五体不満足の著書で脚光を浴び、現在参院選出馬が取り沙汰されている乙武洋匡さんに突然の不倫スキャンダルが発覚。3月24日発売(2016)の週刊新潮で、乙武氏は不倫を認め、次の発売号では過去に5人の女性と不倫したと告白しているという。
乙武氏は、週刊新潮の報道を受けコメントを発表した。
「このたびは私の不徳の致すところにより、多くの方にご迷惑、ご心配をおかけして、たいへん申し訳ございません」と謝罪。
報道については「報道された私の行いは、これまで支えてきてくれた妻と、私を慕ってくださっている方々を裏切る行為であり、決して許されるものではありません」と不倫の事実を認めた。
妻は「夫として、父として、もう一度、あなたを家族として迎え入れたい」とすでに許してくれたことを打ち明けている。
なので今回の件については奥さんを裏切らないでね、としか言いようがない。もう世間に謝る必要もないですよ。妻もやり直すといっているのだから。わたしが戸惑い、考えてみたいのは、今回の件を通して感じた障がい者との向き合い方だ。
まさか、アノ乙武くんが…。
と誰もが思ったのではないだろうか。
(画像引用:公式ツイッター)
イケメンのインテリ、教育者として真摯に子供と向き合い、コメンテーターとしての的確な発言に頷くことも多かった。しかも8歳、5歳、1歳になる3人のパパだ。まさに非の打ち所がない人物、だったはずなのに。
アノ乙武くんでもモテるんだ。アノ乙武くんでも不倫するんだ。アノ乙武くんでも妻を裏切るんだ。・・の「アノ」を思うとき、勝手なイメージを押し付けてきたことに気づかされる。ただ性欲に負けて妻を裏切ったおバカさんなのに。奥さんにコメントまでさせてかっちょ悪いのに。
障がい者にも性欲はある、という当たり前の事実すら気づかず、勝手に貼ったレッテル「障がい者ダケド、爽やか乙武くん」。
乙武氏は妻が女ではなく母になったことが不倫に走った理由だと話しているという。ならば健常者となんら変わらない理由だが・・・
根底には障がい者の性問題があるかもしれない。これはテレビなどでは扱いづらい問題。物理的に性欲を満たせない苦しさがあったのか。
(参考:障がい者の性について考えているサイトはこちら)
性欲を解き放つことができないハンディがあったとき、その苦しさを近しい人はどれだけ理解してくれるだろう。トイレに行くようにやってくる「欲」とどう向き合うか。奥さんのコメントを読んで「責任を感じる」に違和感を持った。けれど、それだけではない夫婦間にしかわからない「機微」があるのだと思う。誰かに言わされたのではなく、奥さんの本音だとも思う。この際、爽やかでゲスな乙武氏の不貞を通して障がい者にも性欲があるという当たり前の事実を軽くみてはいけないだろう。
障がい者をひとくくりにして勝手なレッテルを押し付けていなかったか。
乙武氏も感じてきただろう、求められる言動、振る舞い、こうあらねばという世間の目・・。期待に応える重圧は相当なものがあったはず。今回の報道をきっかけに重圧から解き放たれ世間と障害者との距離を縮めることに尽力することを期待したい。一部の人が眉をひそめるお金で解決する性職(聖職)があることも広めていただきたい。
愛と誠。誠と性欲。性欲と愛。
わ、これすごい! RT @04011126: 乙さんへ♪→ @cozy_maria 樹氷の間から青空のハートこれを見た人が幸せになりますように。.:*☆ pic.twitter.com/Wl5PuQsbuz
— 乙武 洋匡 (@h_ototake) 2014年2月16日
乙武くんの世話と犬の世話のちがい
妻は乙武氏の世話に限界を感じていたとの報道もある。
「確かに、最新の文春に乙武氏の奥さんが独占インタビューを受けた記事が掲載されます。そこには、夫の世話から逃げたかった「妻の本心」が語られているそうです。奥さんはずっと、乙武氏の世話から解放されたかったそうなんです。だから夜遅いときは事務所に泊まるように乙武さんにお願いし、そこで乙武さんは不倫をしまくってたらしいんですよ。最初、奥さんは乙武さんとの結婚の話になったとき「犬を飼ったこともあるし大丈夫」みたいな気持ちだったそうですが、いまになって、想像以上の苦労に耐えかね、疲れが爆発したのでしょうね。普通なら存命の夫から解放されたいなんて言えないでしょう」
(出典:バズプラス)
「犬を飼ったこともあるし大丈夫」みたいな気持ちだった
犬を飼っている身からすれば、何が大丈夫じゃなかったのだろうと考えてしまう。1日2回散歩に行かなくていいけれど、1人ではトイレができない。お酒を飲むので夜中、頻繁に起こされることもあるだろう。ほかに、着替え、お風呂、移動、ほかに子供の世話まで加わることを考えれば世話から解放されるならと不倫も容認できたのかもしれない。
奥様の言う通り、犬と乙武氏の世話を同列で語ってはいけないのはわかった。もし愛犬が話すことができたら「世話がなってない」と文句を言われるだろうか?毎日コミュニケーションをとっていると、いつか喋るのではないだろうかと思うことがある。
喋る日が来るとも限らないので世話をちゃんとしておこう。
(日々つむ編集部みっちー)