犬を迎えるまえに 犬を飼う

初めて子犬を迎える当日までにやっておく必要なこと、後回しでいいことまとめ

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犬を飼ったことがない初心者の飼い主が、実際に犬と出会って飼い始めるまでにどうすればいいのか、具体的に出会いから当日までにやっておくべきことをまとめて解説している。

最初に言っておくが、「衝動飼い」はおすすめしない。ペットOKの物件か、近隣にペット嫌いはいないかなど住宅や近隣の環境はもちろん、しつけの知識や心構えにもある程度の時間が必要になってくるからだ。
犬と出会ってから、やっぱり飼えないと諦めることほど哀しいことはない。

また、犬の情報にも注意しなければならない。書籍やネット情報のなかには実態をともなわない、いわゆる机上の空論が氾濫している。犬を飼っていない人が記事を量産しているペットメディアもある。大事なのは、目の前にいる愛犬と向き合いコミュニケーションを取ること。人間と同じで、犬の数だけ個性があり有効なしつけもまた異なるからだ。

この記事ではトイプードル(4歳オス、3.7キロ)の犬編集長と、そのお友達の実体験を基準にしている。この記事に書かれている通りに準備していけば、遅くとも数ヶ月以内には犬を家族として迎えることができるはずだ。

すでに犬を飼っている方でも読むだけで「気づき」があり、悩んでいるしつけや飼い方を見直すきっかけになるかもしれない。そのために読み物としても楽しめることを心がけている。

これから犬を飼おうとしている方が有効に活用していただければ幸いだ。

犬編集長
なんかエラそうだな。ぼくがいるだけなのに

幸いだ。

ステップ1:犬を迎え入れる条件は整っているか

犬を飼うにあたって、いの一番にやっておくことは犬を迎え入れる条件が整っているかということ。

こちらの記事を参考に家族で話し合ってほしい。

【日本動物愛護協会】犬を飼う前に話し合いたい…飼い主に必要な10の条件

①住宅がペットを飼える状況にあること
②ペットを迎えることに家族全員の合意があること
③動物アレルギーの心配がないこと
④そのペットの寿命まで(終生飼養)飼育する覚悟があること
⑤世話をする体力があり、その時間をさけること
⑥高齢になったペットの介護をする心構えがあること
⑦経済的負担を考慮すること
⑧必要なしつけと周囲への配慮ができること
⑨引っ越しや転勤の際にも継続飼養する覚悟があること
⑩飼えなくなった場合の受け皿を考えておくこと

犬を飼うことは、15年以上の命を預かること。たとえば初期費用も入手費用とは別に5、6万円はかかる。それから毎年平均15万円以上。病気になれば数十万円単位もザラだ。

一つでも懸案事項があるなら無理をせず、諦めることも愛情ではないだろうか。

ほかにも、旅行など家を長く空けることができなかったり、抜け毛や排泄物など部屋の掃除や大変だったり、無駄吠えや匂い、夜に起こされてぐっすり眠れないといった犬種や性格によって様々なことが起きてくる。

それを受け入れられる環境か、家族の協力は得られるか。


△東京都では、アニメで犬を飼うことの責任を問うている。とっつきやすいので、子供がいる家庭ならみんなで一緒に観ることをおすすめしたい。

アレルギーによって室内飼いができなくなり、かといって手放すこともできない。仕方なく小型犬なのに庭で飼うケースもあるという。もしマンションなら取り返しのつかないことになる。

愛犬と住める物件探し

犬を飼うためには一緒に暮らせる犬OKの物件が必須となる。賃貸でもペット可物件が増えているので安心してほしい。

犬OKの物件を検索するのに便利なお部屋探しサイトもある。
こちら

全国のペット可物件を検索できる専門サイトで犬が飼える一人暮らし用のマンションも充実している。

逆に、お目当ての地域に犬OKの物件がないことも調べることができる。犬との出会いを済ませ、飼うと決めた後に物件がない、となってはお互いに不幸だ。

犬を飼ってもいい住環境かどうか、飼う前にチェックしておこう。

ステップ2:犬と出逢おう

犬を飼う条件が整ったら、次はいよいよ出逢うために行動を起こすことになる。予備知識がなければ、真っ先にペットショップを思い浮かべるかもしれないが、出逢う方法はいくつかあるので参考にしてほしい。

