犬編集長(トイプードル4歳)のしぐさや態度から犬の言葉(ボディランゲージ・カーミングシグナル)を学ぼう。
今回の言葉は・・・
どうして愛犬は布団なのに穴を掘るしぐさをするの?
穴を掘るしぐさをしている動画
では、実際に穴を掘っているように見える動画を見ていただきましょう。
一般的な穴を掘る意味
よく言われるのは、「寝る場所をこしらえている」。ワンコはかつて、外敵から身を守るために草むらや土を掘って巣穴に身を沈めてから寝ていたといわれています。なにしろ先祖はオオカミですからね。敵が多く、さぞ気が休まらなかったことでしょう。
△さぞ・・・。
現代犬訳してみる:その1眠い
21世紀の今、小型犬なら眠るところは室内で敵は皆無。掘るしぐさをするのはDNAに刻まれた本能といえるでしょう。犬編集長の場合、掘る条件は2つ。
・寝心地が良さそうな「やわらかめ」のものがあるとき
布団、毛布、敷布団、枕、ソファー、クッション等、そして眠い。
現代犬訳してみる:その2ストレス
ほぼ眠いときにやりますが、犬編集長は思い通りにならなかったとき、ストレスを感じたときもカリカリします。ただし「やわらかいもの」があるのが条件。ああ、怒りを布団にぶつけてるなあというのが分かります。
怒られたときや足を洗われたとき、おやつが貰えなかったときなど、ストレスは様々。
犬編集長はおやつが貰えなかったなどのわがままカリカリなのでいつも放っておきます。なかには、止めるまでずっとやり続けるワンコもいてビックリしたことがあります。好きか、ストレスか、どっちかなんですがそのワンコたちは明らかに「好き」ですね。
もしストレスなら飼い主はわかるとおもいます。ストレスの原因は一緒に居られる時間が少ないことやお散歩がおろそかになっていることなどがあげられます。ストレスなら止めさせたほうがいいと指摘する記事も散見されます。それでストレスが軽減できている、という考えかたもありますが。ムツゴロウさんなら、放っておきなさいというでしょうね。もちろん、病気や病的に映るなら話は別ですよ。
現代犬訳してみる:その3暑いから掘る?
特に真夏は、土を掘るとひんやりするからという説も一般的なようです。というのも犬は汗がほぼ出ません。体温調節は舌を出すパンティングがメインで暑さに弱いんです。とはいえ。
匂い付け?とかなら分かりますが、ひんやりするからという理由で掘るしぐさをする姿はこの4年一度も見たことがありません。暑すぎて穴を掘ってひんやりさせるような環境に置かせること自体がありえませんから。
現代犬訳してみた:その4ぼくを見て?
一般的には、飼い主にかまってもらうための演技の可能性があるといわれているようです。たしかに、犬編集長もテレビを見ながら動物が出てもいないのにウソ吠えしたり(テレビに動物が出てると吠える)、おやつをくれないと隣の部屋に家出して扉の隙間から覗いていたりしますが、気を引くためのウソ掘りはしません。
まいりました。
犬編集長のわんこころ
ワンコは人間に依存しなければ生きられず、飼い主とその家族の存在がすべてに勝ります。そんな愛犬がもしストレスを感じていて、穴を掘ることで発散しているとしたら・・・。
愛犬と紡ぐ日々は限られています。見つめ直す機会になるのではないでしょうか。
※個犬の意見であり、個犬差があります。
(日々つむ編集部)