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家族が被災「171」で連絡を取り合うとき30秒で伝えるべき情報まとめ【災害伝言ダイヤル】

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きのう震度7の地震が発生した熊本では、大勢の人が屋外で不安な一夜を過ごしました。そして今も断続的に余震が続いている状況(15日午前)。明日(2016年4月16日土曜日)からは雨の予報となっています。

屋外で避難している映像を見るといてもたってもいられません。現地はもちろんテレビを見られない状況で、携帯電話が主な情報源になっていると知りました。家族や友人がいる方はとても心配だとお察します。離れていてもできることを考えてみます。

なるべく電話は控えよう

もし熊本にいるのが近い家族ではなく知人ならなるべく連絡を控えることも選択肢にしてください。携帯電話が重要なライフラインになっている可能性があるからです。避難している時に、充電できず電源が切れてしまったら必要としている情報を入手できなくなります。安否確認は誰のためでしょうか。安否の問い合わせで疲弊する被災者もいるのです。ただの安否確認ではなく、知らせたい情報があるなら171、災害伝言ダイヤルを活用しましょう。カンタンです。

災害伝言ダイヤル171を活用しよう

171、災害伝言ダイヤルは直接連絡しなくても安否を確認することが出来ます。
覚えておくことは2つ。

・171
・実家の電話番号

たった、これだけです。実家は例え。


「登録できる電話は一般加入電話のみ」とはどういう意味かと思ったので実家に例えてみました。実家の類の電話番号なら覚えてもいますしネ。

171の利用方法

ガイダンスの通りにやれば難しくはありません。

1:171をダイヤル
2:ガイダンスが流れる

こちらは災害用伝言ダイヤルセンターです。
録音される方は1、再生される方は2、暗証番号を利用する録音は3、暗証番号を利用する再生は4をダイヤルして下さい

3:1を押します。最後まで聞かなくても大丈夫
4:被災している方の電話番号を入力する旨のガイダンスが流れる。実家など家族の電話番号です。

被災地域の方はご自宅の電話番号を、または、連絡を取りたい被災地域の方の電話番号を市外局番からダイヤルして下さい。

5:メッセージを録音する前のメッセージが流れる

電話番号0XXXXXXXXX(、暗証番号XXXX)の伝言を録音します。
プッシュ式の電話機をご利用の方は数字の1(いち)を押してください。ダイヤル式の方はそのままお待ち下さい。なお、電話番号が誤りの場合、もう一度おかけ直しください。

これはかけている電話のタイプを判別していまし。指示を待ちましょう。
6:メッセージの録音を促すガイダンスが流れる

伝言をお預かりします。ピッという音のあとに30秒以内でお話下さい。
お話が終わりましたら電話をお切り下さい。

7: ピッ <録音開始合図音>が鳴る
8:30秒以内で伝言を録音しよう

 <録音例>
よう子です。家族は皆無事で、中央小学校に避難しました。落ちついたら連絡します。みっちーです。今後も余震が続きます。落ちついたら連絡します。

9:間違った時は8を押して録音をし直す
(引用:NTT西日本

これでOK。再生も手順は同じです。基本ガイダンスの指示にしたがって利用すれば大丈夫。とにかく「171」と「実家の電話番号」です。

※追記
仕様が変わっていました。

今年3月18日より、登録する電話番号に携帯電話やPHSも登録できるようになった。 安否確認などのボイスメッセージを録音しておくと、電話番号を知っている人が再生できるサービス。14日午後9時40分から運用されている。被災地の人は自分の電話番号を登録し、30秒の音声メッセージを入れておけば、電話番号を知っている人が聞くことができる。

(出典:読売新聞)
携帯電話の番号でも安否を伝言を残せるようになりました。
覚え方は「忘れて171?(いない?)災害伝言ダイヤル」だそうです。個人的にはこんな覚え方をオススメします。

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いないいない

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ばあ
いないいない171バアで無事を確認して笑顔に。覚えておきましょう。

 

