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犬嫌いだった俳優・遠藤憲一が溺愛した愛犬との出会いと別れ【志村どうぶつ園】

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天才!志村どうぶつ園に俳優遠藤憲一さんがゲスト出演。2匹の愛犬、マルチーズの「まめ」と「エレキ」との出会いと別れのエピソードを語りました。エンケン親分と2匹のスタッフが紡いだ16年間の物語をまとめました。

犬嫌いだった

もともと遠藤さんは大の犬嫌い。中学生のとき、犬に追いかけられ噛まれたことがずっとトラウマになっていたといいます。そんなある日・・・

「犬が苦手なのにある日帰ったら家にいまして。周囲には“世界一マルチーズが似合わない”と言われるし、最初は参った(笑い)」

(出典:ポストセブン

突然目の前に現れたマルチーズの子犬。マネージャーも務める奥様が飼い始めたのだそう。名前は女の子の「まめ」。名字の「えんどう」にちなんで付けたとか。えんどう豆・・・ダジャレですね。

まめとエレキ

まめちゃんを飼い始めて1年半後、同じ犬種のマルチーズ「エレキくん」(男の子)が遠藤家へ。

子犬の頃エンケンの家に来てすぐに電気のコードを噛みました。そこで「エレキ」と言う名前をつけられたというワケです。
エンケン親分が立ち上がるとワンワン吠える癖が抜けなくて、ダメ犬のレッテルを貼られています。
「エレキは本当にワルだな」と笑われるのですが、立ち上がった親分にやっぱりまたワンワン吠えてしまいました。

(出典:遠藤憲一公式HPより


(画像引用:公式サイトのスクリーンショット)

エレキによく吠えられたという遠藤さん。ヒエラルキーは次の通り。

1位奥様
2位まめ
3位エレキ
最下層:遠藤さん

最初は犬の散歩すらままならなかったという遠藤さん。普段はコワモテの役が多いだけに、散歩中に反抗されオロオロするシーンに思わず笑ってしました。それでも次第に愛犬との日々も日常の一つになり、女性誌のCREA(2005年)の取材に愛犬家として取材されるまでに。

いい笑顔をしてますが、トラウマが簡単に払拭されるわけでもなく、しばらくはかりそめの愛犬家だったといいます。そんな遠藤さんを変える出来事が・・・。

まめ、大病を患う

2007年、まめが病気になります。
病名は「免疫介在性血小板減少症」

血小板は血液中にある小さな細胞で血液凝固の役割を担っており、ワンちゃんが出血をした場合など止血に重要な役割を果たします。
免疫介在性血小板減少症は、ワンちゃんの体の免疫機能がなんらかのきっかけで、自身の血小板を破壊してしまい、様々な症状を示す病気です。男の子のワンちゃんより女の子のワンちゃんの発症が多いことで知られています。
(中略)
皮膚に紫斑(ぶつけた訳でもないのに内出血がおきている様子)や点状出血がおきたり、鼻出血や血尿、歯肉からの出血、血便などの症状が起こります。

(出典:「どうぶつ親子手帳」アニコムグループ

さらに、脊髄炎を発症し一時は歩くこともできなくなってしまいます。しかし・・・

がんばって歩く練習をして、なんとか歩けるまでに回復しました。
「まめはいつも一生懸命でいいこだね」と言われるのが嬉しいです。
晩年、心臓が悪くなり、目も見えなくなり、寝たきりになっても親分にいっぱい甘えながら頑張りました。

(出典:遠藤憲一公式HPより
遠藤さんと奥様、そして時にエレキもサポートしながらまめちゃんとの日々を紡いでいきます。
これは2013年に撮影した写真。


目が見えなくなった、まめちゃんがソファーから落ちないようにサポートするエレキくん。おじいちゃんですが頑張ってます。過ごした時間に比例するように、固くなっていく家族の絆。

そんな愛情に包まれながら2014年1月15日午前10時45分、まめちゃんは16歳で天国に旅立ちました。

ひとりになったエレキも、16歳を過ぎるころには耳が聞こえず目も見えなくなります。遠藤さんは精一杯の愛情を注ぎました。

電気コードを噛んでエレキと呼ばれたやんちゃ坊主も16才。高齢で視力や聴力を失い、腎臓も衰えた。
「近頃は家で点滴をする介護生活ですが、エレキがいるだけで癒される。天寿を全うするまで、家族でできる限りのことをして“看きろう”と誓っています」

(出典:ポストセブン

看きろう。

エレキがいるだけで癒される。ヒエラルキーの最下位でよくエレキに吠えられていた遠藤さんの覚悟。いつしか犬嫌いから正真正銘の愛犬家になっていました。そして・・・

17歳まで親分に吠えたり甘えたりして応援してきましたが
2016年2月13日に天国に引っ越しました
また会おうなと親分が言ってくれたので
その時までさようなら

(出典:遠藤憲一公式HPより

最期は病院ではなく、自宅で過ごすことを選んだ遠藤さん。9年に及ぶ介護生活を振り返りつつこんな言葉で愛犬との日々をしめくくりました。

ちょっとでも生きようとする力が見えたとき、じぶんも勇気をもらえました。犬にもちゃんと心があって、心と心が通じ合うんだなって。すごい奇跡を起こせるんだっておもいました。

愛犬から学んだ、人を思いやる心。同じ愛犬家として「看きろう」という言葉が心に残りました。
愛情とは育むもの。
空気と同じように当たり前にあると勘違いしていませんか?

(日々つむ編集部)






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