三つ星の名店「鮨さいとう」で修行を積み27歳にして独立した「鮨たかはし」。そのご主人高橋潤さんがNHK「きょうの料理」で新しょうがの甘酢漬け、いわゆるガリの作り方を紹介していました。
手作りのガリなんて絶対美味しいに決まってる!しかも銀座の有名寿司店のレシピ!全行程はだいたい15分くらい。
実際に作ってみると、意外すぎるくらいカンタンにできましたよ。
新生姜選びのポイント

美しいビジュアル♪
今が旬の新生姜(2016年6月6日時点)、選び方のポイントです。
・表面にツヤがあること(クリーム色の部分)
・茎の付け根=赤い部分がはっきりくっきり綺麗なこと
材料
きょうの料理のレシピは新生姜500gでした。
・新しょうが 500g
・米酢 カップ2+1/2
・砂糖 190g
・粗塩 45g
・酢 少々
日々つむ編集部で購入したのは300gちょっと。しかも白砂糖がありません。
砂糖の代わりにビートを使いました。北海道の畑で作る甜菜から生まれる天然甘味料です。
グラニュー糖に比べてカロリーはマイナス30%。酸に強いので胃で消化されることなくビフィズス菌の栄養源になります。そのため、甘酢の色が少し濃いめになりました。
米酢はカップ(200cc)1杯とちょっと。ビートは味見しながら目分量になりました。(大丈夫かな)
作り方
高橋 潤さんの新しょうがの甘酢漬け #recipe #minkyou https://t.co/zzUC9PuCtd
— 日々を紡ぐてれび (@1102tv) 2016年6月6日
オンエアでは言っていませんでしたが、きょうの料理の公式サイトを見ると作り方は7つの工程です。
作り方の工程
- ボウルに【甘酢】の材料を入れ、泡立て器でよく混ぜる。
- 新しょうがは洗ってスプーンで皮をこそげ取る。赤い部分は色みの素(もと)になるので、残しておく。
- 2を繊維に沿って薄切りにする。薄さは好みでよい。
- 3の半量を盆ざるに広げ、ボウルにのせる。酢少々を入れた熱湯をまんべんなく回しかけ、辛みを抜く。
- 4が熱いうちに粗塩の半量をまぶし、よくあえる。
- 冷めないうちに手でギュッと水けを絞る(やけどに注意する)。残りの半量も同様にする。
- 保存瓶に1の【甘酢】を注ぎ、6を入れて漬ける。2~3日目から食べられ、冷蔵庫で約1か月間保存できる。
(出典:きょうの料理)
では、実際に作っていきます。
その1:甘酢を作る
ボウルに米酢と砂糖(ビートオリゴ糖)を入れ泡立て器で混ぜます。
その2:皮を削る
次に新生姜の皮をむきます。
包丁ではなくスプーンがオススメ。薄皮だけこそげとることができます。
赤い部分は取りすぎないように。ピンク色の元になるのと美味しい辛みが皮のそばにあるのでなるべく薄くを意識しましょう。
その3:繊維に沿って縦に切る
薄皮を取ったら、繊維に沿って薄切りにします。厚さは好みでいいそうです。
技術的な問題で厚め一択になりました。水分もあるので適度に厚い方がオススメとのこと。結果オーライで一つ。
その4:酢を入れた熱湯を注ぐ
切った新生姜に酢を少し入れた熱湯を注ぎます。
酢を入れないとアクで黒ずんでしまいます。ガリ特有のピンク色にならないので少しだけ酢を入れましょう。こうした手間が見た目にも食欲をそそるガリになるんですね。
その5:粗塩を振ってよく和える
塩を振るのもアクを抜くためです。
熱いうちにやります。高橋さんは手で混ぜてましたが箸でもいいそうですよ。
その6:ギュッと絞る
手で絞って水気を切っていきます。
その7:瓶に入れて漬ける
あとは煮沸消毒した瓶に入れるだけ。
2,3日目から食べられて、冷蔵庫で約1か月間保存できるそうですよ。
ちなみに、ひねしょうがで作る場合は4の工程が違うそうです。
ひねしょうがでつくる場合は、4の工程で湯をかけるかわりにサッとゆで、えぐみを取る。
新生姜の作り方まとめ動画です。
まとめ
いかがでしたか?
一つ一つの作業をおろそかにしたり忘れたりすると美味しいガリができないという当たり前のことを学びました。料理は一手間で何倍にでも美味しくなるんです。
さて、どんなガリに仕上がるのか。不安材料は砂糖ではなくビートを使ったことですが3日後が楽しみです。
というわけで、実食!(後日、記)
新鮮な新生姜だから楽しめるガリの手作り。プロ直伝の味をみなさんもお試しあれ〜♪
追記:簡単アルミホイルで生姜の皮むき
ツイッターで生姜はアルミホイルで簡単に皮むきできるというのでやってみました。
簡単とまではいいませんがむけました。むきすぎないのが最大のメリットだと思います。薄皮だけなので栄養もちゃんと残ります。
試す価値ありというか、定番のキッチン技になりそうです。
じゃがいものやごぼう、りんごなんかでもむけちゃうとか。アウトドアでも活用できそうですね。
騙されたと思って、一回お試しあれ♪
(日々つむ編集部)