やっぱトマトって食べたほうがいいんでしょうね!リコピンとかリコピンとかリコピンとか!!!
リコピンとは?
トマトの赤い色素は「リコピン」という成分で、とりわけ「抗酸化作用」が強いことが分かっています。
「カロテノイド」(動植物に含まれる、赤や黄色、オレンジ色の色素)のひとつで、「カロテノイド」には「リコピン」のほか「β-カロテン」などがあります。「β-カロテン」はにんじんやパセリ、ほうれん草などに多く含まれ、体内でビタミンAに変化するため、早くから栄養学的に注目されていました。
しかし近年、「カロテノイド」自体が強い抗酸化作用を持つことが知られるようになり、急激に注目度がアップしました。そして、「カロテノイド」の中でも、とりわけ「リコピン」は抗酸化作用が強く、その作用はビタミンEの100倍以上にもなることが分かったのです。
(出典:カゴメ)
リコピン→カロテノイド→抗酸化物質。とりわけリコピンは抗酸化作用が強い、とのこと。じゃあ抗酸化物質って?
抗酸化物質とは?
活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える物質のことです。活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。
抗酸化物質には、体内で合成される体内合成抗酸化物質のほかに、ポリフェノールとカロテノイドがあります。
近年注目されているポリフェノールには、ブルーベリーなどに含まれるアントシアニン、大豆に含まれるイソフラボンやサポニン、ゴマの成分が変化してできるセサミノール、そばに含まれるルチン、緑茶のカテキンと発酵茶(紅茶・ウーロン茶など)のテアフラビンの総称であるタンニンなどがあります。カロテノイドは、緑黄色野菜や果物など多くの食品に含まれるβ-カロテンやリコピン、えびやかになど甲殻類や、さけ・ますなど魚類がもつアスタキサンチンなどが知られています。
(出典:e-ヘルスネット)
抗酸化作用は、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などの原因となる活性酸素を減らしたり消したりする働きがあるってこと。リコピン、すげえ。
でもそんなに食べられないですよね。トマトジュースやサラダに入っているくし切りサイズのものくらい。やっぱ食べないとなあ。でもどうやって?
林修先生の「今でしょ!講座」(2016年3月1日放送)でトマトを冷凍にすると皮が一瞬で向けるワザを紹介していたのでやってみることにしました。
味が良くなり調理も短縮されるらしいのですが・・・
トマトを冷凍して一瞬で皮をむく方法
トマトを調理するとき面倒な皮むき。でも凍らせるだけであっという間に皮むきができちゃう。手順はこうです。
1.トマトをラップに包む
2.ジップロックに入れる
丸くなっている生き物がいますが気になさらずに。
3.冷凍庫に入れる
これで下ごしらえ完了。あとは一晩寝かせて凍るのを待つだけ。簡単ですね。
で。一晩どころか10日くらい寝かせました。
それではむいてみましょう。
動画:トマトの皮を一瞬でむいてみた
むけたことはむけたのですが・・。テレビ通りにはいかず気持ちよくもありません。
4.冷凍トマトを水に10秒間つける
豚足?いやいや2つ間違ってます。間違うなら「豚手」だし、そもそも豚じゃなく「人」の手だし。
5.あとは手で皮をむくだけ
はい、ツルンとむけま・・
ツルンどころか、むけないぞ。どうなってるんですが林先生!これだからテレビは・・・。
もう一度整理しましょう。
1.トマトをラップに包む
2.ジップロックに入れる
3.冷凍庫に入れる
4.冷凍トマトを水に10秒間つける
5.あとは皮をむくだけ
どこがイケなかったのでし
ょう。よく見ると衝撃の事実が映りこんでいました。
むけてました・・・。むけてないと思ってもう一度水につけたのですがこの時点でむけていたんです。
だから2度目の水にひたしたあとはもう皮がでろんでろんにむけてたんですね。林先生、ごめんなさい。ただ、ツルンとはむけませんでした。原因を分析してみると3つ考えられます。
2.水に浸す時間が短かった
3.トマトの皮が薄すぎた
テレビではちょっとフニャっとしてたので冷凍庫から出した後ちょっと時間をおいた方がいいかもしれません。あと、トマトは水に浮くので一周させたりしてまんべんなく水に浸しましょう。
皮むき冷凍トマトはどう使うの?
調べてみると、以前「ためしてガッテン」でも冷凍トマトを紹介していました。
ガッテンがおすすめするのは、冷凍トマトをすり下ろして作るトマトソースです。これなら、湯むきや種取りもいりませんし、皮も種もすり下ろせるので、うまみも豊富な、なめらかなソースができます。(出典:ためしてガッテン)
こちらは皮をむかない冷凍トマトを推奨。すり落として作るトマトソースをオススメしていました。
おろし金で皮むき冷凍トマトをすり下ろしてみました。
皮がないのでスムーズにむけます。ただ手が冷たさに耐えられません。
すり下ろすとこうなりました。
なんだかシャーベットに見えませんか?
直感で練乳をかけてみました。
トマトの酸味が勝っていて味はイマイチ。練乳が少なすぎたかもしれません。でも食感はシャーベット!はちみつが美味しいという情報もありました。ガッテン推奨のトマトソースはもちろん、トマトスープにしたりカレーの中に入れたりとなんでも応用が効きます。調理の幅が広がりますよコレ。
ちなみにガッテンが冷凍トマトレシピがこちら。
・トマト…大1個(200グラム)
※完熟したものをへたをとってそのまま冷凍する。
・しめじ…1パック(100グラム)
※石づきをとり長さ半分に切って冷凍する。
・にんにく…1片
※皮をむいてそのまま冷凍する。
・水…400ミリリットル
・みそ…大さじ1強
・パスタ(一口大に手で折る)…30グラム
・バター…大さじ1強
・にんにくは冷凍したまま薄切りにする。
・トマトはふきんでおさえながらすりおろす。
・鍋にバターを入れ熱し[1]を入れて炒め、しめじを冷凍のまま加えひと炒めする。
・[2]を加え少し炒めたら水を加えてパスタを入れて3~4分煮る。
※パスタが柔らかくなったらOK
・みそで味を調えてできあがり。
(出典:ためしてガッテン)
3行まとめ
- トマトを冷凍すると皮が簡単にむける
- 皮むき冷凍トマトはすり下ろすと調理が楽
- リコピンばんざい!
というわけで皮むき冷凍トマト、めっちゃ簡単なのでためしてみてはいかがでしょう。
(日々つむ編集部)
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