コレ美味しい♪と思ったものは愛犬にもちょっぴり食べさせたい。旬を意識しながら、OKなものやNGなものを犬編集長目線でメモしています。
今回は、梨(なし)です。
(撮影:staffゆうきち)
犬は梨を食べていいの?
犬は梨を食べても・・・OKです。与える場合は、皮はむいて種を取り除いた果肉の部分を切り分けて小さくカットします。水分が多く、他のフルーツよりも多めに食べさせても大丈夫。ただし、食べ過ぎると体が冷えてお腹を壊すかもしれないので最初は少なめに与えて様子をみましょう。
旬は?
旬カレンダー | |||||||||||
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
産地は鳥取県や千葉県、茨城県などが有名です。品種によって時期が異なっていて、幸水は8〜9月、二十世紀や豊水は9〜10月が旬となります。ジメジメした夏から空気が乾燥する秋にかけて、水分が多い梨はワンコにも最適なフルーツになります。
手に持ってみて重みを感じるもの、見た目は玉のかたちが左右対称で整っているもの、さらに横に長い平っぽいものほど甘くて糖度が高く美味しいとされています。ザラザラの皮がなめらかになれば食べ頃。
追熟させたいときは常温で保存します。野菜室に保存するときはポリエチレンの袋に入れると長持ちします。
栄養は?
おもな成分はこちら。
・カリウム
・フラボノイド
実に88%が水分。さらに消化されにくい食物繊維が含まれているので、腸を刺激&便のかさ増しで便秘がちのワンコにおすすめです。快腸なワンコは便がやわらくなるかもしれません。カリウムやフラボノイドも含まれているので高血圧の改善や動脈硬化にも。水分が多く老廃物を排出してくれるのでデトックスにもいいでしょう。
与え方や量は?
犬編集長クラス(3.7キロ)で15g程度。種の周りは酸味が強いので少し大きめにカットしてから与えるようにします。水分とほのかな甘みが、そして歯ごたえがあるので喜んで食べてくれるはずです。
梨の食品成分表 | ||||
エネルギー | 水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
9kcal | 17.6g | 0.1g | 0g | 2.3g |
(※20gあたりで換算)
注意するポイント
フルーツ共通の注意点ですが、食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがあります。人間でも同じですよね。
・食べ過ぎすぎないこと
・芯の近くは酸味がある
旬の時期にジューシーな梨を食べさせてあげましょう。
犬と梨、まとめ
・外皮と芯はむいてから。
・食物繊維やカリウムが豊富
・おやつに与えるな15g程度
(※量は犬編集長・トイプードル・3.7キロで換算)
(日々つむ編集部)
犬と食べ物について(共通事項)
※犬編集長のトイプードル(3.7キロ)目線なので、犬種やサイズによって量などは異なります。
※犬編集長は1日分の食事量を体重×1.7%で計算しています。だいたい62グラムくらいを1日2回に分けて食べています。2%や2.5%で計算しているワンコもいます。個々の愛犬に合わせて与えるようにしてください。参考までに。
ワンコに与えるときの基本はこちら。
・果物はわざわざ与える必要はありません。飼い主の「ついで」程度です
・果物は熟したものを。
・どんな食材でもアレルギーを起こす場合があります。体を頻繁にかく、かゆがる、目が充血する、吐く、下痢、湿疹やじんましんが出たら要注意。すぐに動物病院で相談しましょう。
・酒類はたとえ一滴も絶対NGです