コレ美味しい♪と思ったものは愛犬にも食べさせたい。旬を意識しながら、OKなものやNGなものを紹介しています。
今回は、レモンです。
犬はレモンを食べていいの?
犬はレモンを食べても・・・OKです。柑橘類=NGとしている専門家もいますが、その理由は外の皮。柑橘類には外皮部分に中毒を起こすリスクがあるといわれるソラレンが含まれていて、摂取した場合は嘔吐や下痢といった症状が出る可能性があります。レモンといえば、絞るときや輪切りや短冊切りなど切って使うときも皮が付いたままにしていることが多いですよね。これがNGの理由です。レモンは食べても大丈夫らしいよ、とだけ認識していると皮の部分も摂取する可能性が高まってしまいます。
与える場合は外の皮は与えないこと。ビタミンCが柑橘類でもトップランクのフルーツなので絞ったあとの汁を舐めさせる程度がおすすめの与え方になります。人間だってガブガブ食べるもんじゃありませんからね。意識するのは中身の果実だけ。オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘系は皮に注意と覚えておきましょう。
旬は?
旬カレンダー | |||||||||||
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
旬は秋から冬にかけて。おもな産地は広島県や愛媛県、和歌山県など。皮も食べられる有機系のレモンが出回っていますよね。
栄養は?
おもな成分はこちら。
・クエン酸
・クロプトキサンチン
ビタミンCは元気のないときはもちろん、コラーゲンの合成を助けるので美肌効果を期待できます。実は、唐揚げや焼き魚にレモンを絞るのは理にかなっていて焦げに含まれる発がん性物質の働きをおさえるといわれています。クロプトキサンチンにもガン予防効果があるとされているので愛犬はもちろん、飼い主も日常的に摂りたい食材になります。酸っぱいのはクエン酸によるもの。クエン酸だけのサプリも売ってますよね。すばやくエネルギーになるので遊びすぎて疲れたかなというときに与えるといいでしょう。
与え方や量は?
犬編集長クラス(3.7キロ)で10g程度まで。外皮や房を包む薄皮、種を取りのぞいてから与えます。
レモンの食品成分表 | ||||
エネルギー | 水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
11kcal | 17.1g | 0.2g | 0.1g | 2.5g |
(※20gあたりで換算)
注意するポイント
外の皮を与えないようにします。絞った液体にして与える場合は、種がないかよく確認してからにします。クエン酸は即効性があるので元気がないときや疲れ気味のときに少量与えるようにしましょう
・房を包む薄皮
・種
レモンの香りは、リラックする効果があるので飼い主も意識して摂りたい食材になります。
犬とレモン、まとめ
・外皮や種は食べさせてはいけない
・ビタミンCが豊富なので元気がないときにおすすめ
・おやつに与えるな10g程度
(※量は犬編集長・トイプードル・3.7キロで換算)
(日々つむ編集部)
犬と食べ物について(共通事項)
※犬編集長のトイプードル(3.7キロ)目線なので、犬種やサイズによって量などは異なります。
※犬編集長は1日分の食事量を体重×1.7%で計算しています。だいたい62グラムくらいを1日2回に分けて食べています。2%や2.5%で計算しているワンコもいます。個々の愛犬に合わせて与えるようにしてください。参考までに。
ワンコに与えるときの基本はこちら。
・果物はわざわざ与える必要はありません。飼い主の「ついで」程度です
・果物は熟したものを。
・酒類はたとえ一滴も絶対NGです