コレ美味しい♪と思ったものは愛犬にも食べさせたい。旬を意識しながら、OKなものやNGなものを紹介しています。
今回は、グレープフルーツです。
犬はグレープフルーツを食べていいの?
犬はグレープフルーツを食べてもOK。飼い始めの頃は、柑橘類=ダメのイメージでしたが与えても構いません。ただし与える場合は注意が必要です。外の皮に、中毒を起こすリスクがあるといわれているからです。元凶はソラレンまたはプソラレンといわれる物質。これがNG派の理由です。摂取した場合、嘔吐や下痢といった症状が出る可能性があります。とはいえ、そもそも外皮を食べないのであまり心配はいりません。といいたいところですが、グレープフレーツは外の皮をむかないで包丁で半分に切って食べる方が多いとおもいます。その切ったときに外皮の成分がついてしまう可能性があるので「切らずにむいてから与える」が基本になります。といっても微量なので気にする必要はあまりないと思います。誤食などで外皮をガブガブ食べるのは明らかに問題。手に届くところに置かないようにしましょう。
また、外皮といえば防カビ剤も気になります。グレープフルーツは輸入モノが多いのですからね。防カビ剤をきれいに水洗いして取り除くことが必須になります。房を包む薄皮は消化に悪いので、人間が食べる場合でも同じですが。
中身の果実だけを与えるようにしましょう。オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系は皮に注意と覚えておきます。房を包む薄皮を取り除いてから与えましょう。
旬は?
旬カレンダー | |||||||||||
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
ほぼ輸入モノなので旬は意識せずにいただけます。フロリダや南アフリカなどからの輸入が多いですよね。
栄養は?
おもな成分はこちら。
・ビタミンC
・βカロチン
フラボノイドは苦味の成分で生活習慣の予防に効果が期待できます。ビタミンCは風邪予防はもちろん、コラーゲンの合成を助けるので美肌効果も。肌トラブルに悩んでいるワンコに向いている果物になりえます。βカロチンやルチンも含まれているので抗酸化作用によりアンチエイジングにも力を発揮するといわれています。
与え方や量は?
犬編集長クラス(3.7キロ)で15g程度まで。外皮や房を包む薄皮、種を取りのぞいてから与えます。
グレープフルーツの食品成分表 | ||||
エネルギー | 水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
8kcal | 17.8g | 0.2g | 0g | 1.9g |
(※20gあたりで換算)
注意するポイント
外の皮、房を包む薄皮、種は取り除いてから与えましょう。とくに房を包む薄皮は薄いといってもみかんに比べれば厚いので消化されずにそのまま出てくることはありえます。与えすぎるのはおすすめできません。
・外皮
・
大人女子向きのフルーツ、愛犬にもちょっとだけなら与えても大丈夫!
犬とグレープフルーツ、まとめ
・外皮や房を包む薄皮は食べさせてはいけない
・ビタミンCが豊富なので元気がないときにおすすめ
・おやつに与えるな15g程度
(※量は犬編集長・トイプードル・3.7キロで換算)
※犬編集長のトイプードル(3.7キロ)の目線なので、犬種やサイズによって量などは異なります。
※犬編集長は1日分の食事量を体重×1.7%で計算しています。だいたい62グラムくらいを1日2回に分けて食べています。2%や2.5%で計算しているワンコもいます。個々の愛犬に合わせて与えるようにしてください。参考までに。
(日々つむ編集部)
犬と食べ物について(共通事項)
ワンコに与えるときの基本です。
・果物はわざわざ与える必要はありません。飼い主の「ついで」程度です。
・果物は熟したものを。
・酒類はたとえ一滴も絶対NGです