便秘はおそろしい。ちょっとした環境の変化でヤツ💩はひきこもる。なかでも、もっとも悪化する時期が1年に1回必ずある、と頭を悩ませる人たちがいます。それは・・・
旦那(夫)の実家に過ごすときの、嫁。
嫁は年末年始を旦那の実家で過ごす=モンスター級にタチの悪い便秘になる、というのです。
実家でなぜ重症化するのか。実家で便秘にならない方法はあるのか、調べてみましたよ〜。
もう悩まない!年末年始の帰省で「旦那の実家で重症化する便秘を解消しよう
旦那の実家で便秘になるアラフォー主婦
毎年、実家便秘を発症させているのは日々つむスタッフのゆうきち。
・気が張る
・トイレ環境が落ち着かない
・運動不足
通常の便秘では、食物繊維の摂取などの食生活や水分摂取が解消の鍵となります。しかし実家便秘のおそろしさはメンタル面でのストレスが大きいこと。メンタルのコントロールほど難しいものはありません。実家の雑事に追われ運動不足になりがちにもなります。厄介ですね。
>>>【脱便秘はどっち?】食物繊維「水溶性」と「不溶性」の違いや食材を覚えておこう
便秘の原因
便秘を引き起こす腸管の機能的異常の要因には「不規則な食事・生活」「食物繊維・水分・脂質などの摂取不足」「低栄養」「ビタミン欠乏症」「全身衰弱」「緊張・恐怖・悲しみなどの精神的要因」「神経障害」「浣腸や下痢の乱用」「体質」「職業性(便意があっても排便できない職業の人)」「便意を抑制する習慣」などがあります。
(引用:厚生労働省ヘルスネット)
・食物繊維を多く含む食品を積極的に食べましょう。便量を増大させ、排便リズムを回復させます。食物繊維を多く含む食品は、たけのこ・緑黄色野菜・ごぼう・さつまいも・ふき・七分搗き米・大豆・ひじき・かんぴょう・切干大根などがあります。
・冷水・冷牛乳を適切に摂って、胃・大腸の反射を促しましょう。特に起床後の摂取が勧められます。牛乳も小腸ラクターゼ活性の低い人には効果があります。水分は便を軟らかくして排便を容易にする働きがあります。
・適度に脂質を摂りましょう。脂質に含まれている脂肪酸が大腸を刺激します。
・適度の香辛料やアルコール・酸味類・エキス分(肉・魚のうま味分)は、排便を促します。
・糖分の多い食品は、腸管内で醗酵しやすく大腸運動を高めます。糖分の多い食品には、はちみつ・砂糖・水あめなどがあります。
・パインアップル・いちご・りんご・牛乳・ヨーグルト・プルーン・梅干など有機酸を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
・腸管内で醗酵し、ガスを発生させやすい豆類・いも類・かぼちゃ・くりなどを摂りましょう。
・米飯の難消化性でんぷんが食物繊維と同様の働きをします。白米より七分搗き米・胚芽米・玄米のほうが食物繊維の量も多くなり、より効果があります。
・食事量の確保も大切です。高齢者などは特に、食事量の過小が便秘の原因になっていることがあります。
(引用:厚生労働省ヘルスネット)
・気が張る
・運動不足
実家便秘を解決するため、舅姑にお願いして家を建て替えてトイレを2つにしてもらいましょう。
・・・。
無い物ねだりをしても始まりません。やっかいな実家便秘の原因から解消できる可能性を探ってみましょう。
作戦その1:緊張がほぐれるトイレタイムを確保しよう
旦那の実家での日々は、緊張の糸が途切れず気が張ったまま過ごす人も多いことでしょう。ちょっとのミスや至らない行動で「できない嫁」の烙印をおされかねません。家の中はもちろん、出かけるときも行動を共にすることが多く気が休む暇がありません。
1日のうちで、ゆっくりトイレで過ごせる時間を確保できるか考えてみましょう。誰もノックしてこない時間です。10分では心もとないです。せめて20分、ノックされずに過ごせるトイレタイムを確保できるか。朝なら20分早起きするなど探せば見つかるはずです。1分もない、という人は、屋外に確保する方法もあります。コンビニやスーパー、公共施設など旦那の実家トイレより落ち着けるスペースはないでしょうか。
