とんかつ激戦区で知られる大田区蒲田で三大とんかつ店、とんかつ御三家の一つに名を連ねる名店「とんかつ 檍(あおき)」が、これまたとんかつ激戦区の大門(浜松町)に殴り込み。蒲田では連日の大行列ということで行ってきました。
断面グルメ。まだほんのりピンクな絶妙の揚げ具合。
最大380g!ボリューミーな理由
大門のとんかつ檍(あおき)は1月(2016)にオープン。周辺には「むさしや(記事はこちら)」や「のもと家」「燕楽」などの人気店がある。
目を引いたのはとんかつのグラム数。
・上ロースかつ定食200g 1500円
・特上ロースかつ定食280g 2000円
・リブロースかつ定食380g 2800円
・カタロースかつ定食280g 1800円
・ひれかつ定食170g 1500円
・特上ひれかつ定食200g 2000円
・かつカレー
・大盛りライス 100円増し
・ライスおかわり 200円
・味噌汁おかわり 100円
・ビール 中ビン 600円
・日本酒 菊正宗 500円
・上撰 菊正宗生貯蔵 700円
いちばん小さなとんかつでも170g。リブロースにいたっては380g。
ちなみに、新宿ルモンドのサーロイン(150g)とリブ(150g)のダブルステーキ。これで300gですから、衣付きの380gは底知れぬポテンシャルを秘めているとみて間違いないでしょう。
なぜ、これほどボリューミーなのか。答えは食べてわかりましたよ。
繊細な脂の旨みをとことん味わいたいんです。
塩で食べていただきたい
店内にはとんかつに使用している銘柄の説明書きがありました。
SPFとはSpecific Pathogen Freeの頭文字で特定の病原菌を持たない、という意味です。
SPF豚は、特定の病原菌を持たない状態で飼育されているため、健康であり、豚肉の風味にも良い影響を与えると考えられ、豚肉特有の臭みが少ないこと、筋肉繊維の間の脂肪が多く筋繊維自体も細めのため、きめ細かくて加熱しても柔らかいとされています。
※林SPFは塩との相性が大変良いので当店では塩でお召し上がることをお勧めいたします。
林SPFですよ。塩で食え、ですか。ふぅ〜。
塩は4種類ありました。ヒマラヤの岩塩とモンゴル、ペルー、ボリビアの岩塩。
もちろん無視ですよ。ソースオンリーでいきますよ。とんかつにはソースでしょ!
極上ロースカツの実力
注文は、極上ロースカツ定食にしました。
ご飯少なめです。
なかなかの迫力です。では断面グルメ、オープン!
赤身も脂もまったくしつこくありません。脂はほのかに甘くしっとりとしていて繊細な味わい。まるで良質の天然ジュースを飲んでいるかのようにジュワ〜っと旨みが滲み出てきます。塩ですよこれは。とんかつには塩でしょ!
サクッジュワジュワッ、サクッジュワジュワッ・・・ああ至福のひととき。
カレールーは名脇役
何しろ280gですからね、さすがに変化が欲しくなります。
カレールーが活躍してくれます。
カツカレーはもちろん、とんかつを入れて「つけカレー」や普通にカレーライスにしても楽しめます。豚肉の余った部分を使っているのでしょう、具はほろほろの豚肉が入っています。味噌汁は豚汁。まさに豚尽くしの定食を堪能しました。
まとめ
とんかつの奥深さを改めて感じさせてくれた「とんかつ 檍」。店内はカウンター10席と小上がりの座敷が2卓。12時前について10人ほどの行列ができていました。並んでいる時に注文を聞かれるのでタイミング次第ですが、座ったらすぐに出てくることも。なので割と回転が早い印象がありました。
とんかつの激戦区大門が熱くなってきましたよ〜。
ごちそうさまでした!
・店名: とんかつ 檍(あおき)
・住所: 東京都世田谷区梅丘1-20-7
・最寄駅: JR浜松町駅徒歩7分 都営大江戸線大門駅徒歩5分
・営業時間: 11:00~15:00 17:00~20:00
・定休日 日曜日・祝日・月曜日 (当分の間))
(日々つむ編集部)