出逢う場所

運命の犬と出逢う方法はおもに以下の5つ。

・動物愛護センター
・里親募集サイト
・知人の紹介
・ペットショップ
・ブリーダー

一般的なのは、ペットショップとブリーダーだろうか。

だがその前に、飼育放棄された犬が新しい飼い主を待っている動物愛護センターや保健所、民間の保護団体などもある。
保健所などの収容施設では、期限がくれば殺処分される運命にある。

譲渡会の日時はネットで「犬 譲渡会 (住んでいる都道府県や町の名前)」または「犬 里親募集」などで検索するといくつかのサイトが出てくるはずだ。東京では、動物愛護相談センターが民間の譲渡会の情報を提供している。

2017年3月開催の例をご覧いただきたい。(あくまでも例として掲載したものでこの情報を元に参加せず主催団体などに問い合わせること)

 
動物種 開催日時 開催場所 団体名・連絡先 備考
犬・猫 3月5日(日曜日)
午前12時から午後3時
アルマ東京ティアハイム
葛飾区細田5-11-12
特定非営利活動法人 アルマ
http://alma.or.jp/
電話 03-5876-7667
犬20頭
猫15頭
犬・猫・
うさぎ・鶏・
モルモット
毎月第2日曜日、第4土曜日
午前12時から午後4時
ミグノンプラン
渋谷区千駄ヶ谷4-3-5
一般社団法人ランコトレ・ミグノン
http://rencontrer-mignon.org
犬30頭
猫50頭
ほか参加
犬・猫 土曜日・日曜日
午後2時から午後4時
京王線「南大沢」駅前
八王子市南大沢2-1-6
認定特定非営利活動法人
フレンズ・オヴ・アニマルズ
http://www.foajp.com/
メール juntama@athena.ocn.ne.jp
雨天中止あり
イベント参加時なし
【HPご参照】

東京都の動物愛護センターに掲載している動物譲渡事業のページはこちら
<譲渡会を実施している民間団体>
ミグノン 毎月第2土曜日と第4日曜日に開催
アルマ
フレンズ・オヴ・アニマルズ

譲渡会で出会うためには、事前に講習会を受講していることなど様々な条件がある(東京の場合)ので、お住まいの地域のルールを問い合わせた上で出かけてほしい。

また、トライアルといって家族として迎えることができるのか、いわゆるお試し期間があるケースもある。いい制度だと思うので、いろいろ調べてみてはいかがだろうか。

愛情が感じられるペットショップを

譲渡会は成犬が多い。子犬から育てたいと希望する方はブリーダーやペットショップが有力な選択肢になるかもしれない。

しかし、なかには「商売」にしかみていない心ない業者もいる。個人的なおすすめは自宅から近いトリミングサロンやペットホテルを併設してる個人ショップ。犬への知識が豊富で愛情を感じられるの方が多いからだ。いろいろ相談にものってもらえて飼い始めてからも心強い存在になってくれるだろう。こうしたお店はショーケースではなく、声をかけておくと連絡が入って出会うパターンが多い。お客さんで生まれた子犬の引き取り手を探している、など地域に根ざした犬の情報基地のようになっている。利用しない手はない。

「いい出会いがあれば犬を飼いたいんです」など、いろいろな人に言っておくと思わぬ縁で出会えることもある。まずは、そこから始めてみてもいいだろう。世の中は縁でできている。

