当編集部のあるマンションと目と鼻の先にオリックスのカーシェアがあり、よく利用しています。しかし、ペット同乗は禁止。数年前まで同乗可能でしたが規約違反が相次ぎ、禁止になった旨の説明が車内の書類に記されいました。
気軽に利用できるタイムズのカーシェアはどこにもである身近な存在なだけに一部の愛犬家によるマナー違反が本当に悔やまれます。でもカーシェアではなくカーレンタルなら条件付で利用することができます。
ただし条件がとてつもなく厳しい・・・( i _ i )
あきらめたのはココ。
・「同乗の際には必ずケージに入れて、後部ラゲッジスペースに搭載」
いろんな人がレンタカーを利用するなかで導き出された、最低限守ってほしいルールなのでしょう。でも、ケージに入れることはできても、後ろの荷物置き場に固定は現実的じゃない、と思う飼い主も多いのではないでしょうか。
愛犬のしつけや性格次第で利用可能か?無理か?の境界線が分かれるルールが存在する、タイムズのカーレンタル。その内容と手続きの手順をまとめたので参考にしてみてください。ムリだわ、と思ったら素直に諦めて別の選択肢を探しましょう。
カーシェアとカーレンタルの違い
そもそもカーシェアとレンタルカーの違い、なんとなくこんなイメージでは?
・カーシェア=短時間利用
・カーレンタル=長時間利用
ちょっとそこまでの短時間か、旅行などの長時間か。実際にオリックスのカーシェアを利用してみて、レンタカーよりすげぇ!と思ったこと1位は「ガソリン無料」です。レンタカーは返却する前に自費でガソリンスタンドで満タンにするルール。カーシェアはメーターを見てだいたい3分の1くらいになったら指定のガソリンスタンドで車内に設置してるカードで支払えばOK。身銭を切る必要はありません。タイムズも同じです。
(画像引用:公式サイトのスクリーンショット)
タイムズは、カーシェアが「タイムズカープラス」、レンタカーが「タイムズカーレンタル」という名称で全国展開中。タイムズはパーキング(駐車場)のチェーン店というイメージで一緒くたにしてましたが違うんですね。
カーシェア
カーシェアは駐車場の一角に、1区画だけあるイメージがあります。実際にタイムズの駐車場を利用しない人は通りかかっていても気づかない人が多いかもしれませんね。
カーシェアは最初に入会して登録を済ませておけば、15分単位で24時間いつでも使うことができます。電話とか実店舗に行かなくてもOKなのがスゴイところ。受付の代わりになってくれるのが、スマホのアプリ。だから延長や時間変更も簡単で取り消しも1分前までOK。キャンセル料もかかりません。
買い物やゴルフなど普段使いでカーシェア(オリックスですが)を利用していますが、手軽さと便利さを実感しています。ゴルフで帰りが遅くなったときは同乗者にスマホを渡して延長の手続きをしてもらうこともあります。
個人的なイメージはセルフサービスのレンタカー。いつでもすぐ(最短3分後)借りられます。
△タイムズのカーシェアが一通りわかる公式動画。利用5秒前の方は参考に。
使ってみて、ガソリン代無料っていうのが一番の驚きでした。それどころか割引サービスもあります。都市部の生活者は今後「シェア」という考え方を意識するといいかもしれません。
カーレンタル
タイムズのレンタカーは一般的なイメージのレンタカーと考えてOK。例えば、3日間借りっぱなし、函館で借りて札幌で返却することも可能。一方、カーシェアは同じ場所に戻さないといけない制約があります。車種もいつも同じで基本セルフなので前の人の使い方によってコンディションが変わることが多々あります。善意で成り立っているものなので、ペット同乗が禁止になるのもムリはないかなとも思うようになりました。
料金は、基本「6時間まで」、「12時間まで」、「24時間まで」がベース。この時間帯を超えると、「追加1時間毎」「追加1日毎」の料金がプラスで適用されます。カーシェアの「15分毎」と比べるとざっくりしてますね。
ペットと一緒にドライブを楽しむ手続き
では、具体的に手続きの手順を解説します。
タイムズクラブ会員になる
まずはwebからタイムズクラブの会員になっておくことをオススメします。
