硬くてパサパサのイメージがある鶏むね肉。
そんなイメージを覆す特集をNHK「ガッテン!」(2016年4月27日放送)で放送していました。そのアオリ方がすごかった!
究極に柔らかくしちゃう最強のワザを発見!鶏むね肉の歴史が変わる!
ですって。その方法はショウガでもキウイでもなくマイタケを使うこと。
実際に試してみましたよ。
鶏むね肉の栄養
番組ではまず、鶏むね肉の栄養に注目。
○高たんぱく
○低カロリー
○免疫力UP(ビタミンA)
○コレステロール減(不飽和脂肪酸)
○疲労回復(イミダゾール・ジペプチド)成分が胸肉に一番多く入っている
○健康食品にもなっている
低カロリーで高タンパク。しかもなんといっても安い!ダイエットにも最強の味方になってくれます。
パサパサをなくす方法いろいろ
鶏むね肉のネックはパサパサ感や固めの食感。
そのため、これまでにも柔らかくするワザを幾つか編み出されてきました。
・ショウガ
・重曹
・キウイ
・フォークで穴を開けて水を吸わせる
日々つむでも、キウイと味の素「お肉をやわらかの素」を使って柔らかくなるのか記事にしています。
味の素の「お肉やわらかの素」、すぐ柔らかくなってオススメです。
ちなみに、肉をやわらかくなる効果があるものとして味の素が行ったアンケートではこうなってました。
・パイナップル
・ヨーグルト
・赤ワイン
・塩こうじ
ガッテン!では爆薬で爆破してやわらくしてましたが家庭で応用できないので割愛します。
爆破のあとは、ショウガ、重曹、ヨーグルトどれが一番柔らかくなったのか実験。
投票の結果はヨーグルトが1位に。
ちなみに、インスタントラーメンをゆでるとき、重曹を加えると生めんのようになるそうですよ。
相性がいい=やわらかい
ここからは専門家が選んだもの。
近畿大学農学部の白坂教授は、世界で最も胸肉と相性がよく柔らかくするものを紹介。
条件がこれ。
魚のたんぱく質を固めないもの、だから鶏の胸肉を柔らかくする。
出てきたのは・・・
○ショウガ
○キウイ
○パイナップル
○パパイヤ
○マイタケ
そして、一番やわらかくなったのは、なんとマイタケ!!
先ほどの1位ヨーグルトと比べてみても、マイタケは噛む前から唇で柔らかさを実感できるというのです。
「お肉やわらかの素」は5分で柔らかくなるのに、と思いつつ紹介されていたレシピを試してみました。切り方、仕込み方、そしてレシピの順で説明します。
切り方
鶏むね肉てどう切ってました?ざっくりテキトーという人がほとんどではないでしょうか。切り方にも柔らかくするコツがありました。
(ちゃんとした画像が見たい方はガッテン!のサイトへどうぞ。こちら)
一応、鶏むね肉のイラストです。下手ですみません。
2.丸い方を横方向に切る
3.細い方を縦方向に切る
要は繊維を短く切ることでやわらくなります。切ってみました。こんな感じです。
ガッテン流柔らかくなる鶏むね肉の切り方。丸い方を左に真ん中を切る。左の丸い方は横向き、右の細くなっていくほうは縦に切ります。 https://t.co/oPqXXrktWl
— 日々を紡ぐてれび (@1102tv) 2016年5月20日
一度おぼえておけば今後も使えますね。
仕込み方
次に様々な料理に使える基本の仕込み方です。
・大さじ1の水と一緒に刻んだ胸肉を袋の中にいれて1分間よくもむ。
(*好みの大きさに切っておく)
・90分ほど常温で置いておく
・鶏はいったん冷凍したほうがおいしくなる
・鶏は牛や豚に比べて水分量が多い。
・水分は凍らせると膨らんで細胞の壁を壊す。結果、繊維がボロボロの状態になるんので鶏肉がやわらかくなる。
→冷蔵に比べて21%も柔らかくなる!
常温→冷凍はちと面倒ですね。
切り方+マイタケ+冷凍=究極のチキンナゲット
では、切り方マイタケ冷凍の技を使ったレシピ。チキンナゲットの作り方です。
・冷凍前に、袋の中に水(大さじ1)砂糖(小さじ1)塩(小さじ1/4)、そして胸肉(1マイ分)を入れ1分間よくもむ
・肉同士が重ならないようにまんべんなく広げる。
こんな感じ。
・冷凍しておいた肉を必要な分だけ取り出す。
今回はぜんぶ使いました。
・冷凍のまま小麦粉をまぶす
・衣につける(衣の材料 卵1個、粉チーズ大さじ1、マヨネーズ大さじ1/2)
あとは火が通るまで揚げれば出来上がり。
作ってみました。
ガッテン流鶏むね肉のチキンナゲット。なるほど柔らか〜い♫ https://t.co/cHVRem6PSE
— 日々を紡ぐてれび (@1102tv) 2016年5月20日
最後の1コまで争奪戦になること間違いなし!ぜひお試しあれ〜
(日々つむ編集部)
番組で写り込んでいた本がこちら。参考までに。