リオ五輪卓球女子で2勝を挙げ3回戦に進出したルクセンブルグの53歳!ニシャリャン選手が話題となった。
福原愛も過去に苦杯…53歳老獪プレー リオ卓球女子 https://t.co/TrFsSyDSZ4
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2016年8月8日
これはすごい
福原愛も過去に苦杯…53歳老獪プレー リオ卓球女子:朝日新聞デジタル https://t.co/0LmMHPe7uq— 為末 大 (@daijapan) 2016年8月9日
福原愛にもほろ苦い思い出がある。昨年5月のクロアチアオープン。3度目の対戦で初黒星を喫した。福原は「やっぱりショックでしたし、こんな大事な時期に、なんでこんなプレーしてるんだろうってなってしまって。すごくショックで、あれが多分、どん底ですね。底の底です。ここが1番の底です。結構、こびりついて離れない感じがありましたね」。大ベテランの老獪(ろうかい)なプレーにほんろうされた経験を振り返る。
(出典:朝日新聞)
クロアチアオープン
53歳(当時52)のニシャリャンおばちゃんが福原選手を破ったのは去年5月のクロアチアオープンでした。結果はご覧の通り。
クロアチアオープン | ||
福原愛 | 11-5
11-13 6-11 8-11 11-5 11-9 7-11 |
ニシャリャン |
フルセットの熱すぎる戦いでした。振り返ってみましょう。
第1セット
まだ体があったまっていないのか、調子が上がらないニシャリャンおばちゃん。
△プレー中はあまり動きませんがよくウロウロします。感情表現も素直で豊か。一喜一憂する姿がとってもチャーミング。
第1セットはあっさり取られました。
第2セット
第2セットも福原選手ペース。4-9と一方的な展開となりました。
△サーブからの3球攻撃がミスって悔しがるニシャリャンおばちゃん。しかし、ここから怒涛の反撃が始まります。
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△先ほどはニアでしたが今度はファーへ見事な3球攻撃!9-9、同点に追いつきます。
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△しかし、次を取ればマッチポイントの局面でミス。卓球台に突っ伏して悔しがります。それでもジュースに持ち込むと?
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△ここは惜しくもセット奪取ならず。チョー悔しがってます。
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△ジュースの大熱戦を制し第2セットをゲット。足取りが軽〜い。わかりやすいというか素直すぎます。
第3セット
△動かざること山の如しといわれていますが動くときは動くんです。第3セットを制し、連取しました。これで2-1。
第4セット
△俊敏すぎる53歳(52?)。ラリーも制しちゃいました。3-1。勝利に王手をかけました。すごい!
第5セット
△ボールを返したら、福原選手はよそ見をしていてボールを取りにいく羽目に。悪くないのに手をあげて謝ります。かわいい〜。申し訳ないと思ったのか5-11とあっさり落とします。
第6セット
△すごいよ、ニシャリャンおばちゃん。
△すごすぎるよ、ニシャリャンおばちゃん。驚異の粘り越しを見せます。しかし、9-11で落とし、3-3のフルセット。いよいよ運命のファイナルセット。
第7セット
△ほぼ動かずポイントゲット。
△イーってなったときはユニフォームも引っ張ります。
△なんで決まらないのよ!感情が表に出てます。あと4点。
△でましたガッツポーズ。マッチポイントです。そして・・・
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勝利の瞬間
△日本のエース福原愛選手にセットカウント4-3、フルセットの末勝利を収めました。
いかがでしたか?
これが2015年5月に起きた、ある意味伝説の試合です。
Tischtennisspielerin Ni Xia Lian aus #Luxemburg ist in @Rio2016 eine Runde weiter https://t.co/942wDFZP89
— L'essentiel Deutsch (@lessentielde) 2016年8月7日
まさに老獪。53歳でいまだ現役で活躍するニシャリャンおばちゃんを4年後の東京五輪でもみたい!
そのとき、57歳。期待せずにはいられません。
(日々つむ編集部)