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東京・笹塚でマックといえばココ。先代の矜持を守る洋食とハンバーグの名店

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いきなりクイズ〜!

「マック」といえば、あなたは何を思い浮かべる?

  1. 一般人→マクドナルド
  2. IT人→mac
  3. 下北人→洋食屋マック

わたし(@1102tvみっちー)は3、下北沢の洋食屋「マック」だ。20代の頃お世話になっていたお店。しかし、2008年惜しまれながら閉店してしまった。以来、すっかり忘れていたのだが先日、日々つむ編集部のある笹塚で同名の「洋食屋マック」を発見。もしや?ランチタイムに立ち寄ってみると、味もメニューもほぼ同じ。看板メニューはもちろんハンバーグ。注文するとすぐに聞こえてくる、パンパンパン!ハンバーグのタネを叩く音。もうこの時点でおいしい。あの懐かしい名店のハンバーグだと確信したのであった。でもなぜここに?

とかちん
マックはオーダーメイドが魅力らしいYO!

東京笹塚「洋食や・マック」は名店の味を受け継ぐハンバーグの美味しい店だった

マック初訪問

あのマックならハンバーグだろう。ということでいきなりハンバーグのダブルを注文。
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↑ジャンボハンバーグ

△食べる前の儀式、酸味と旨味香るデミグラソースの湯気を堪能すべし。パサついた肌が潤っていくのを実感♪ そして、メインのハンバーグを一口。箸どころか息を吹きかけるだけでも切れそうな、ほろほろ柔らかジューシー。

すぐンマイ!

驚くようなボリュームがあるわけではないが、満足感はある。マックはセットとアレンジが他にはない魅力。ハンバーグと生姜焼き、ハンバーグととんかつ、ハンバーグとオムレツなど様々なセットメニューが楽しめる。ハンバーグとハンバーグもそのひとつ。ジャンボハンバーグに生姜焼きもアリ。付け合わせのスパゲッティー大盛りもあり。自由度が高いので好みに合わせて頼みよう。白米がうまいのもポイント。このごはんがあってこそハンバーグがより引き立つんだな〜♪

日を置かずに再訪

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△ハンバーグとしょうが焼きのセット。しょうが焼きはハンバーグに次いで人気ナンバー2とみた。目玉焼きがうれしい。どんな相手にもハマる名脇役だ。

再々訪

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△ハンバーグ&ポークステーキのセット。付け合わせは共通。キャベツメインのサラダとソフト麺のスパゲッティ。おもわず遠い目になる。まだチェーン展開していなかった頃のふらんす亭や、キャベツ入りカツカレーがごちそうだったキッチン南海、そして洋食屋マック・・・。もう2度と巡りあえないと思っていた下北マック味に再会させてくれてありがとう、笹塚の洋食屋マック!

「マック」のナゾ

ところが、事態は急転する。先日、偶然テレビ朝日の特集コーナー(15年1月25日)を観ていて目が釘付けになった。洋食屋マックの味を引き継いだ店が経堂にあるというのだ。その店の名前は「ウルトラ」。先代の息子さんが継いだ店だという。

息子が引き継いだ味と、店名と味が同じの店。どういうことなのか。本来なら、息子が店の名前も味も引き継ぐはずだが・・・。テレビでは「蘇った!伝説のハンバーグ」のテロップが踊っている。おもわず、笹塚のマックは?と呟いてしまう。

ちがいを比べてみよう。

メニューがちがう

笹塚のマックは、ハンバーグをメインに、しょうが焼き、魚フライ、エビフライ、ポークステーキ、カニオムレツ、ロースカツ、白身魚フライ、鳥のもも焼きとのミックスセットなど様々なバリエーションが用意されている。日替わりセットはなく、昼も夜も同じメニューが並ぶ。お酒は生ビールか瓶ビール、そして赤白ワインの小瓶。

一方、息子さんの店「洋食バル ウルトラ」は、ランチとディナーでメニューが異なる。ランチは、ハンバーグステーキ、しょうが焼き、白身魚フライ、エビフライなどの単品セットと日替わり。夜はお酒や一品のおつまみも充実している。

洋食屋と洋食バル、コンセプトが全然ちがう。どっちがどうという問題ではない。特集では、息子さんが父の味を生かした新メニューを考案していた(エビフライサンド)。しかし、笹塚のマックは新メニューがない。下北マックにメニューが近いのは笹塚マックになる。

卵の調理方法がちがう

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△マックは目玉焼き。息子さんは温泉卵。下北沢の洋食屋マックは目玉焼き。笹塚マックが本家に近い。

まとめ

店の名前を受け継がなかった理由について、ナレーションでは「より幅広い世代に食べてもらいたいと屋号や店の雰囲気は変わった」と説明していた。ここからは推測。

笹塚の「洋食屋 マック」は先代が作り上げたメニューや味、雰囲気をストイックなまでに守り続けているお店。下北沢の先代を知る客が訪れても期待は裏切らない。まさに、看板に偽りなし。駅からの距離、地下に構えた店、どこか下北沢の雰囲気に似ている。下北マックを知るものならノスタルジーにも浸れるだろう。

一方、息子さんは父の味も受け継ぎながら、先代とは全くコンセプトの異なるお店を出した。父に「勉強させてください」と修行のゴールに選んだのは閉店の4年半前。10数年以上をほかの店でキャリアを積んできた。洋食屋マックの看板を出すことも出来たが、下北沢の店を知るお客さんが同じメニューを求めて訪れたとしたら・・・。

どちらのお店も先代が残した味と矜持を大切にするがゆえ、それぞれの道を歩んでいるのだろう。ま、どういう経緯だろうとマックのハンバーグや生姜焼きが食べられればそれでいいではないか。

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△このビジュアル!

とかちん
ごはんとサラダも美味しいらしいYO!

(日々つむ編集部)






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