学校教育9年以下(中卒があてはまる)の人は大人になっても頭を使わないのでボケやすいからもっと頭を使いなさい・・・そんな認知症にまつわる調査結果が報告されました。
「学校教育9年以下」を含め、認知症になる8つの危険要因をリスト化したのは国立長寿医療研究センターなどのチーム。
愛知秋田石川の3県で約3300人を3年から16年追跡。認知症のリスク要因を分析したそうです。
その結果がこちら。
認知症8つの危険要因
- アポE多型の遺伝子を持つ、家族に認知症の患者がいる
- 軽度認知機能低下(認知症の前段階)の人
- 脳卒中、糖尿病、心臓病の持病がある
- 学校教育を受けた年数が9年以下
- 難聴がある
- 身体活動が低下している
- 握力が男性26キロ未満、女性18キロ未満
- うつ傾向がある
中卒は2倍ボケやすい!?
脳卒中の経験がある人は、ない人に比べ、認知症のリスクが2・6倍高かった。糖尿病、心臓病の持病がある人は、それぞれリスクが1・7倍、1・5倍だった。体力や筋力の目安の握力が26キロ未満の男性、18キロ未満の女性も2・1倍だった。学校教育の年数が9年以下の人のリスクは、9年を超える人の2倍だった。また、うつ傾向がある人のリスクは、ない人の1・6倍。難聴の人は1・4倍だった。
(出典:ヨミドクター)
「学校教育を受けた年数が9年以下」以外はなんとなく想像できるんですよ。遺伝や病気、老化の一つだったりしますからね。
浮いてるんですよ「学校教育9年以下」だけ。
この言い方にしたのは戦前の教育を受けた人もいるからと思われるので今でいう「中卒」が多く含まれると考えていいでしょう。
これから該当するのは「中卒」がほとんどになってきます。
で、調査をまとめた名古屋学芸大学の下方浩史教授はこんな話をしています。
「予防には、普段から頭を使い、生活習慣病やうつを予防し、体力維持に努めることが重要だ」
(出典:ヨミドクター)
「普段から頭を使い、」ですって、中卒のみなさん。
学歴や体型も「アルツハイマー病」の危険因子9つ
AD(アルツハイマー型認知症)の発症リスクと強い相関(エビデンスグレードI及びIIA)のある13の危険因子のうち、世界的な保有率に関するデータがあったのは、頸動脈脈狭窄・肥満・2型糖尿病(アジア人のみ)・うつ病・低学歴・高血圧・ホモシステイン高値・脆弱性・現在の喫煙(アジア人のみ)という9因子だった。
(出典:ヘルスプレス)
(出典:フジテレビ『知られざる脳の真実!! 世界を変える奇跡の力~今夜解き明かされる人類のフシギ~』のスクリーンショット)
家族が認知症かも?そんなときはまず電話相談してみてはいかがでしょうか。
厚生労働省のHPにのっていた相談先になります。
○ 認知症の電話相談(社団法人認知症の人と家族の会)
電話受付(月曜日から金曜日 午前10時から午後3時)
0120-294-456
〔社団法人認知症の人と家族の会ホームページ〕
このほか、46か所の支部においても電話相談を行っています。
詳しくは認知症の人と家族の会ホームページをご覧下さい。
○ 介護支え合い電話相談(社会福祉法人浴風会)
電話受付(月曜日から金曜日 午前10時から午後3時)
0120-070-608
(日々つむ編集部)