「最近ワンコとの散歩のペースが遅くなった」「ペットボトルのキャップが開けにくくなった」など感じたことはありませんか。ある、という方はひょっとするとサルコペニア肥満かもしれません。太っていなかったとしても起こりうるサルコペニア肥満とは何か?とくに女性は注意が必要なんです。
サルコペニアとは?
サルコペニアとは、2つの言葉に分けられます。サルコ=筋肉とペニア=減少を組み合わせた造語。加齢や生活習慣の影響によって筋肉が減ると、筋肉が消費する糖などの量が減少。脂肪の蓄積につながります。つまり、体重は変わらなくても、筋肉が減り体の中は脂肪だらけになっているかもしれない隠れ肥満。それがサルコペニア肥満なんです。適正体重でも安心できませんよ。
怖いのは病気。フジテレビ「バイキング」によれば、サルコペニア肥満によるリスクがこちら。
高血圧 2.3倍(女性)
寝たきり 6倍(女性)
65歳以上の高齢者に多いですが、40歳以上でも4人に1人は予備軍と言われています。
バイキングでは以下のチェックリストを用意。いくつ当てはまるかで危険度がわかります。
1.10年前と体重や体型が変わらない
2.若い時より歩くのが遅くなった
3.階段よりエスカレーターエレベーターを使いがち
4.スリッパやサンダルを履いてつまづくことがある
5.急な階段を下りるとき少し怖い
6.無意識にヨイショと言っている
7.足のむくみが気になる
8.猫背だと言われる
9.食事制限ダイエットをしたことがある
10.筋トレはしてないがウォーキングはしている
で、結果がこちら。
5個以上→いますぐ生活改善を
ちなみにわたしは1と10以外、8個当てはまりました(@1102tvみっちー)。一個でもあてはあるというのはちょっと乱暴な気がしますね。
NHK「きょうの健康」では、シンプルに3つのサインをあげていました。
2.手すりにつかまらないと階段を上がれない
3.ペットボトルのキャップを開けにくくなった
自覚している場合はサルコペニアが疑われるそうです。
NHK「あさイチ」があげた基準はこちら。
・筋肉率〜男性27.3%未満 女性22%未満
3つのサインがこちら。
・椅子に座って片足で立つ
・片足立ちで60秒キープ
1つでもできないと、予備軍の可能性があるとのこと。
「片足立ちで靴下を履く」はバイキングでもやっていましたね。
きょうの健康は、こんな人があぶないと指摘。
2「メタボで脚が細いタイプ」
3「若い女性」
1は粗食の人は注意、2は食事制限をして運動をしていない場合。3はダイエット目的で食事制限だけを行っている場合。運動をしないので脂肪と一緒に筋肉も減ってしまいまいます。
3大予防食材
バイキングでは親子丼やツナ入り卵焼きなどのメニューを紹介していましたが、要は筋肉を作るDCAAが豊富な食材をとるといいそうです。
・卵
・鶏胸肉
いずれも糖質制限で主役になっている食材です。サルコペニア肥満も血糖値の上昇も防げて一石二鳥ですよ。
まとめ
サルコペニア肥満を防ぐには、ウォーキングより筋トレ。食事制限よりも筋トレ。3、4がなくて5に筋トレです。筋肉の大切さを身にしみて感じました。
大ポイント
脂肪は減らしても筋肉は減らすな!
体重の増減ばかりに気をとらわれていたら取り返しのつかないことになる、というサルコペニア肥満のお話でした。
ちなみに、犬の散歩で筋肉は増えません。散歩以外にも筋肉を維持する運動をしましょう。
愛犬の幸せは飼い主の健康があってこそ、ですよ〜。
(日々つむ編集部)
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