梅酒を作りはじめて4年。去年は健康を考えて甘さ控えめにしてみたのですが、これがちょっと物足りない。梅酒はやっぱり甘めがほっこりするんです。
さて、今年も梅酒を仕込む季節がやってきました。ブランデーなどで漬け込むアレンジメニューも惹かれましたが、結局編集部近くにあるスーパー・クイーンズ伊勢丹にあったレシピ通りに作ってみました。アレンジは成功してからにしましょ。
ちなみに、仕込んでから1年たったら実をとりだしたほうがいいって知ってました?
梅酒の作り方
店内でいただいたメモは2つあります

その1

その2
ちょっとずつ違いますけど、どちらも簡単ですね。
用意するもの
・青梅 1.5キロ
・ホワイトリカー 1.8リットル (35度以上)
・氷砂糖 1キロ
・青梅 1キロ
・ホワイトリカー 1.8リットル (35度以上)
・氷砂糖 700グラム
梅はたいてい1キロ単位で売っています。その2が現実的でしょう。あと、ヘタを取る順番が違います。水につけてアク抜きをする前と後。どちらでもいいようです。ヘタ取りは雑味を取るため。手間の分だけ美味しくなりますよ。
梅はどれを選ぶの?
果実酒用のホワイトリカーは梅の味を生かすため。焼酎と同じで無味無臭、35度とアルコール度数が高いので(焼酎は通常20度か25度です)、菌の繁殖を防いでくれます。初めてならホワイトリカーがオススメです。問題は梅選び。でも、選べるほど品揃えがあるスーパーが少ないのも現実。梅にこだわるなら、本場は和歌山紀州なので「梅酒 紀州 手作り」で検索など探してみるのも手ですよ。
作り方
では、ざっくり作り方です。
②水に4時間漬けてアク抜きをする
③爪楊枝や竹串で梅のヘタを丁寧に取る
④水気を切る
⑤殺菌した保存容器に梅と氷砂糖を交互に敷き詰めていく
⑥ホワイトリカーを静かに注ぎ入れる
⑦フタをしめて冷暗所で保存する
⑧時々、容器を振って糖分が混ざるようにする
この工程をきちんとこなせば約3か月で飲めるようになります。3か月を待つ、という9つめの工程が待ち遠しくていいんですよねえ。
画像付き作り方
では画像付きで分かりやすく解説していきます。
②水に4時間漬けてアク抜きをする
③爪楊枝や竹串で梅のヘタを丁寧に取る
↑ヘタを取る前です。①しっかり水洗いしたあと、水につけて灰汁抜きしました。水洗いだけでは農薬は取れない場合があるので気になる方は野菜洗いの専用水を使ってください。
こちらのの商品を使っています。洗剤を一切使わないアルカリ水のチカラで落とすタイプなので愛犬にも安心・安全です。
↑③梅のヘタをとります。竹串がなかったので爪楊枝で取りました。
↑ヘタの裏からピッとえぐりとります。けっこうカンタンなので大丈夫。
④水気を切る
⑤殺菌した保存容器に梅と氷砂糖を交互に敷き詰めていく
↑ビンを煮沸消毒しました。
↑流水で汚れを取りヘタを取り除いた青梅を入れました。
⑥ホワイトリカーを静かに注ぎ入れる
↑ドバドバ!ではなくゆっくり注ぎ入れました。
梅と氷砂糖を交互にということでしたが、梅、氷砂糖、ホワイトリカーをざっくり入れちゃいました。ま、⑧の手順をやれば問題ないでしょう。
⑦フタをしめて冷暗所で保存する
↑日付を貼っておくとわかりやすいです。いや、マストで貼っておきましょう。
⑧時々、容器を振って糖分が混ざるようにする
とりあえず、毎日混ぜてます。
待ち遠しいワン♪ 編集長も興味津々です。
4年前の自家製梅酒
ちなみに、4年前に漬けた梅酒です。
(ビンは小さなものに移し替えています)
氷砂糖少なめ、はっきりいって味はイマイチでした。
漬けたてと比べるとご覧の通り。
漬かってますねえ。ミスを犯しているのわかりますか?
もう一度レシピメモをごらんください。
最後の一行。
「1年経ったら実を引き上げます。」
4年前の梅酒、梅の実を入れっぱなし。ルールをすっかり無視してます。
飲めるのか、不安になってきました。光にかざしてみます。
こんなもんじゃなかったっけ?
飲んでみました。
あれ?美味しい〜(しみじみ)。
十分な甘さが感じられるのが意外でした。酸味が共存していて奥深さもあります。3か月後に飲み干さず、3年もの、5年もの、と楽しむのであれば「氷砂糖少なめ」もアリかもしれません。梅酒は甘すぎる、という人にはオススメです。
まとめ
今仕込んでも、実際に飲めるのは早くて3ヶ月後・・・と考えると面倒くさいと思うかもしれません。しかし、4年前の梅酒を飲むと、芯からほっこり。成功しても、失敗しても、経験。失敗したと思っても時間が経ったら美味しくなっているかもしれません。自家製ならではの醍醐味ですよね〜。
手作り梅酒の世界、いかがでしたか?
飲み方は断然ロック。飲む前にほのかな甘みと梅の香りを楽しめるのがオツなんです。お酒は酔えればいいという若輩者とは一線を画す大人の愉しみ。
今年こそ、梅酒を漬けてみませんか?
(日々つむ編集部)