犬編集長
ぼくも知人の紹介だよ。だから飼い主さんはぼくのことを生まれたときから知ってるんだ

悪質な業者を見極める方法

今はインターネットでも犬を探すことができる。しかし、ネット上のやりとりだけで売買契約することは法律で禁じられている。動物愛護管理法の改正により、販売者は購入希望者に対し、必ず対面で動物を直接見せて現状と特徴、適切な飼養方法などを説明しなければならないからだ。そのほか生後56日を経過しない犬は、販売や展示・引渡しを禁止されている。生後早い段階で親兄弟から引き離してしまうと、大切な社会化ができず吠え癖やかみ癖などが生じやすくなってしまうといわれている。小さくてかわいいを優先し、生まれたての子犬を売ろうとする業者は疑ってかかろう。また、午後8時から午前8時までの展示も法律で禁止されている。もし、午後8時以降もショーケース展示を続けているショップも注意したほうがいい。犬は寝るのが仕事といわれるほど睡眠は大切。夜になっても明るい場所で展示する行為は犬の健康より商売を優先していると考えざるをえない。

<注意が必要な業者>
・ネット上で売買する
・「第一種動物取扱業」に登録していない
・対面で飼養方法などを説明しない
・生後56日以内で売買する
・午後8時以降も展示している
・不衛生

第一種動物取扱業は、犬を販売するものなら必ず登録しなければならない。犬猫等健康安全計画の策定や個体ごとの帳簿の作成・管理、毎年1回の所有状況報告などが義務付けられている。

ステップ3:犬を迎える準備

子犬(成犬)を迎える準備は、ステップ2と平行しながら進めておきたい。準備といっても、モノだけではない。家族間でどのように犬を迎え、どこで生活し、どう接していくかなどあらかじめ話し合っておくことが大切となる。
たとえば、食べもの一つとっても、いつ、何を、どれくらいの量を、誰が与えるのか。食べないときはどうすればいいのか。吐いたときはどう対応するのか。など話し合っておくことがけっこうあるのだ。犬は空腹でも体調が悪くても吐く。空きっ腹かもしれないし体調がおかしいサインかもしれないということ。最初は見極めがしにくいので、動物病院や的確なアドバイスをくれる先輩の飼い主を探しておいたほうがいい。と、このように芋づる式にやっておくべき準備が増えていく。ノートに書き出しておき、随時書き足していくと忘れないだろう。スマホならTO DOリスト化しておいてもいい。以下に羅列したので参考にしてほしい。

家族で話し合って準備しておくこと

食べ物

・食事の世話は誰がするのか?
・どんな食事を与えるのか?手作りか市販のドッグフードか?
・いつ与えるのか?(パピーなら1日3回など犬種によって異なる)
・どれくらいの量を与えるのか?
・どこで与えるのか?
・どんな器で与えるのか?

トイレ

・トイレトレーニングはどのようにするのか?
・誰がトイレをしつけるのか?
・始末と掃除は誰がするのか?
・トイレはどのように掃除するのか?
・トイレシートや消臭グッズなどは必要なのか?
・失敗したときは叱るのか?無視するのか?

犬の生活スペース

・どんな場所で育てるのか?
・寝床はどうするのか?
・サークルやクレート、トイレスペースはどうするのか?

しつけ

・「マテ」「オスワリ」何を覚えさせるか?
・しつけ教室に通わせるべきか?
・トイレとクレート(寝床)をわからせるのは何をすればいいのか?

その他

・名前をどうするか?
・犬を飼っている友人や知人の相談相手がいるか?
・動物病院は探しているか?
・ご近所への挨拶は必要か?
・危険なものや場所はないか?