30秒以内で伝える情報

安否が確認できたあとも、家族や大切な知人の被災は続きます。テレビや新聞から30秒で伝えるべき情報をまとめてみました。被災者が家に入れるかの指針となる応急危険度判定など被災者が知っておくべきことがあります。171なら伝えられるんです。

・我が身の安全を最優先すること
・あした(4月16日(土))雨が降ること
・今のうち雨の対策が必要なこと
・体が濡れると命に関わること
・夜間は屋内の避難所を利用すること
・屋外避難は体調を崩すケースが多いこと
・毛布より寝袋が暖かいこと
・新聞紙を服の中に入れると暖かいこと
・強い余震が続くこと
・余震でさらに建物がダメージを受ける可能性があること
・耐震補強をしていない建物は避難したほうがいいこと
・すでに避難しているなら家に戻らないほうがいいこと
・どうしても戻らなければならない時は一人では行かないこと
・家にいる時間を短くすること
・家に赤黄緑の張り紙が貼ってあったら指示に従うこと
・応急危険度判定士が崩壊する危険を判定したものであること
・家に「赤紙」が貼ってあったら絶対に入ってはいけないこと
・黄色は入ってもいいがなるべく短い時間にすること

〜応急危険度判定とは?〜
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地震で被災した建物を調べて、その後の余震などで倒壊の危険性がないか判定するシステム。二次災害で人命に危険を及ぶのを防ぐことが目的です。専門の判定士が2人1組で判定します。緑色の「調査済」、黄色の「要注意」、そして赤色の「危険」マークを見やすいところに掲示して状況を知らせます。レッドマークの「危険」が貼ってあったら立入禁止。入ってはいけません。

・災害医療チームDMATが駆けつけること
・持ち出せなかった薬は相談すれば無料でくれること
・授乳スペースやオムツ、生理用品の確保を優先して欲しいことを関係者に伝えること
・余計なアプリをオフにすること(充電の節約)


・wifiが無料開放されていること
・LINEから携帯電話や固定電話へ電話をかけても1回10分が無料なこと
・スマホでラジオが聞くことができること。RADIKO
・安否情報をネットに登録できること(Googleパーソンファインダー)
スクリーンショット 2016-04-15 11.18.17
Googleが安否情報のサービスを提供。探している人はその人の名前、名前の一部、または携帯電話番号を入力。安否情報を提供したい人は、名前を登録しておけば、それ以外のエリアの人が確認できる仕組みになっている。
グーグルパーソンファインダー
・フェイスブックで安否を知らせることができること。(Facebook災害時情報センター)
スクリーンショット 2016-04-15 11.38.16
被災地のエリアにいる友人の安否をチェックできます。
Facebook災害時情報センター

・我慢しないこと
・辛かったら辛いと伝えること
・歩くときは地割れに気をつけること

※また新たな情報があれば加えていきます。

電話を使わずに安否を知る方法

携帯キャリア別に伝言板サービスがあります。
NTTの伝言板
auの安否情報確認
ソフトバングの伝言板

まとめ

・被災者は171から自分の電話番号(携帯でも自宅の固定電話でもOK)で安否を知らせることができること
・被災者の家族は171から被災者の近況を知ることができる。
・覚え方は「いないいない(171)ばあ」

地震から3日間は人命救助が優先。まだボランティアは必要ありません。福岡市の高島市長がフェイスブックでこんなことを書いています。

支援物資については現在ニーズと現地の受け入れ態勢を調査中ですが、福岡市でも多くの食料や毛布、おむつなどの備蓄品をスタンバイさせています。東日本大震災の時にも多くの市民の皆さんが善意を届けたいという思いを届けていただきましたが、もし市民の皆さんのお力が必要な時には、何をどこに持ってきてほしいと、こちらからハッキリお願いをしますので、その後に行動をしてください。現時点で区役所などに直接物資などを持ち込むと逆に混乱しますので、控えてください。

勝手に支援物資を送ることもやめておきましょう。

(日々つむ編集部)









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