子供と犬は車に酔うもの、という前提でドライブはしたほうがいいでしょう。子供はまだ三半規管が発達段階にあるため酔いやすく、犬はどこに行くかわからない不安や緊張から酔ってしまいます。愛犬の車酔いで悩んでいる飼い主も多いと思いますが、今回は人間のほう。子供の車酔いや妊婦のつわりに効くツボを紹介します。
鍼灸師の先生に、すぐ役立つ車酔いに役立つツボを教わってきました。妊娠中のつわりに苦しんでいる方も試せるツボになります。副作用の心配が全くないので知っておいて損はないですよ。
その1吐き気を消すツボ「内関」とは?
乗り物に酔ったときのおもな症状は「吐き気」です。この吐き気をおさえるのに効果を期待できるのが、東洋医学ではおなじみのツボ「内関」です。
×印がついているところが「内関」になります。これは自分で探して印をつけました。先生に印をつけてもらったときの写真がこちら。
押した後なので跡がついてしまっていますが、バッテン印をつけてもらった場所がわかりますね。自分でも同じポイントをカンタンに見つけることができました。この内関を反対側の親指の腹で押すだけで気分が楽になり、吐き気もおさまってきます。では、鍼灸師直伝の探し方を紹介します。
その2内関の探し方
探し方はカンタン。3ステップで出来ます。
1.手首の付け根を基準にして、親指と小指以外の指3本を置く2.人差し指のヘリに印をつける
3.中央の腱と腱の間を探して印をつける
交差したところが内関になります。あとは、押すだけ。慣れると10秒もかからずに見つけることができます。動画がこちら。
1.手首の付け根には、しわが3本あります。人によっては2本かもしれません。40代の自分は3本でした。このシワのいちばん手側が基準になります。
次に、このシワを基準に人差し指に沿って印をつけます。
こんな感じ。指が太いなあ、と思っているかもしれませんがポイントはそこではありません。指3本分です。
腕の中央あたりを触ると、親指の腱と腱の感触があります。その間のくぼみに印をつけます。交差したとことが内関です。あとは、親指の腹を少し強めに押したりもんだり。1回につき10秒ずつくらい、5回程度指圧します。同じように反対側の腕も指圧してください。
その3「内関」は吐き気を軽くするおまじない
効果は個人差があります。乗り物酔いは精神的な部分も大きいので、個人的には「おまじない」感覚かなと。たとえば、乗り物酔いに弱い子どもにはあらかじめ印をつけておいて「ここを押せば大丈夫」と信じさせるのです。親の言葉が「おまじない」になります。本格的に内関のツボを知りたいかたは鍼灸師に相談してくださいね。
これは薬の服用を控えたい妊娠中のかたにもおすすめ。つわりが辛い時期にこの内関のツボを押せば、軽減させることができるかもしれません。
(日々つむ編集部)