※気付いたものを書き足しておくので悩んだときは何度でもこの記事を読み返してほしい。

トイレトレーニングは迎え入れた当日、その瞬間から始まる。今後を考えれば、トイレは室内でできたほうが絶対にいい。外でしかできないと嵐のなかでもお散歩にでかけなければならない。知り合いにもいてとても大変そうにみえる。被災したときも慣れていれば「トイレここだよ」「ちっちはここにしてね」というだけで、トイレシート1枚、なければ新聞紙1枚でも用を足してくれるようになる。最初が肝心。

招き入れるスペースに危険な物や場所はないか、チェックすることも大切な準備となる。パピー時代は驚くほど好奇心旺盛。ちょっと油断するとご覧の通り。

これから犬が生活する空間を見渡してみよう。手がとどくものはすべて注意が必要となる。

・暖房器具
・ゴキブリシートやホウ酸団子など殺虫剤系のもの
・電源コード類
・イヤホン類
・ティッシュボックス
・人間の食べ物
・花や観葉植物
・キッチン

暖房器具は火傷の危険性がある。犬は毛に包まれているので特に気をつけたい。ティッシュボックスはお留守番のときにぜんぶ出して食いちぎり部屋中に散乱していた、という話をよく聞く。味が濃い人間の食べ物はお腹を壊す原因となる。キッチンが生活空間につながっているならフェンスを使うなどの対策が必要となってくる。

△犬編集長も前の住まいではキッチンと居間をフェンスで隔離していた。

電気コードだけでなくイヤホンなどのコード類はすべて注意が必要。犬編集長は耳にあてるイヤホンのゴム部分を弄んでいることがあった。すでにゴムが外れていて危うく誤食するところだった。これは間違いなく放置していた飼い主の責任。どんなものでも口に入れる可能性があるので気をつけよう。

当日までに準備しておくモノ

続いては、犬を迎え入れる当時までに必要なモノをまとめる。絶対に必要なモノとそうでないものがあるのでそれぞれの判断で購入しよう。人間の食器で代用できる器など購入しなくても揃えられるものもある。
☆☆☆〜必ず準備したいもの
☆☆★〜後日必ず準備したいもの
☆★★〜どっちでもいいもの

 

食べ物関係 ☆☆☆

・ドッグフード(手作りフード)
・食器
・お水を与える器(給水ボトル)

トイレグッズ☆☆☆

・トイレシート
・消臭・衛生グッズ
・学習スプレー
・ウェットティッシュ

寝床☆☆★

・クレート
・サークル
・昼寝ベッド

しつけ&お手入れグッズ☆★★

・涙やけ拭き取りシート
・ウェットティッシュ
・ブラシ
・歯ブラシ(シート)
・いたずら防止スプレー
・(爪切り)
・(犬用のシャンプー)

おもちゃ&遊びグッズ☆★★

・コング
・ボール
・ぬいぐるみ

その他☆☆★

・首輪
・リード
・キャリーバック
・滑り止め対策のカーペットなど

首輪とリードはパピーならお散歩用ではない。室内で行うお散歩の練習用や病院などにでかける際につける。3回のワクチン注射が終わるまで散歩ができないからだ(犬編集長基準)。
ドッグフードにせよ手作りフードにせよ、食べ物は必ず用意しておこう。最初はこれまで食べてきたものとあまり変えないほうがいい。本の知識などを元に新しいものを与えても食べ慣れていないとお腹を壊すリスクがある。迎え入れるまでに何を食べてきたか、必ず教えてもらえるのでメモして同じものを用意しよう。

犬編集長
ぼくは実家に教えてもらったドッグフードをふやかして食べていたよ。だいたい10粒くらい

犬編集長には食べ慣れているロイヤルカナンをお湯でふやかし潰したもの粗熱が取れるまで待った上で与えていた。
一般的な寝床はこんな感じ。

サークルで囲いを作り、クレート(寝床)とトイレのスペースを分けて設置。お水を飲むための器も用意する。
器にもいろいろな種類がある。
ふく福 超軽量 折りたたみ式 ペットボウル 携帯性 水飲み 食器皿 外出 / 旅行 シリコン製 1個-色ランダム
△折りたたみのお皿タイプはお散歩中や犬連れ旅の必需品となるので買っておいて損はない。

