腸内フローラとは、腸に住む細菌の集まりのこと。この腸内細菌が元気かどうかが美と健康のカギ。なんと糖尿病の改善にも効果を期待できるというんです。糖質が気になっている人は知っておいて損はありません。外食のメニュー選びにも生かせますよ。
ガッテン式糖尿病改善も腸内フローラ
糖尿病持ち(編集部みっちー)なので予告編から注目していたNHKためしてガッテン「食べて糖尿病大改善! 医師も驚がく最新ワザ」(2015.6.10放送)。
観終わった後の感想は「なんだ、食べる順番かよ」。
食物繊維を先に食べて血糖値の上昇をゆるやかにするメカニズム。でも、違いました。実はガッテンも腸内フローラを生かすアイデアだったんです。腸内の細菌を元気にするために食物繊維の中でも水溶性のものを推奨していました。・・・水溶性?
なぜ水溶性食物繊維なのか?
水溶性の食物繊維をとるべき理由、それは血糖値を下げる効果を持つ腸内細菌のエサだから。引用します。
最新の研究で、腸内細菌の中に、糖尿病を改善させるすごいパワーを持ったものがいることがわかってきたんです。ですから、その「糖尿病をブロックする腸内細菌」に元気になってもらい、血糖値が下がりやすい体質を手に入れちゃおうというワケ。
「おい、インスリン出しやがれ」とすい臓に指令を送る種類の細菌が腸内に住んでいるというのです。で、その菌の大好物が水溶性食物繊維。そこでガッテンが推奨した新ワザが「菌のエサになる一品を加える」こと。食生活すべてを腸内フローラを意識したものにかえることは難しいですが、新たに一品加えるダケなら出来そうな気もがしてきます。
水溶性食物繊維を多く含む食べ物は?
ガッテンで紹介していた水溶性食物繊維が多くふくまれる食品はこちら。
ゴボウやたまねぎなどの根菜類、キノコ類、ひじきやわかめなどの海藻類、納豆やオクラなどねばねばする食品です。他にも、白米を大麦入り玄米ごはんや五穀米に換えるなどでも十分な水溶性食物繊維をとることができます。ただ、根菜類の中でジャガイモなどのイモ類には糖質が多く含まれるため、注意が必要です。
さらに、食べる順番も大事。水溶性食物繊維を含んだ一品の後は、魚を食べること。インスリンを出すサポートをしてくれます。水溶性食物繊維→魚→炭水化物を心がけましょう。
外食で実践してみよう
スープカレーで復習。
下北沢「路地裏カリィ侍.」の20品目野菜カレー。
コネギ、キャベツ、きくらげ、ヤングコーン、ホールトマト
↓
チキン
↓
ニンジン、ジャガイモ、かぼちゃ、
↓
ライス
こんな感じ。葉物野菜よりブロッコリーやオクラ。サラダの前にフローラサラダを食べるくらいのイメージです。
3行まとめ
- 腸内細菌が糖尿病を改善
- 菌のエサになる水溶性食物繊維を含む一品を食べる
- 食べる順番を意識する
いかがでしたか?順番はフランス料理だと思えばわかりやすいかも。ただし、パンは後で。美容にもダイエットにも効果が期待できる、腸内フローラのチカラ。腸活、菌活、育活・・・今後に注目ですね。
(日々つむ編集部)