」と即答。時間をおいて「やわらかいもので拭いているということですね」で、話は終わりました。
そして、スペシャリストのときにも何で拭いているか聞かれました。原因につながる?質問で聞かれたものがコレだけ。調べてみると、macは通常のOA機器の掃除スプレーやアルコール入りのウェットティッシュ、メガネ拭きなどもNGのようです。現時点で画面に問題がない人も気をつけましょう。
で、わたしは赤ちゃんのおしりふき。ノンアルコール無香料のアイテムでディスプレイが剥がれ落ちたとすれば、赤ちゃんのおしりよりmacの画面のほうが敏感ということになります。
今後スペシャリストとはいつでも連絡が取れるようになります。メールで内線を伝えられるからです。
最長7日問題
無償交換の対象であることはわかりましたが、問題は修理に要する時間です。すぐにではなく、1週間後からでも予約はできないとのこと。工場に届いた順番から順次修理していくシステムで優先的に修理してくれることはないそうです。受け渡しはすべて運送会社がやってくれます。
ここで大きな問題が生じました。
運送会社が受け取りにきてから4〜7日で届けにくる
わたしは6日が限界。木曜日に引き渡して翌火曜日には引き取りたい。でも、4〜7日としか約束できないとのこと。マニュアルで仕方のないことかもしれませんが、とても困りました。
最悪水曜日の午前中ならと妥協案を示しましたがダメでした。7日になりますが時間は指定できないとのこと。さらなる妥協案として、届け先を仕事先に変えてもらえばなんとかなるかもしれないと伝えましたがそれもダメ。代車ならぬ代機種は用意してないのか、などありえないお願いも即座に却下。
さらに、スペシャリストとして、申し送り事項を添えて早めることはできないのか、など食い下がりましたが結論は変わりませんでした。
現実にはほぼ届くような気もしますが、万が一届かなかったことを考えて何をしても確約はできないのでしょう。「たぶん大丈夫」などと言わなかったことは逆に好感が持てました。
届かなかったら買う
できることは限られています。今回無償交換のために空けた6日間は二度とないレベルの長さ。チャンスを逃したら汚いディスプレーのまま壊れるまで使いつづける未来が見えています。こちらの考えを伝えました。
これしか方法がありません。その日のうちに修理を受け付けた旨のメールが届きました。
△修理費用は0円。これで、わたしのMacBook Pro Retina 13-inch、Early 2015は、ディスプレイ画面のコーティングが剥がれる仕様の機種で無償交換になることがわかりました。
無償交換への流れが割とスムーズで、どんな状態になっているか目視で確認することもなかったのでよくある症状なのでしょう。
MacBook Pro Retinaを使っている方で汚れが落ちない方、無償交換の対象機種に該当するかもしれませんよ。
続報
修理に出したMacBookが3日間で届きました。ここからは推測になりますが、スペシャリストが申し送りをしたのか、お盆の時期だったことも手伝ったのか、無事仕事に支障が出ることなく修理が完了しました。
こういう対応を含めたすべてがブランド力につながっているのだと思います。日本のメーカーはダメダメですもんね。
(日々つむ編集部)