内村航平選手がリオ五輪が行われるブラジルでポケモンGOをダウンロード。通信料が50万円になっていたという。同じミスを犯して高額な請求された人を知っているので、誰にもでも起こりうるケースといえる。
海外旅行に出かける前に、必ずチェックしておきたい設定をおさらいしておこう。
50万円の高額請求
内村航平がスマホで高額請求されたきっかけはポケモンGOをダウンロードしたこと。
リオデジャネイロ五輪体操男子で金メダル候補の内村航平(27=コナミスポーツ)が7月31日(日本時間8月1日)、爆発的な人気を集めているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」を現地でダウンロードし、通信料が50万円になっていたエピソードを披露した。携帯会社に事情を説明し、1日約3000円の定額料金が適用される「強運」ぶりで、6日の男子団体予選に弾みをつけた。
(出典:日刊スポーツ)
なぜ、50万円も高額請求されたのか?
高額課金にご用心――。体操男子でリオデジャネイロ五輪金メダル候補の内村航平(コナミスポーツ)が7月31日、爆発的な人気を集めているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」にまつわる冷や汗もののエピソードを明らかにした。
事前合宿地サンパウロでのこと。ふと携帯電話の通信料を確認した内村は、目を疑った。「50万円…」。何度も見直したが間違いなかった。
思い返すと、ブラジル入り後に「ポケモンGO」のアプリをダウンロード。現地で未対応なことを知らずに使い続けていた。データ通信の設定を誤り、定額制プランから外れていたという。「あの日の食事会場での航平さん、表情が死んでいました」と白井健三(日体大)。日本の妻に報告すると、あきれられた。
だが、無類の強さを誇る男は強運だった。リオ入り後に携帯会社に電話して事情を説明すると、同様のケースにならって1日約3千円の定額料金に収める救済措置を取ってくれたという。体操ではめったにミスを犯さない絶対王者。最悪の事態を回避して「本当に助かった」と胸をなで下ろし「早くブラジルでも遊べるようになってほしい」と笑顔で熱望した。
(出典:スポーツニッポン)
課金とは、自らの意志でゲームのアイテムなどを購入すること。だから課金によって高額請求されたわけではない。このように、記者も間違えるほどいまいちカラクリがわからないのがスマホの通信システムだろう。
データローミングの罠
内村選手が請求されたのはデータローミングを通じて膨大な通信をしていたこと
日本で使っているスマホの電波(docomo、au、ソフトバンクなどの各キャリア)が届かない海外へ行ったときに、各キャリアが現地の携帯キャリアと提携し、通信できるようになっている(提携している国があるの確認が必要)。しかし、提携したキャリアの電波が届かないエリアだった場合、料金が高額になってしまう。そこで、事前に各キャリアが用意している海外用の使い放題のパケットサービスに入っておくことが重要になる。もし、加入しない場合はデータローミングの設定をオフにしておくこと。オフにしないとアプリなどでバックグランドで起動し繋がっていることがある。
iPhone5Sの設定はこうだ。
「設定」アイコンをタップ。
△モバイルデータ通信をクリックする。
△モバイルデータ通信のオプションをクリックする。
△データローミングをオフにすればOK。
docomo、au、ソフトバンクなど各キャリアの公式サイトでは、親切に海外旅行でスマホを使うときの準備と設定が書かれている。1日単位のパケットサービスを利用すると安全だろう。
auの場合
・海外でスマホの設定ガイドはこちら
渡航前と渡航後にするべき設定がわかりやすい導線で紹介されている。
1日980円で使える定額サービスもある。
docomoの場合
・ドコモの設定ガイドはこちら。
海外で利用するためには、「WORLD WING」サービスに加入しておくことが条件となる。いますぐ調べる方法があるので参考にしてほしい。
△docomoのサイトからマイドコモにログイン。「ドコモオンライン手続き」をクリック。
△「ご契約内容確認・変更」をクリック。
△国際サービスの項目に「WORLD WING」がある。わたしは契約中らしい。海外パケ・ホーダイも使えるらしい。定額サービスは2種類用意されている。
△内村選手の携帯キャリアは不明だが、ドコモなら右側のパケホーダイサービスを利用したとおもわれる。ちなみに、右側のパケホーダイサービスなら、テザリング機能が使えるので自分だけでなく家族や友達も利用できる。
ちなみに、渡航前にやっておくべき設定が動画でも紹介されている。
△これは渡航後にやっておくべき設定。
ただし1dayの定額サービスでアンドロイド限定。
ソフトバンクの場合
・ソフトバンクの設定ガイドはこちら。
機種別の設定方法が丁寧に説明されています。
(iPhone5Sの設定方法のスクリーンショット)
さいごに
各キャリアでは、サイトはもちろん電話や店頭でも受け付けているので不安な人は問い合わせてみるといいだろう。20代の金メダリストでもミスするわけだから。
請求書をみて真っ青になっては、楽しい旅も台無しになってしまうぞ。
(日々つむ編集部)