SNSで付箋(ポストイット)のめくり方が話題になっています。その方法でめくってみると、丸まって文字が見えずにイラっとすることなく絶対に付せんが丸まらないというのです。
調べてみると、アイデアの出どころは広告代理店・博報堂ブランドデザインのフェイスブックでした。

本当に丸まらないのか、100円ショップで買った付せんを使って検証してみました。
※画像とgif動画が多いせいか表示されないことがあります。
丸まらない付箋のめくり方
いまいちイラストの説明がわかりにくいので補足します。
イエローが付せん全体、レッドがのり(糊)がついている部分です。いつもどのようにめくってます?
フツーこうですよね。自分もこうでした。博報堂のいう「下辺」からめくるパターン。では、丸まらないめくり方はこうです。
糊に対して博報堂でいう「左辺」、サウスポーなら「右辺」からめくるパターンです。どういうこと?何がちがうの?なぜ、下辺だと浮き上がり、横からだと浮き上がらないのか。さっぱり分かりません。実際にやってみます。
付せんを買ってきた
まずは買ってきた付せんです。
もっと種類がありましたが予算の都合上、5種類で検証します。
それぞれあだ名をつけてみました。番号だと味気ないので。
分かりやすくなりましたね。まずは、定番の付せん「ふせピカ」から。
長方形の付せん「ふせピカ」
本や資料の気になったところに貼るタイプですね。
使用頻度1位ではないでしょうか。
では貼ってみましょう。
△ふせピカ、めくれすぎ。面白いくらいに反り返ってます。
では、例の方法を試してみます。
△もし文字を書いていたとしたら?右側は、浮き上がっていないわけではありませんが文字が見えるのがわかると思います。本や資料に貼るなら、だんぜん右側の貼り方ですよね。
ハートの付せん「ふせハー」
続いて「ふせハー」です。ノリは下に付いています。
ふせハー、しおれてます。
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一方。
想像してください、そこに「好きです」と書いてあったら・・・。左側は見えません。スルーされますよ!右側は見事なまでに浮いてません。ちょっと感動しました。
富士山の付せん「ふせフジ」
続いて富士山イラストの付せんです。
日本一にふさわしくない、ヘタレっぷり。
情けなくて涙が出てきそうです。
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シャキーン!これぞ日本が世界に誇るフジヤマでしょう。
全面ノリの付せん「ふせチャン」
貼ってみました。
これ、赤い部分がぜんぶ、のり(糊)。めくると、右側のようにすぐ反り返ってしまします。ところが。
貼ってしまえば、無問題。めくり方がどうこう関係ありません。いいですね、コレ。そして、もっとすごい付せんがありました!
パンダの付せん「ふせパン」
パンダのイラストが描かれた付せん。
正直一番イケてないと思ってました。
めくれてません!
(※動画出ない場合あり)
めくれ上がるパターンで貼っても・・・
どこからどう貼ろうと、ピッタリ!めくれないんです。
こいつ・・・

「ふせんだよ!」恐るべし。
3行まとめ
・付せんのめくり方は使える
・めくり方は「下」ではなく「横」から
・ただし、めくり方を無視してもイケてる付せんがある。
結局100枚以上貼ったりはがしたりを繰り返して検証しました。想像ですがめくれやすいポイントは二つ。
2.糊の強弱
紙って基本、木とか植物ですよね。木ってやたら光の当たるほうに向きたがるし、反りたがるじゃないですか。何より、薄いので少しのストレスで曲がったり変色したりします。で、糊の強弱ですよ。下からめくると糊が下から上に向かって「弱い→強い」はず。だからめくり上がるんです。一方、横からだと弱い→強いは左から右。でも、そこまで糊は弱くないのでめくり上がらないでシャンとしているのではないか。ま、理屈はどうでもいいですね。
勉強や仕事、生活にも役立つ、ふせん。利用するとき「そういえば・・・」と今回の記事をちょっぴりでも思い出してくれれば幸いです。縦、ではなく横からですよ〜。
(日々つむ編集部)