漫画原作者小池一夫さんのツイートが話題になっていて、心に留めておきたいと思えたので紹介します。
「人に会う」という薬
幸せな感情や悪意は伝染すると書いたら、鬱病の私はそう言われるとおいそれと人に会えないとリプが来たのですが、それは間違っていると思う。人によって傷つけられるのは確かだけど、癒してくれるのも人。鬱から助け出してくれるのは「人」ですよ。間違いないです。調子の良い時に人と会うのが一番の薬
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2016年7月8日
(編集部注*文脈から、鬱の症状が軽い時に人と会うのが一番の薬ということなので、鬱ほどではない人は心が弱っていたり調子の悪いときに人に会うとよいでしょう)
僕は、勝手に「人薬(ひとぐすり)」と呼ンでいる。人に傷つけられたり、人のせいで病ンだりするンだけど、癒してくれるのも、治してくれるのも結局「人」なンだよね。ひとぐすり、おすすめです。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2015年11月19日
そして、「ひとぐすり」で治してもらったら、今度は自分が誰かの「ひとぐすり」になれたらいいね。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2016年7月8日
では、人薬(ひとぐすり)の効能をまとめておこう。
薬名
・人薬(ひとぐすり)
薬事法による分類
医薬品、医薬部外品、化粧品・・・いずれにもあてはまりません。
特長
人薬は有史以来、人種国籍等を問わずご家族(0才以上)や友人のみなさまに愛用される常備薬です。
天然由来のヒト成分が脳内物質を刺激し神経のバランスを調整。弱った心に作用します。特に軽い鬱症状や人に傷つけられた、叱られた、話したくない、顔を見るのもの嫌などおもに人間関係をめぐるトラブルにすぐれた効き目を発揮します。
効能
不安になる、気分が晴れない、落ち込む、やる気がでない、眠れない、悲観的になる、集中できない・・そんな凝り固まった心の症状を改善し、気持ちが楽になります。
用法・用量
人に会います。できるだけゆっくり会話ができるスペースを選んで服用してください。
成人(15才以上) 1人〜5人
11才以上15才未満 1人〜3人
8才以上11才未満 1人〜2人
5才以上8才未満 1人〜2人
5才未満 24時間服用可
用法・用量についての注意
刺激が多いと逆効果になるケースがあるので適度な時間、人薬の「はしご」には注意が必要です。
定められた用法・用量を必ず守ってください。
小児が家族以外の人に服用させる場合には、服用量のまちがいがないよう、保護者の指導監督のもと服用させてください。
価格
メーカー希望小売価格0円〜10万円(税抜き)。
会うだけならお金はかかりませんが、会うお店と相手によっては多額の費用を請求される場合があります。なお保険は適用されません。
まとめ
人に会うことのすすめ、いかがでしたか?日々の犬の世話にのめりこみ、いつの間にか犬中心で生活がまわっていた。散歩中に一言二言、言葉をかわす程度になってしまった。このままでいいのか、ふと不安になることがある。そんなときは、ちゃんと人に会って話す時間を設けてみる。犬は家族の中心ではなく一員です。ふと疲れを覚えたとき、愛犬にお留守番をお願いして「人」にあってみませんか、というハナシでした。
(日々つむ編集部)