リッチェル ペット用 ウォーターノズル ホワイト
△舌を当てれば水が出てくる給水ボトルタイプもある。サークルに取り付けて使う。器をひっくり返す心配がないので始めての給水用としてすすめる書籍やネット記事も多い。犬編集長も使っていた時期があるが、すぐに止めてしまった。ひっくり返しても拭けばいいだけだし普通の器のほうが使い勝手がよかったからだ。もちろん、それまでどのように給水していたかがポイント。ペットショップなどでは給水ボトルが多かったはずなので、同じ環境を整えてあげよう。犬は新しい家で不安がいっぱい。できるだけ慣れている状況、落ちつく場所を作っておくためだ。
ちなみに、現在の犬編集長はこんな器を使っている。

△器をのせられるスタンドをつけた。安定感がありこれにしてから一度もひっくり返したことはない。「犬 フードスタンド」などで調べれば出てくる。犬のサイズによっては届かない可能性もあるので通販ではなく現物を見てから購入することをおすすめしたい。

ハウスのレイアウト失敗例

とても大切なハウス作り。実をいうと、犬編集長は失敗してしまった。その失敗ハウスを実際にご覧いただこう。

△失敗ハウスにいる若き日の犬編集長。

どこが失敗なのか今は一目でわかる。答えられるだろうか。
それは、トイレシートの上に座っていること。これはありえない光景。トイレと認識していない何よりの証拠だからだ。

折りたたみできるサークルにし、その中に寝床、トイレシート、給水の皿を置いているハウス。迎え入れた当日と同じレイアウト。このレイアウトで最も失敗しているポイントは、寝床とトイレシーツが重なっていること。ちゃんと分けるべきだったのに境目があいまいで狭すぎた。トイレ専用だと認識できず、トイレシートの上でずっと鳴き続けていた。快適さや落ち着く空間には程遠い環境になってしまっている。

せめてこうすべきだった。

△微妙だが大きな違い。寝床とトイレが狭いなりに境界がくっきりしている。

ちなみに、4年たった今も折りたたみサークルは現役。ただし寝床ではない。

△トイレ専用のスペースになっている。このトイレスペースで一晩で2回の大、小は5、6回はする。夜、飼い主が寝たままのときは匂いをかぎながら器用に避けて用を足す。大を踏むことはないし長居もしない。犬はとてもキレイ好きなのだ。

犬編集長は挫折したが、クレートなどの狭い空間で寝ることを慣れておいたほうが絶対にいい。震災で避難するときに寝床にしているクレートを持ち歩けばどこでも落ち着いて眠ってくれるからだ。落ち着かず鳴き通しだと避難所の外でも肩身を狭い思いをする。
クレートのなかは、ふかふかの敷物を敷くと入ってくれやすい。広すぎると落ち着かないので、サイズは適度な大きさのものを用意する…とマニュアルには書いてあるが。

寝床&敵の襲来に備えて巣作りをするトイプー #犬 #toypoodle #犬 #土曜日の夜

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△犬編集長は失敗した。一度も寝なかった。このクレートは今はもう無い。今はクレートではなく人間の布団で寝ている。一緒に寝る前は先ほど紹介した折りたたみのサークル内で寝かせていた。

犬編集長
イヤだったから1時間以上は鳴きつづけてやったぜい?

母やきょうだいの匂いがついたタオルや敷物を用意するのもいい。知人から譲りうける場合は事前に渡して馴染んでおいて、寝床に敷けば安心して落ち着いてくれるだろう。

ソフトタイプのキャリーバック

犬編集長は狭いスペースが嫌いなわけではない。

△ソフトタイプのキャリーバックは飛び込むように入る。お散歩が待っていることを知っているからだ。以前の住まいのとき、外に出るまでキャリーバックに入れていたら大好きになった。このおかげか、新幹線での移動はちょっと硬めのキャリーケースに入り3時間近く鳴かずに移動してくれる。これはただの偶然。結果オーライだっただけ。

お留守番ができる子にするためにも、ハウス作りは重要。最初が肝心なので嫌がられても鳴かれても心を鬼にして頑張ってほしい。もしうまくいかない場合は、例えば自宅から車までキャリーバックに入れて行動するとか狭い空間に慣れさせておくだけでも違ってくるかもしれない。いかんせん、性格によるのでそれぞれ考えて工夫してみてほしい。

犬編集長
ぼくは失敗した、とよく言われるけどお留守番もできるし新幹線でもお利口にできるからスゴくない?

