2016年10月3日放送のNHK「あさイチ」でスマホゲームとの付き合い方を特集していました。どっぷりハマっている子供に頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。スマホの使用時間が長いほど成績が下がるという研究データもあるそうです。
どこまでハマると危険信号といえるのか、あさイチの番組情報を引用しながら勉強への活用などさらなる情報をリサーチしました。
あなたの家庭にスマホルールありますか?
スマホゲーム依存を防ぐために親ができること
スマホの利用時間が長いとバカになる
まず、あさイチで紹介していたのはスマホの利用時間と学力の関係。仙台市教育委員会と東北大学加齢医学研究所が小中学生3万人を対象に行った調査を紹介していました。
△これがソースになったデータをグラフ化したもの。数学の場合です。スマホを使う時間が長ければ長いほど平均点も勉強時間も下がっているのがわかります。
△こちらがあさイチで紹介していたもの。ソースと番組のグラフを比較しました。4教科の平均点数で勉強時間のデータがカットされているのがわかります。
言いたいことは、やればやるほど勉強時間は削られ成績も下がるということ。ま、当たり前っちゃあ当たり前ですね。1日は24時間しかないわけですから。
たしかに、大人の自分に置き換えてみてもやり過ぎたなあとおもうことがしばしば。本の1冊も読めたのに、脳細胞がどんどん減っているのに、などと自己嫌悪に陥りながらバカになっていくことを自覚する日々です。
平日1日あたりの通信アプリの使用時間の長さは,勉強時間や睡眠時間を介した影響力よりも圧倒的に強く,直接的に成績を下げる方向に作用している恐れがあることが分かりました。これは分析を行った研究チームとしても,非常に衝撃的な結果でした。なぜなら,「通信アプリの使用によって勉強時間や睡眠時間が少なくなるから成績が落ちる」わけではなさそうだからです。
スマホの利用時間が長いと・・・
いくら勉強しても睡眠時間を確保してもバカになる(学力は落ちる)
ではどうすればいいのでしょう。
バカにならないスマホの使い方
調査を行った研究者の結論はこうです。
その1スマホや携帯の使用時間は1日1時間以内に
その2家庭でルール作りを(勉強中や睡眠中はスマホや携帯の電源OFF)
(出典:東北大学)
その1スマホや携帯の使用時間は1日1時間以内に
その2家庭でルール作りを(勉強中や睡眠中はスマホや携帯の電源OFF)
3日(月)朝8:15〜のNHK『あさイチ』に、VTRで出演します!「どうつきあえばいい?スマホゲーム」特集。息子と嫁も出るんですが、どんな扱いになってるやら(^^;; https://t.co/gfPhCocZLb
— 水ピン / 水間勇一 (@MIZUPIN) 2016年10月1日
・その1スマホゲームは夜10時をもって金庫にしまって施錠。1秒でも過ぎたらスマホをお風呂に沈める
・その2新しいゲームは親がチェックしてからダウンロード
その1息子がやりたいゲームアプリがあったら父親(水ピン)に申請依頼を送る その2水ピンがゲームの内容をチェックする。数日間実際に遊んでみて判断する ・その判断基準は? ①時間を費やす価値があるほどおもしろいか ②何度か遊んだら一定時間休憩しないと先に進めないなどやりすぎを防ぐ仕組みがあるか その3水ピンが認めれば入手ボタンを押す。 その4息子のスマホにダウンロード可能になる
監視と規制は何も生まねえ〜!
たしかに、縛るだけでは親の目を盗んでやることだけ考えるようになるだけ。その結果、親と子供はとことん話し合った結果、妥協点として生まれたルールが夜10時のスマホ門限。
iPhoneの場合
VTRでご紹介したご家族も利用していた、スマホアプリのダウンロード制限サービスについてご紹介します。
【親子ともにiPhoneの場合
→ダウンロードの際、親の承認が必要になるサービスを利用できます】
(1)「ファミリー共有」という設定を行います。(親のiPhoneで「設定」>「iCloud」>「家族」>「家族を追加」とタップし、その指示画面に沿って入力すれば設定可能。)
(2)「承認と購入のリクエスト」の設定をすればこの機能が使えます。(親のiPhoneで「設定」>「iCloud」>「家族」>「お子さんの名前」をタップし、「承認と購入のリクエスト」をタップすれば、設定完了。)
【子どもだけがiPhoneの場合
→フィルタリングの強さを4段階から選択できます】
子どものiPhoneの「設定」>「一般」>「機能と制限」で暗証番号入れる>App>4種類(4+、9+、12+、17+)の中から、対象年齢を選択すれば設定完了(参考:「4+」・・・4歳以上)
Androidの場合
【docomo→ダウンロードの際、親の暗証番号入力が必要になるサービスを利用できます】
「安心モード」という無料アプリをお子さんのスマホにダウンロードすれば利用可能です。
【au→フィルタリングの強さを3段階から選択できます】
まず、「安心アクセス for Android」という無料アプリをお子さんのスマホにダウンロードします。そのあと、そのアプリに親が「管理者登録」をするとフィルタリングレベルを選べます。
【SoftBank→フィルタリングの強さを3段階から選択できます】
まず、店頭で「スマホ安心サービス」という無料サービスにに加入申し込みします。そのあと、お子さんのスマホに内蔵されているアプリ「スマホ安心サービス」に親が管理者登録すると、フィルタリングレベルを選べます。
(1)ポンピングブレーキ式声かけ・・・子どもはよくも悪くも集中力が高いため、特に楽しいことをやっているときには急ブレーキがかけられません。したがって、約束の時間より少し前から、車のポンピングブレーキ式に、何度かに分けて声をかけましょう。(例:「そろそろだよね」「もうすぐ何時だね」)
(2)ルールを守れたらほめる・・・ゲームに関しては、「ルールを破ったら怒る」ことが多いと思いますが、「ルールを守れたらほめる」ようにしましょう。(例:「昨日より5分早く終われたね」)
しかも、その場ですぐにほめることが大事。時間がたってからほめても、ほめられ効果が薄くなります。
(3)親もやってみる・・・子どもに「どうするとクリアできる?」などと聞いてみましょう。大事なのは、それを「なるほどね」「へ~そうなんだ」と耳を傾けること。子どもは自分の好きなものの話を聞いてもらえると安心する上に、自分も親の話を聞こうかなと思うようにもなります。
(出典:あさイチ)※短期間でリンク切れになる可能性が高いです。
依存症チェック
1・時間を減らしたいと思っても減らせない
2・生活の中心がスマホゲームになっている
3・周りから見て、明らかに問題が出ている
3つすべてにあてはまったら依存症らしいです。
3行まとめ
・1時間を超えると成績が落ちる
・そのためのルール作りを家庭で行う。
スマホにハマる子供が心配、・・・といいつつ、自分もヘビーユーザーの親御さんも多いはず。親自身から変わることも大事になってきます。
(日々つむ編集部)