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入会金・年会費が永年無料の上に基本料金の割引が適用される特典があります。支払い手続きもカンタンなので1回限りの利用じゃなければ会員になっておきましょう。会員になると様々な割引制度が用意されています。
タイムズクラブ会員特典
・ウェブ予約・車種指定〜15%オフ
・ウェブ予約・クラス指定〜20%オフ
・プレミアム会員〜最大25%オフ
割引サービスだけではありません。会員になっておくことをすすめるのは、ペット同乗の手続きをするときに必ず電話予約して同意書を持参する手続きが加わるからです。ウェブだけの申し込みは受け付けていないんです。
会員じゃないと名前から始まって基本的な申し込みに必要な手続きをしなければなりません。
メモ・ペット同乗を希望する場合は電話での予約が必要
・同意書にサインをして店頭に持参しなければならない
・Webのみの申し込みは受け付けていない
事前に申し込みが無い場合は、例え予約していても借りることができません。必ず事前にペットが同乗する旨を電話で伝えておきましょう。
同乗できるペットの大きさ
サイズも制約があります。
・体重10kgまでの犬・猫が対象
利用可能な車種
車種も限られています。下記の5クラスになります。
・C1Gクラス(デミオなど)
・S4Gクラス(アテンザワゴンなど)
・W2Gクラス(プレマシーなど)
・W3Gクラス(MPVなど)
なぜ、上記の車種に限定しているかというと、後部ラゲッジスペースにケージに入れた愛犬を置くためです。走行中にもペットの様子を確認できる車に限定しているのです。なので、ラゲッジスペースが独立しているセダンタイプなどは利用できません。
車内での同乗位置
走行中の車内にもルールがあります。
・ケージに入れる
・後部ラゲッジスペースに置く
ケージは自分で用意します。
ペット同乗の規則
後部ラゲッジスペースは小型犬にとってはハードルが高いですね。ケージには入れていますが、座席に固定するタイプのものを使っています。ケージにいれずにウロウロさせていると警察に捕まることもあるので注意してくださいね。
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ペット同乗の規則
2.ケージは必ずトランクに搭載するものとし、決して座席には載せないで下さい。
3.車内では決してペットをケージから出さないで下さい。
4.レンタカーに乗車中はペットに決して食餌・給水を行わないで下さい。
5.万一車両に損害を与えた場合には当社規定の休業補償(ご利用クラスに応じて2万円もしくは3万円)と併せて清掃・消臭費用もしくは補修費用(かかった費用実費を後 日請求させていただきます)をご負担いただきます。また損害とは以下の事を言います。
1 シートの破損(ほつれ、破れ)
2 室内の汚損(毛、排泄物など)
3 ニオイ
4 その他ペットによる損害と認められるもの
いろいろ規則が明記されていますが、要は車内を絶対に汚すなということ。うちは汚さないから大丈夫といってもシートに匂いがついていれば敏感な人やアレルギー持ちの人に症状が現れることがあります。
ここまで厳しいのはトラブルが続いているから。カーシェアのように禁止されることのないようルールを必ず守るようにしてください。
まとめ
タイムズのカーレンタルでペットとドライブするための手順を紹介してきました。もういちど整理します。
利用の流れ
・タイムズクラブの会員になる(任意)
・webサイトでペットが同乗できる車種等を確認して決めておく
・利用日時を決めて電話で予約する
・担当者から注意事項や手順を聞く
・同意書を持参して店頭で手続きを済ませる
・ルールを守って利用する
いかがでしたか?レンタカーは自分たちの愛犬スタイルに合わせるのではなく、他の利用者のスタイルに合わせることが大切です。
ルールを守れば愛犬ライフのフィールドは格段に広がりますのでご利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
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ちなみに、タイムズのカーレンタルはカーシェアのような利用の仕方もできるので近くに実店舗がなくても便利ですよ。
(日々つむ編集部)