運動会や体育祭で走る・・・、切ない思い出しかありません。子供のころは足が速い=カッコイイ。もっといえば、足が速い=カッコイイ=モテモテですよ。これは種の本能ですから抗いようがありません。本能は、より優位な遺伝子を求めるので足が速いは絶対正義です。・・・ちなみに正義の恩恵を受けなかった1102tvみっちー48歳がこの記事を書いてます。どーもすみません。ちっ。
というわけで、足が遅いと悩んでいる人に足が速くなるトレーニングやワザを集めてみました。
その1.足が速い人のビデオを見よう
NHK「おしえて!きわめびと」(2016年5月14日)で誰でも足が速くなる方法を特集。運動会シーズンですからタイムリーですね。つらいトレーニングは一切なし!東京大学教授の深代千之(せんし)先生によると大事なのは、脳。わずか30分鍛えただけで速くなるというんです。
一つは、走っている人と自分が走っているビデオを見て比較すること。
例えば、ウサイン・ボルトの走り方。
走り方を比較した結果、番組に登場した子供たちは速い人に比べてかかととお尻の距離が離れていることがわかりました。意識するだけで9人中5人が元のタイムを上回りました。
確かに微妙ですが、足が速い人のビデオを見るだけでも効果が期待できるそうです。ようはイメージトレーニングですね。日頃、運動不足の大人にも有効かもしれません。
その2.走力アップドリルをする
番組では、先生が考案した総力アップドリルと称したストレッチなどのトレーニングを紹介。ただダイジェストで全てを網羅していませんでした。そのかわり番組サイトをみるようにテロップが出ていました。
こちらです。
例えばこんな感じです。
(1)「ワニ」
あおむけに寝たら、肩と腰をひねって頭の方向へ進む。
わかります?一応イラストが付いています。
これでもどうやるか分かりにくいですよね。こうやります。
これはほんの一部。番組では数通りでしたが公式サイトでは16種類のドリルを紹介しています。
1)「ワニ」
あおむけに寝たら、肩と腰をひねって頭の方向へ進む。
(2)「あしグルグル」
一人はあおむけに寝て足の力を抜く。そしてもう一人が足の付け根をぐるぐると回してあげる。
(3)「ネコ」
手を体の前で組み、背中を丸めて肩甲骨を伸ばす(猫背の状態)。次に体の後ろで手を組み、上体を前に倒して肩甲骨を狭める。
(4)「まどふき」
両腕を体の前に出して、円を描くように回す。
(5)「うでふり」
片足はつま先をついて、走っているように腕を交互に振る。(自然と腰もひねる動きになる)
(6)「あしバンザイ」
片足で立ち1・2・3のかけ声で、両手はバンザイ。逆足を後ろに振り上げる。
(7)「おおまた歩き」
股関節を大きく動かして膝から前に踏み出してかかとから着地。これを繰り返して前に進む。
(8)「人間ドリブル」
一人は手を腰にあて、その場で連続ジャンプ。もう一人はバスケのドリブルの要領で、肩を押してあげる。
(9)「あしまわし」
片足の膝を、を体の後ろから前に回して持ってくる。これを繰り返して、前に進んでいく。
(10)「こしおとしひねり」
大きく足を踏み出し、腰を落として体を2回ひねって少しずつ前に進む。
(11)「うでふりジャンプ」
1・2・3のかけ声で、腕を振り上げるのと同時にジャンプ。
(12)「すもうスタート」
きき足を軸にして、逆足を一歩後ろに下げる。きき足と逆の手を地面について体重をのせる。手を外したら自然に前に倒れるので、その反動をスタートの飛び出しにつなげる。
(13)「うでまわしジョギング」
軽くジョギングをしながら、腕を体の前から後ろに回す。次に、右腕を後ろから前、左腕が前から後ろに回す。
(14)「フライングスプリット」
足を前後に大きく開いて腰を落とす。ジャンプの反動を利用して、前後の足を入れ替える。
(15)「ステップ(1)」
大きく腕を振り、膝を前に出してスキップ。
(16)「ステップ(2)」
片足の膝を体の前、横の順に振り上げる。
(17)「ボール走りなげ」
ボールを持った状態で体のひねりを意識しながら走り、途中でボールを放してそのまま走る。
(18)「ポンポン走」
ボールを持った状態でポンポンとテンポよく走る。足を大きく開き、つま先で地面を真後ろに蹴るのがポイント。
(引用:きわめびと)
イラストと言葉だけでは理解し難いですが効果がありそうだと思ったものだけでも実践するといいと思います。
その3.お尻歩き
深代先生、世界一受けたい授業ではお尻歩きを推奨していました。
・走る時と同様に手と反対側のお尻を出して、
体をねじるようにして、前に進む。
その4.片手スタート
同じく、世界一受けたい授業。スタートのコツです。
下についた手を外すと同時に上に上げている手を前に送り出します。
その5.キックのイメージ
蹴る力を脳にインプットします。
これは速く走るために大切な地面をしっかりキックするコツがわかる練習です。
なるべく膝を曲げずに地面から跳ね返ってくる力を足の裏で感じてジャンプしてください。
(出典:世界一受けたい授業)
その6.為末式足が速くなるトレーニング「キックの強化」
元400メートルハードラーのアスリート為末大さんのトレーニングも実践的です。
その7.為末式「ロケットスタート」
その8.為末式「地面と強く蹴る」
その9為末式「歩幅を大きくする」
その10.伊東浩司式「四股立ち」
短距離界のエースだった伊東浩司さんの足が速くなるトレーニングです。公式のユーチューブがありました。
その11.大声で走る
その12.プチプチを入れる
その13.忍者走り
速く走るコツは、体の軸をぶらさず、前傾姿勢を保ち続けること。
それさえマスターすれば、誰でもかけっこが速くなれるそうです。
(出典:ぶらり途中下車の旅)
(出典:忍者塾CMyoutube)
その14.「輪ゴムを足にかける」
足が速くなるワザ。輪ゴムを足にかける https://t.co/6qHoMuG7iB
— 日々を紡ぐてれび (@1102tv) 2016年5月29日
・足首に輪ゴムをかける ・一回ねじって8の字にする ・親指かける
その15.「瞬足を買う」
その15.パワーフィンガーを買う
大手スポーツ用品メーカー「デサント」からはこんな商品が発売されています。
装着するだけで自然と意識が働く。足の親指にリングをはめると歩行時や運動時に足の親指を意識でき、姿勢の矯正や運動能力の向上が期待できる。母趾球に力が入る競技(野球・スキー・ゴルフなど)に於いて足指を使った正しいフォームを身につけることができる。しっかり踏ん張って強い力が入り安定感が増す。(親指に力が入りやすい)蹴りだす力が増し、ダッシュ力がつく。足筋群の発達により足のアーチ形成がしっかりできる。特殊ソフトエラストマー樹脂を使用。運動中に使用してもマメが出来にくい。
(引用:デサント商品説明より)
△これも母趾球を意識させるグッズですね。
リサーチ報告
輪ゴム、為末、デサント・・・どうやら親指の下にあるふっくらしたところを意識すると一夜漬けでも速く走ることができるかもしれません。親がアドバイスするならこうです。
蹴るとき、足裏の親指を意識!
なにごともあきらめないことが肝心。あきらめがわるいことで未来が開けていくことを先人たちが証明してくれています。まずは自分に克つ!少しでも足が速くなりますように健闘を祈ります!
(日々つむ編集部)