コレ美味しい♪と思ったものは愛犬にもちょっぴり食べさせたい。旬を意識しながら、OKなものやNGなものを犬編集長目線でメモしています。
今回は、かぼちゃです。
(撮影:staffゆうきち)
犬はかぼちゃを食べていいの?
犬はかぼちゃを食べても・・・OKです。ビタミンの宝庫で疲労回復や風邪予防にもおすすめ。食欲がないときにいつものご飯に混ぜて与えるのもいいですよ。皮も栄養豊富なので硬い部分を取り除いて食べさせてあげましょう。加熱して適度な大きさにしてから与えます。
旬は?
旬カレンダー | |||||||||||
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
産地は北海道や鹿児島県、茨城県などが有名です。輸入物も出回っていて年中食べられるようになりました。イマドキは1個丸々を料理するのは大変ということで、カットしたものを購入する方が多いようですね。
1個丸ごと購入して、残った場合は種とワタは取り除いてラップしたあとに冷蔵庫で保存します。丸ごとの場合は日陰でおいておけば1ヶ月以上は保存できます。
栄養は?
おもな成分はこちら。
・ビタミン類
・食物繊維
実が黄色いのは色素成分のβカロテンによるもの。体内に取り込まれるビタミンAに変換されます。ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保ったり、免疫力を高めたり、目を見えやすくする働きにも役立つといわれています。野菜のなかでも多く含まれているビタミンE、免疫力をアップさせるビタミンCと様々なビタミンが摂れるので、がん予防や疲労回復に効果を期待できます。冬至にかぼちゃを食べると風邪を引かないといわれるのは、このビタミン類のチカラを先人たちが体で実感していたからなのでしょう。
がんを予防するポリフェノールや整腸作用を期待できる食物繊維も豊富。便秘気味のワンコに少しずつ与えてみるのもいいかもしれません。
与え方や量は?
犬編集長クラス(3.7キロ)で10g程度。必ず茹でてから与えます。ヒト用におかずをつくるときは味付けする前のものを取り分けておいて冷ましてから与えるようにします。おだんご状にこねて焼いたあと、おやつとして与えるのもおすすめです。北海道ではデンプンと混ぜてかぼちゃだんごにしてよく食べます。
かぼちゃ(ゆで)の食品成分表 | ||||
エネルギー | 水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 |
19kcal | 15.1g | 0.3g | 0.1g | 4.3g |
(※20gあたりで換算)
注意するポイント
皮は厚く硬すぎる部分は取り除いてから与えるようにします。
・食べ過ぎないこと
・加工品はNG
かぼちゃといえばビタミン。風邪をひきやすい冬の時期は意識して与えるようにしましょう。
犬とかぼちゃ、まとめ
・外皮はむく
・抗酸化作用のあるビタミン類が豊富で風邪予防や疲労回復におすすすめ
・おやつに与えるな10g程度
(※量は犬編集長・トイプードル・3.7キロで換算)
(日々つむ編集部)
犬と食べ物について(共通事項)
※犬編集長のトイプードル(3.7キロ)目線なので、犬種やサイズによって量などは異なります。
※犬編集長は1日分の食事量を体重×1.7%で計算しています。だいたい62グラムくらいを1日2回に分けて食べています。2%や2.5%で計算しているワンコもいます。個々の愛犬に合わせて与えるようにしてください。参考までに。
ワンコに与えるときの基本はこちら。
・果物はわざわざ与える必要はありません。飼い主の「ついで」程度です
・果物は熟したものを。
・どんな食材でもアレルギーを起こす場合があります。体を頻繁にかく、かゆがる、目が充血する、吐く、下痢、湿疹やじんましんが出たら要注意。すぐに動物病院で相談しましょう。
・酒類はたとえ一滴も絶対NGです