「寝ている時間より椅子に座っている時間のほうが余裕で長いんですよね」というと、鍼灸師の先生が中国で話題になっているニュースを教えてくれました。
長時間座っていることは最も死に近づく近道。つまり、死にたければずっと椅子に座っていればOK。そんな研究結果が中国で発表されたというのです。こちらの画像をご覧ください。
もう見ただけで、体に悪そうなことが起こりそうです。長時間椅子に座っているとカラダに何が起こるのか、中国のニュースサイトの情報をまとめてみました。
異変1臓器障害
心臓病
脂肪の燃焼は少なく、血液の流れはゆっくりになります。すると脂肪のまじったドロドロ血が心臓へ。負担がかかり心疾患の発生率は倍増します。高血圧も誘発させます。
糖尿病
体を動かすと筋肉のエネルギー消費によって血糖は下がります。しかし、2011年の研究では、座りっぱなしによってインスリンの作用不全が進行すること(糖尿病まっしぐら)がわかった、ということです。
大腸がん
座りっぱなしによって、結腸直腸がん、乳がんおよび子宮内膜がんのリスクを増加します。理由は明らかにはなっていませんが、定期的な運動は、潜在的にがん細胞の死滅につながる、天然の抗酸化性を高めることができるとみられます。
異変2筋肉の変性
たるんだ腹
立ったり、移動したりするとき、お腹の筋肉を使います。しかし、椅子ではお腹の筋肉は使われません。本来、人間のカラダは座るための骨格ではないのです。
固くなるお尻
柔らかいお尻は、カラダのバランスを維持するのに役立ちます。しかし、長時間座ることでお尻は固くなります。股関節もかたくなり歩幅を短くなります。研究では、股関節の活動低下は、高齢者が転倒発生する主な原因であることがわかりました。
腰
お尻の筋肉は長時間の座り仕事に慣れ固くなってきます。それはカラダのバランスを不安定にして腰にも負担をかけます。
異変3下肢機能障害
冷え性
長期間座っていると、血液の循環が悪くなります。冷えや足のむくみの原因にも。最悪の場合、足首の静脈瘤から(深部静脈血栓症とも呼ばれる)危険な血の塊ができることも。
骨
ウォーキングなどの運動は、下半身の骨を鍛えてくれます。、しかし、運動をしないと骨は成長せず、骨粗しょう症の原因に。
異変4頭や首の問題
脳
血液や酸素の流れが悪くなるので脳の機能が低下します。血の塊りが脳に飛んで重篤な症状を招くことも。
肩こり
猫背などの姿勢も拍車をかけて硬直した筋肉が肩こりを招きます。
できること
股関節のストレッチ
とにかくこまめにカラダを動かすこと。テレビを見ているとき、コマーシャルの時間だけ立ち上がって歩く、などのルールを決めてもいいでしょう。働いているときはは、30分毎ごとに交互に座って立つ運動を繰り返します。
これ、気づいたんですが毎日エコノミークラス症候群の予備軍になっているようなものですね。
気づいたら椅子から立ち上がって少しでもいいから体を動かす、座っているときも姿勢をよくする、を心がけましょう。
(※誤訳御免です)
(日々つむ編集部)