昼寝ベッド

とにかく、ふかふかだったり、もふもふだったりするものに居心地のよさを感じる。

トイプードルの昼寝スポット。 #ふあもこ部 #犬 #toypoodle #JHP #tokyo #doglife

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△家にいるとき、犬編集長はこの5か所の昼寝スポットを巡回しながらくつろいでいる。座椅子の上などはこちらが意図して用意したものではなく、偶然もふもふした生地のクッションがあっただけ。まずは1箇所、ハウスとは別にくつろげるスペースを作ってやると、落ち着いてくれるかもしれない。

トイレシート

トイレシートにもいろいろな種類がある。値段もピンキリ。使ってみないと良し悪しがわからないが使い捨てなので高価なものでなくていい。安すぎると吸水率が悪いなどの不満も出てきやすい。使ってみて愛犬と生活スタイルにあったものを探そう。新聞紙で代用している方もいる。被災したときなどに使えることを覚えておこう。吸収してくれるので掃除がしやすい。
ちなみに、犬編集長は決まったトイレシートは使っていない。その都度選んで購入している。いま使っているものにトイレの上手なしつけ方が書いてあった。

△トイレの場所を決めてシーツを敷く。ニオイを嗅ぎまわり、そわそわし始めたらシートの上に連れていく。シートの上でできたら褒める。シンプルだがトイレトレーニングはこれの繰り返しとなる。

 

消臭・衛生グッズ

フンもおしっこも間違いなく外すことは覚悟しておこう。犬編集長も2、3か月は外していた。フンやおしっこをしたところはニオイが残らないように拭き取るのが鉄則。ニオイが残っているとトイレはここなんだと間違って覚え、再び同じ場所にしてしまうからだ。

ジョイペット 天然成分消臭剤 オシッコのニオイ・汚れ専用 270mL
△こうした犬用の消臭剤が市販されているので買い物リストにメモしておこう。

子犬って、色んなところに突然おしっこするので驚かないように。ただ拭き取るだけだとニオイが残って、またそこにショ~…みたいな悪循環になるので、消臭剤でしっかり消臭しよう。叱らないことも覚えておこう。粗相をしたところに鼻を押し付ける、というしつけは昭和の遺物。個体差があるだろうが、怒らなくてもおしっこはちゃんとしてくれるようになる。

 

しつけ&お手入れグッズ

涙やけや目やに専用の拭き取りシートは買っておいたほうがいい。マメにふかないと目やにが固まり取りづらくなってしまう。
ウェットティッシュはちょっとした汚れふきやおしりやおしっこをしたときに拭くときにつかえる。100円ショップの赤ちゃん用のおしりふきで十分。毎日のブラシはスキンシップや毛のコンディションで体調をチェックできるので迎え入れた当日から始めておきたい。歯ブラシシートなどで口の中に手を入れることにも慣れさせておきたい。犬編集長は毎日歯を磨いている。それでも歯石がついてくる。歯のコンディションが長生きにつながることを様々なイベントなどに参加して知った。
飼い主も犬も歯のメンテナンスには気を配ろう。

まとめ

迎え入れる当日まで、楽しみでワクワクする反面、様々な不安が出てくるはずだ。不安があったときは何度も読み返してほしい。キャリーバックなどで過ごすことに慣れるなどしつけがうまくいけば、日本全国どこへでも旅することができる。東京から函館まで新幹線にのって函館からレンタカーで北海道一周の旅、なんてこともできるのだ。

この記事は新たな情報や内容を訂正すべきときに随時更新していく。ぜひ参考にしてほしい。

(日々つむ編集部)






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