土地勘がない人は、スマホのアプリで近くのトイレを探してみるのもいいでしょう。
外では、紙が無いなどのアクシデントもおこりえます。海外旅行のようにトイレットペーパーを1ロール、持ち歩くことをオススメします。
作戦その2:体を動かそう
じーっとしているのではなくウォーキングやストレッチなどで腸を刺激して、もよおすことがあります。意識して体を動かす時間を作りましょう。運動不足の解消は実家便秘解消にもつながります。
長年の便秘に悩まされていた松本明子さんはストレッチなどの腸活で解消。ラジオで解消するまでの経緯を話していました。
△便秘の肌荒れで悩んでいたとのこと。効果があったコトがこちら。
・コップ一杯(300cc)の水を一気に飲む
・息を吸うときは4カウント、息を吐くときは8カウント
・便座に座っているとき顔を右左に向くなど頭を動かせる
・便座に座っているとき右肘を膝につけるなど「考える人」の座り方をする
ストレッチしなくてもできることなので、ダメ元でもやってみる価値はありそうです。
腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました!
なぜ肌荒れになるのか?便秘とは腸内環境が悪くなること。MXテレビ「ひるキュン」(2016年12月25日)で大竹真一郎先生がいってた便秘のからくりはこうです。
・老廃物が血液から全身をめぐる
・肌荒れや大人ニキビ、便秘の原因になる。
老廃物が血液から全身を巡る・・・
作戦その3:旦那の目を見て真剣にDJBの苦しさを訴える
便秘がちなことは伝えていても、旦那はそれほど真剣に受け止めていないのではないでしょうか。薬飲めば?とか安易な言葉をかけていないでしょうか。
旦那が「嫁の便秘」で感じる悩みは、牛丼に生卵をつけるかどうか程度のレベルかもしれません。
普段の便秘と比べても実家便秘がいかに辛いか、旦那の目を見て涙を浮かべながら切々と訴えましょう。
作戦その4:トイレ環境を整えよう
先ほどのトイレットペーパーのほかにも、持ち歩いてよかったと思えるグッズがあります。例えばコレ。
△匂いを密閉できる袋、ジップロックのたぐいです。
そのほかのDJB向けの対策グッズをまとめてみました。
△トイレットペーパーにシュッとふきかける、おしりの清浄剤です。トイレットペーパーをやわらかくして、やさしいふき心地と清潔を保てます。ウォシュレット派には強い味方になってくれるはず。
△便座を除菌するグッズ。おしりが触れる場所。考えただけでもイヤ、という心当たりがある人が持っておいて損はないでしょう。
△出てくれるのは喜ばしいですが、次の心配は匂い。万が一に備えて消臭スプレーも用意しておきましょう。
まとめ
改めて実家便秘の3大条件を振り返ってみましょう。
・気が張る
・トイレ環境が落ち着かない
・運動不足
旦那の実家で気が張るのは嫁の立場なら仕方がないこと。ストレスを受け入れて、できる作戦を立てるしかありません。運動不足は解消できるし、トイレの環境も夫の協力があれば解消できるかもしれません。本当に辛くなったら思い切って実家にいる人全員に協力をあおいでもいい。時間を区切って誰にも邪魔されないトイレタイムを確保するのもアリ。気もお腹も張る実家便秘、いいことはなにひとつないのですから。
(日々つむ編集部)
※ヨーグルトを毎日摂っている人、オリゴ糖も選択肢に。プラスするとビフィズス菌や乳酸菌など善玉菌の栄養源となってくれるます。赤ちゃんの便秘にも使えるくらい体に優しいものです。
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