体調を整えるツボ「関元」について、鍼灸の先生に今すぐできるセルフあんま法を習いましたので紹介します。
ポイント1関元とは?
関元(かんげん・kangen)はヘソの下、親指をのぞいた指4本分にあります。
毎度みっともない腹ですみません。
焦げている場所が関元です。
太っていても指4本分ですね。
先生曰く「元気にかかわるツボ」。臍下丹田(さいかたんでん・saikatanden)ともいいます。五木寛之さんも養生法の一つとして大切にしているツボですね。(五木寛之さんの養生法に関する記事はこちらです。) 寿命の長さや陽の気(心臓、腎臓、脾臓)に関係が深く、いわゆる不老長寿のツボと呼ばれるほど最も大切なところになります。このツボをないがしろにして健康にあらず、といってはいいすぎでしょうか。 鍼やお灸を毎日するわけにもいきません。そこでオススメは「関元あんま法」です。
ポイント2実践「関元あんま法」
やり方はとてもシンプル。今すぐ老若男女問わずだれでも実践できますよ。
その2「摩擦で熱を感じた手を関元にのせる」
その3「関元を中心に時計回りに押しまわす」
手の熱を感じなくなったら、また1から繰り返します。コレを最低でも100回以上。ホルモンのバランスがよくなるので、シミやクスミなどへの美容効果も期待できますよ、と仰っていました。
個人的には五木流の呼吸法と併用するのもアリではないかとおもいました。
五木流腹式呼吸~呼吸も、運動も、下腹部を意識するだけでよい。「重心は下に」と声を出してつぶやけば意識はそちらに向く
吸うときに腹部を引っ込める。吐くときは、出来るだけ長く深く吐く。そのとき、下腹部に圧力をためる。
下腹部のヘソ下三寸は「臍下丹田(さいかたんでん」と呼ばれている、とのことですがわたしが特別養生灸でやった関元と同じ場所だと思われます。本書では「臍下丹田=「気海」と綴っていますが私が習った気海は別の位置。丹田の指2本分、上のツボになります。まあ呼吸法のはなしなので、下腹部を意識するだけでいいとおもいます。その臍下丹田に重心を据えるのが五木流の腹式呼吸法。腰痛が和らぐなど様々な効果があるといいます。東洋医学では肝といわれるくらい大事な場所。「開元」や「気海」はこれからも意識していきたいですね。
記事はこちらです。
まとめ
関元は意識しなければどんどん衰えていきます。出っ張ったお腹が証明しています。近頃流行りの体幹にも通じるツボ。関元が弱れば腰も悪くなる、冷え性になり、便秘になる・・・。いずれにせよ副作用はゼロのはずですから試してみる価値はあるとおもいます。東洋医学に触れることは自分のカラダと向き合うこと、ということがわかってきました。対話をおろそかにせず、一歩ずつでも健康的なカラダを取り戻していきたいですね。
原因不明の体調不良に悩まされている人にはオススメですよ〜
(日々つむ編集部)
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