飴ちゃん、舐める?
これがすべての始まりだった。さりげなくスタッフゆうきちから差し出された飴ちゃん。彼女は大阪人なので飴のことを飴ちゃんと呼ぶ。ありがとう、と礼をいって受け取る。レモン味やで。ふーん。舐めた。
すっぱ!
あかん!口から出したい。ダメ!ころす気か!大丈夫だから。何が大丈夫じゃ!すっぱすぎ・・・あれ?甘くなってきた。やろ?
これがスーパーレモンキャンデーとの出会い。
スーパーレモンとは
「レモン味」の中で最強。これまでのレモン味とは何だったのか。
商品のイラスト。
Ohジーザス!と同じテンションだとおもわれる。よほどのことがないと口にしない。よほどのことが口の中でおきたとおもわれる。
おきたとおもわれる。
酸っぱいなど何一ついわずにくれた、スタッフゆうきち。
その狙いはただ一つ、スッパ顔を見ること。小言ばかりの上司、何もしない夫、お高くとまっている女友達・・・。小さな復讐をするチャンスだ。ただし、スッパ顔を見るためにはいくつかの条件がある。確認しておこう。
その1教えないこと
たとえ、相手がスーパーレモンキャンデーの存在を知っていても安心してほしい。大切なのはただの飴を装ってわたすこと。
飴ちゃん、どうぞ♪(にっこり)
くらいでいい。飴ちゃん=糖分とって少しほっこりしてネという優しさの一粒であることを匂わすのだ。飴をもらう側はどうせ種類など気にしていないのだから。
その2臨機応変に対応しよう
別の飴を用意しておいて、一緒に飴休憩をとるふりをするのもアリ。間近でスッパ顔を見るためだ。そのための努力は惜しんではならない。まちがっても超酸っぱいよ、などと事前に言ってもいけない。ハードルは下がれば下がるほどよろしい。万が一、包装紙を見て「スーパーレモン?」と呟いたら「うん、レモン味みたい」「ビタミンC補給して」くらい言ってあげよう。バレてなければ「甘さ控えめだよ」もベター。逆にちょっと甘いんだよと印象付けられる。舌は「甘い」を意識している。確実に振り幅は広がる。
その3場所ではなく高さ!
さあ、飴さえ舐めてくれたらこっちのもの、と安心するのは早計。あまりの酸っぱさに相手はどんな行動をとるか。読めないからだ。リアクションは相手のパーソナル次第。だが、大丈夫。最大公約数を教えておこう。
ズバリ!顔は上を向く。
酸っぱいとき、まっとうな人間ならうつむかない。下は向かないのだ。だから位置取りは、右でも左でもなく斜め上がいいだろう。
その4シャッターチャンスは最初の数秒!
キャンデーの構造を確認しておこう。三重構造になっている。超酸っぱいのは表面のパウダー部分。薄いのがわかるとおもう。時間は限られている。
シャッターチャンスは、最初の数秒。スッパ顔を写真におさめたいなら肝に銘じてほしい。
その5もしリアクションが薄かったら
ごく稀に何事もなかったように舐め終える人もいるだろう。考えうる原因は3つ。
- 企みがバレていて、やせ我慢している
- 仕事に集中して気付かない
- 味覚障害
もし3であれば健康に関わる。タイミングを見てもう一度キャンデーをあげてみよう。それでもリアクションが薄かったら・・・。事実を打ち明け病院での診察をすすめてはどうだろうか。
いかがだっただろうか。
昔懐かしいスーパーレモンキャンデーは今も現役。家族や職場、そしてちょっとした寄り合いのお供にもオススメしたい。